更新日: 2020年6月30日
安い×楽しい!バランス最強、旅行費用を上手に節約するポイント
大好きな旅行にたくさん行きたいけれど、予算は限られている。かといって節約ばかりを優先してしまうと、旅の醍醐味である観光やグルメ、旅ならではの特別な体験があまりできずに、ちょっと残念な気持ちになってしまうかもしれません。
自分で旅行の手配をし、徹底的な事前リサーチをすることで、低価格なのに大満足できるコスパ旅を実現可能です。今回は、とっておきの旅行節約術をお伝えします!
※6月19日より県を跨ぐ移動が解除されました。コロナウイルス対策を十分に行い、旅を楽しみましょう。
貧乏旅?いいえ、目指せコスパ旅!
コストをカットしまくるのが貧乏旅。使うところと、節約するところのバランスを大事にするのがコスパ旅と定義します。限られた予算内で、最大限楽しむためのコツを伝授します。
コスパ旅のコツその1
旅のお金は主に「交通費・宿泊費・食費・アクティビティ費」で構成されているので、自分が何を重視するかによって費用を分類します。
<ホテルステイを楽しみたい方向けのコスパ旅>
抑えたい:交通費
制限しない:宿泊費(食費込み)
<旅先で美味しいものをお腹いっぱい食べたい方向けのコスパ旅>
抑えたい:交通費・宿泊費
制限しない:食費
<現地で過ごす時間を楽しみたい方向けのコスパ旅>
抑えたい:交通費・宿泊費
できたら抑えたい:食費
制限しない:アクティビティ費
コスパ旅のコツその2
順番としては、抑えたい費用から先に候補を絞り込みます。
例えば、現地でアクティビティを楽しみたい方は、まず交通手段と宿のあたりをリサーチします。
次に食事処をピックアップして、最後に残った費用と相談しながら体験プログラムを選定し確定させてゆきましょう。
交通費の節約ポイント
交通費を抑えようとするとまず頭に浮かぶのが、夜行バスやLCCの利用。
もちろん正解なのですが、ちょっとしたポイントを押さえることで移動手段はもっとお得になるのです。
夜行バスをさらに安く利用する!
夜行バスは曜日や時期によって価格が変動する乗り物です。安く利用するコツは混雑しないタイミングで利用すること。
例えば旅先を3日間楽しみたい場合、月曜日と木曜日に夜行バスを利用すると交通費がかなり安くなります。
ただし、祝日付近や学生の休暇期間と重なる繁忙期には値段も高騰し、土日祝前日だけではなく平日でも金額が高く設定されることでしょう。
東京〜大阪間の夜行バスを例に見てみると
6月:月〜木曜日2,000円代・金〜日曜日3,000円代
8月:日〜木曜日5,000円代・金曜日6,000円代
閑散期の平日を選ぶと、かなり費用を抑えられます。ぜひ覚えておいてくださいね!
LCCをさらに安く利用する!
LCCも夜行バス同様、繁忙期を除く月〜木曜日に価格が下がる傾向があります。加えて、それ以上に安くなるのが、LCC各社が独自に行うセールです。
LCC各社は不定期でセールを開催しており、破格で航空券が販売されます。
過去には大阪から台湾行きの便が3,000円以下、成田から札幌行きの便が2,000円以下で販売されたこともありました。夜行バスよりも安い金額にびっくりですね!
すぐに売り切れてしまうことが多いので、各社公式SNSのフォローやメルマガ登録をしておくと情報をいち早く入手できます。
また、セールでの購入は時間との勝負なので、事前にサイトの会員登録をすませておきましょう。
また、LCCは何かと手数料が発生しがちなため手数料カットも重要なポイントです。
預け入れ荷物は基本的に有料なので、各社サイトで手荷物持ち込み条件を確認し、なるべく預け入れ荷物がなくて済むようにコンパクトにパッキングしましょう。
荷物を減らすためのポイントは、化粧水やメイク落としなどのスキンケアアイテムは試供品を持参。搭乗日には一番かさばる服を身にまとい、スーツケースのスペースを有効活用しています。
また、バッグの重量制限が心配な場合はカメラを首からかける、レンズやバッテリーなど重い物をコートのポケットに入れるといった方法もあります。
なお預け入れ荷物がある場合、搭乗のタイミングで申し込むと割高なので、チケット購入時に申し込むのを忘れずに。
お土産などで帰りに荷物が増えることが予想される場合は、帰りだけ預け入れ荷物を申し込むのもおすすめです。
宿泊費の節約ポイント
まず自分の中で重要な条件をリストアップします。
例えば個室・Wi-Fi有無・最寄り駅から徒歩15分以内・シャンプー等アメニティ、寝巻きの有無など。その条件をもとに、複数の宿泊比較サイトで検索を行います。
ホテルはサイトによって金額が異なる場合が多く、サイトAではタイムセールで3,000円、サイトBでは4,000円、自社サイト経由だと3,500円などかなり金額に開きがあります。
ホテルの自社サイトが最安ではない可能性もあるので、複数のサイトをチェックするのが重要なポイントです。
宿泊費をとにかく抑えたい場合、ゲストハウスのドミトリーや民泊などを利用する手段もありますが、アメニティーやタオル、寝巻きの用意がない場合や別料金が必要な場合があるので注意が必要です。
特にLCCを使用した旅ではアメニティやタオル、寝巻きを持参するとどうしても荷物がかさばり、預け入れ荷物の追加料金を支払うことにもなりかねません。その点も踏まえた宿選びが重要です。
交通費+宿泊費で考える場合
運転が苦にならない方は、春・秋の車旅もおすすめ。
家族や友人で運転を交代しながら現地入りし、日帰り温泉を利用。道の駅などで車中泊をすれば、交通費と宿泊費をかなり抑えられます。
車旅のいいところは、荷物をたくさん積めること。写真好きな方のカメラ機材や女子旅で使いたい撮影アイテムの持ち運びも楽な上に、お土産も買い放題です。
意外かもしれませんが、お酒好きな方にも車旅がおすすめ。お酒は液体のためかなり重く、また瓶は割れてしまう可能性がありますよね。
LCCでは重量制限が気になり、夜行バスではトランクルームに荷物を預けると瓶が割れてしまう可能性があります。
それに比べて、車旅の場合はリスクを下げることができます。
夕食でのお酒は我慢し、車中泊の場所に到着後、みんなでお酒をいただけば、宅飲み同様お店で飲むよりリーズナブル。ご当地限定スナックをおつまみにするなど、徹底的に現地を楽しんで!
食費の節約ポイント
例えば広島県に旅行する場合、定番のご当地グルメ・広島風お好み焼きやあなご飯を食べたくなりませんか?
そこで重要なのがお店選びです。観光客向けのお店もいいのですが、お値段がちょっぴり高い場合も……。
「広島 お好み焼き 地元人気」などのキーワードでのネット検索、旅先の都道府県に知り合いが住んでいる場合は、地元の人がよく行くお店を紹介してもらうとコスパの良いお店を発見できます。
今なら「Go to キャンペーン」を利用した割引も!
期間限定の節約方法にはなりますが、2020年8月上旬から実施予定の「Go toキャンペーン」を利用する手もあります。
新型コロナウィルス収束後、それまで冷え込んでいた観光消費を拡大するために、政府主導で「Go Toキャンペーン」が実施されることとなりました。
これには「Go to Travel」「Go to Eat」「Go to Event」「Go to商店街」の4種類がありますが、観光に直結しているのは「Go to Travelキャンペーン」です。
日帰り旅行は最大で1万円、宿泊を伴う旅行なら1泊につき最大2万円相当の国の補助が適用されます。
実施は8月上旬から半年間の予定なので、各旅行会社から「Go to Travelキャンペーン」適用プランが販売されるのを待って、宿泊プランやパッケージツアーのプランを安く購入する手も考えられます。
「Go to Travelキャンペーン」の支援額や、申し込み方法などの詳細は下記の記事も参考にしてみてください。
コスパ重視でもっと気軽に旅に出よう!
費用の抑え方がわかれば、予算をめいっぱい使った充実旅が実現できますよね。
最後にスタッフが実際に行った、コスパ旅の内訳をご紹介。
<青森県3泊4日、温泉と芸術を楽しむ女子2人旅>
- 往復夜行バス:約1万円
- 温泉付きホテル1泊(2泊は車中泊):約1万円
- レンタカー・美術館代:約1万円
- 食費:約5,000円
- 合計:約3万5,000円
【旅のポイント】
往復夜行バスの運賃を定期的にチェック!運賃相場を理解した上、納得の価格で予約。
ホテルは少し奮発して、疲れを取るために温泉付きの宿。レンタカーも比較サイトを利用し、安い会社で。お酒を道の駅で購入することで、地元のお酒をリーズナブルに楽しみました。
<韓国チェジュ島4泊5日、映えを追求するひとり旅>
- LCC往復:約1万円
- 格安ホテル4泊:約1万円
- 食費・島内バス代・アクティビティ費(フェリー・レンタサイクル・おしゃれなカフェ):約3万5,000円
- 合計:約5万5,000円
【旅のポイント】
LCCのタイムセールで購入。預け入れ荷物料金も込みで1万円と格安。
交通の要となるバスターミナルから徒歩5分のホテルを予約。少し古いホテルでしたが、朝食付きだったので満足!韓国はタクシーが安いのでついつい使いたくなりますが、ぐっとこらえてバスを利用。現金払いより交通カードの方がお得なので、現地到着後に購入しました。
このように、サイトの比較や時間をかけて旅のコースを考えるなど、様々な工夫をすることが重要です。
準備に時間はかかりますが、その分支出を抑えた思い出に残る旅が実現できますよ。
ぜひ、コスパ重視の旅に出かけてみてくださいね!
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