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悩んだが今年は帰省しないことに。代わりにできることは?
悩んだ末に今年は帰省しないことに決めた方は、代わりにできることをしましょう。
実家の家族と久しぶりに会うことも目的のひとつですが、本来お盆というものは、祖先の供養をする大事な期間です。
特に初盆の供養がある方は、通常なら帰省して出席したいところですが、それも断念する場合、おそなえや香典を送ることで供養の気持ちを伝えることができます。
初盆と通常の盆との違い
初盆とは故人が亡くなって四十九日以降、初めて迎える盆のことを指します。通常のお盆もこの世に帰って来るご先祖を迎える大切な行事ですが、初盆は特に念入りな供養が行われます。
初盆は親類縁者を広く招いて行われるのが通例ですから、通常であればぜひ出席したいところですが、今年は家族のみで行う、会食を自粛するなどの対応が出てきています。
初盆であっても、実家を離れている場合は、帰省しない決断も必要になります。
おそなえを送ろう
帰省しない時は、お盆のためのお供え物を送りましょう。実家で初盆の法要がある場合は、盆提灯や食べ物など、どんなものがよいか家族に聞いてみましょう。
一般的には故人やご先祖が好きだったお菓子やお酒を供えることが多く、最近では香りの良い高級なお線香も人気です。肉や魚など殺生を伴うものは控えた方がよいとされています。
お盆の前日までに届けばよいですが、前日では準備に忙しい家族の負担になりますから、5日前の8月8日までに届くように手配するとよいでしょう。
香典を郵送する場合は、お金を不祝儀袋に入れ、手紙を添えて、現金書留封筒で送りましょう。
祖父母の供養であれば5000~1万円、親・兄弟は1万~3万円、それ以外の親族は5000円程度が相場です。
法要がない場合は、いつもの帰省のおみやげよりちょっと奮発して、両親や祖父母の喜ぶものを送ってあげたいですね。
オンライン帰省で元気な顔を見せよう
Zoom、Skypeなど便利な無料オンライン会議ツールや、LINEなどのビデオ通話もたくさんあるので、オンラインを活用して、おじいさんやおばあさんに元気な顔を見せましょう。お子さんの成長した姿も見てもらいたいですね。
ただ、高齢者の方はインターネットなどの機器に慣れていない場合もあります。
そんなときは手紙と自分たち家族の写真を、おそなえ物と一緒に送るなどして、気持ちを伝えましょう。
お盆は家族を想う日に
今年は帰省をあきらめるという選択をされた方も、感染症対策という特別な理由で断念したわけですから、故郷の家族も、故人やご先祖も理解してくれるはずです。
帰省する方は十分な準備期間を取って感染症対策をし、細心の注意を払って移動しましょう。
おそなえものを送るのはもちろんですが、いつもは言えない両親への感謝の気持ちを、手紙にして送るのもひとつの手です。
帰省する方も、しない方も、自分なりに心をこめてご先祖や家族を想う気持ちを届けましょう!
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