更新日: 2024年7月27日
京都旅行の費用をスタイルや予算別で徹底解説 節約ポイントもご紹介!
国内外の旅行者から人気の京都。世界遺産の寺社仏閣や歴史情緒溢れる街並み、長きにわたり受け継がれてきた伝統文化など、京都でしか味わえない体験ができるのが大きな魅力です。
今回は「東京発の1泊2日」を基準として、京都旅行の費用を旅行スタイル別に徹底解説。
旅費を少しでも抑えるための節約方法もご紹介します!
目次
京都旅行の予算をまずは動画でご紹介
京都旅行の予算内訳
京都旅行の費用は家族旅行や一人旅、極力費用を抑えたい節約旅や京都の魅力を余すことなく楽しみたい豪華な旅など、スタイル別・予算別で大きく変わります。まずは京都旅行に必要な、大人一人あたりの1泊2日の費用概算と、項目別費用を見ていきましょう。
1泊2日の京都旅行にかかる大人一人当たりの基本予算:4万円~14万5,000円程度
下に説明する各費用の下限~上限の金額を合計した額が、1泊2日の京都旅行にかかる大人一人当たりの基本費用4万円~14万5,000円程度になります。
往復交通費:3万円〜4万円
交通費は大きく分けて2つ、自宅から京都への交通費と、現地での移動費に分かれます。前者は多くの人が新幹線を利用すると思いますが、後者はどの移動手段を使うかによって変わります。
東京駅から京都駅までの新幹線(のぞみ)、指定席の片道料金は13,970円です。
宿泊費(1泊):3,000円〜7万円
京都旅行で金額の差が大きく開くのが、宿泊施設のランクによって変動のある宿泊費でしょう。1泊3,000円ほどのゲストハウスから、1泊10万円以上する高級旅館まであります。
食費:4,000円〜1万5,000円
食費も何を食べたいかで大きく変わるところ。観光地で食べるならランチでも1,000円〜2,000円はかかります。おばんざいランチなら1,000円〜2,000円程度、本格的な懐石料理ならお昼は5,000円前後、夜は1万円程度みておきましょう。
観光費:2,000円〜1万5,000円
京都旅行の主な観光費はお寺や神社の拝観料。1スポットにつき300円〜1,000円ほどが目安です。おみくじやお守りを購入するとその分の料金が加わります。
京都らしい観光を楽しみたいなら、着物レンタルや人力車もおすすめ。着物レンタルは約3,000円〜、人力車は30分コースで1人5,000円程度です。
お土産代:1,000円〜5,000円
京都のお土産といえば生八ツ橋や千枚漬けが有名です。どちらも1つ約500円〜1,000円ほど。他には抹茶を使用したお菓子も種類が豊富で人気があります。
次からは具体的にスタイル別での旅行費用を解説していきます。
王道の京都観光を楽しむ1泊2日の家族旅行【予算:16万円〜17万5,000円程度】
まずご紹介するのは家族旅行。あまり贅沢はできないけれど、子どもがいるし必要なところではお金をかけたい。そんな家族4人(大人2人、小学生の子ども2人)の場合を考えてみましょう。
東京からの往復の移動は新幹線「のぞみ」の指定席に乗車し、ホテルは中級クラスに宿泊。現地での移動は、1日目は自分たちで1〜2スポット巡り、2日目は貸切観光タクシーを利用しての市内巡り。定番の清水寺や金閣を観光し、ランチはおばんざいの定食、お土産も少し買うというプランを想定しています。
1泊2日の家族旅行【予算16万円〜17万5,000円程度】の内訳
<交通費(4人分)>
新幹線料金:約8万5,000円(往復)
貸切観光タクシー料金:2万円〜2万5,000円(半日)
その他現地交通費:約3,000円
<宿泊費(4名1室・1泊・4人分)>
1泊朝食付き:2万5,000円〜3万円
<食費(4人分)>
昼食:4,000円〜5,000円×2回
夕食:6,000円〜8,000円
<観光費(4人分)>
8,000円〜1万円
<お土産代(4人分)>
3,000円〜4,000円
京都で贅沢したい1泊2日のカップル旅行【予算:13万円〜15万円程度】
続いては夫婦やカップルでの旅行です。記念日の夫婦旅行だから奮発したい。たまにしかない遠出だから贅沢なカップル旅行を楽しみたい。そんな2人の京都旅行を考えてみましょう。
東京からの往復の移動は新幹線「のぞみ」の指定席に乗車し、宿泊場所は高級旅館。観光は移動が楽で効率よく名所を周れる京都駅発の定期観光バスを2日とも利用し、1日は嵐山、もう1日は王道の清水寺や金閣を周るコース。
ランチは高級料亭で懐石料理を堪能し、お土産も我慢しないというプランを想定しています。
1泊2日のカップル旅行【予算13万円〜15万円程度】の内訳
<交通費(2人分)>
新幹線料金:約5万7,000円(往復)
定期観光バス料金:1万5,000円〜2万円(半日×2回分)
その他現地交通費:約2,000円
<宿泊費(2名1室・1泊・2人分)>
1泊2食付き:4万円〜5万円
<食費(2人分)>
昼食:4,000円〜6,000円×2回
<観光費(2人分)>
5,000円〜6,000円
<お土産代(2人分)>
4,000円〜5,000円
節約志向の京都一人旅行【予算:4万円〜4万5,000円程度】
最後は節約派の一人旅。学生時代に一人旅の経験はあるが、社会人になったいま、夜行バスで往復するのはちょっと辛い。極力費用は抑えながらも、しっかり観光は楽しみたい。そんな人向けの旅行プランを考えてみましょう。
東京からの往復の移動は新幹線「のぞみ」の自由席に乗車し、宿泊場所はゲストハウス。現地移動は公共交通機関を利用し、「地下鉄・バス二日券」を駆使しながら伏見稲荷大社や平安神宮にも訪れ、1日に3〜4スポットを巡る。
食事はおばんざいランチやにしんそばで軽く済ませ、食費とお土産代は最小限というプランを想定しています。
節約志向の1人旅【予算4万円〜4万5,000円程度】の内訳
<交通費>
新幹線料金:約2万7,000円(往復)
現地交通費:約2,000円
<宿泊費>
1泊朝食付き:3,000円〜5,000円
<食費>
昼食:1,000円〜1,500円×2回
夕食:1,500円〜2,000円
<観光費>
2,000円〜3,000円
<お土産代>
1,000円〜1,500円
京都旅行は1泊2日じゃ物足りない!そんなときの予算は
見どころの多い京都旅行、1泊2日で周れるのはせいぜい京都市内中心部なので、それだけでは物足りないと感じる人も多いのではないでしょうか。
時間に余裕があれば2泊、3泊と滞在を延ばしたいところです。延泊する場合に必要な予算は、宿泊費と食費が単純に泊数分かかり、現地での移動費と観光費は何をするかで変わります。
目安として、1泊追加するごとに大人1人あたり約2万円〜2万5,000円を見ておくとよいでしょう。
2泊以上滞在する場合、郊外にある「貴船神社」や「三千院」、十円玉の表面に描かれている「平等院鳳凰堂」などに行くのも良いですが、少し足を延ばして日本海に出てみるのもおすすめです。日本三景で有名な「天橋立」や、船の収納庫と住居が一体化した珍しい建物が見られる「伊根の舟屋」があります。
京都駅から「天橋立」へは電車やバスで行くこともできますが、2人以上いれば断然レンタカーがお得。京都駅周辺で1日5,000円程度から普通車をレンタルでき、高速道路料金や駐車場代を合わせても合計で1万3,000円〜2万円ほどです。
京都旅行の予算を抑える節約ポイント
京都旅行の費用を少しでも安くしたい!ここではそんなあなたのための節約方法をご紹介します。
①ハイシーズンを避ける
先に述べたように、京都旅行でもっとも金額の差が大きくなるのが宿泊費。旅行時期によって価格の変動が大きくなるのもまた宿泊費です。
一般的に休む人が多くなるゴールデンウィークやお盆、年末年始はホテル料金が値上がりします。同様に春の行楽シーズンや紅葉の時期も人気があるので、ハイシーズン価格になることが多いです。
逆に狙い目なのが6月〜7月の梅雨の時期や、年末年始を除いた12月から2月の冬の時期。この期間は観光客が比較的少なくなるので、宿泊費を抑えながら混雑も避けつつ観光できます。
②パッケージツアーを利用する
東京から京都の往復は新幹線、泊まるホテルもそれほどこだわりはない、そんな人におすすめなのが往復の新幹線とホテルがセットになったパッケージツアーです。
各旅行会社が販売しており、ホテルと新幹線を別々に予約するよりも安く手配することができます。プランや出発日にもよりますが、1人5,000円以上安くなることも多いです。
③「Go to キャンペーン」を利用する!
新型コロナウィルス収束後、それまで冷え込んでいた観光消費を拡大するために政府が行う支援が「Go Toキャンペーン」です。
これには「Travel」「Eat」「Event」「商店街」の4種類がありますが、観光に直結しているのは「Travel」。
日帰り旅行は最大で1万円、宿泊を伴う旅行なら最大2万円相当の国の補助が適用されます。実施は8月上旬から半年間の予定なので、それ以降に旅行を予定されている方は、検討してみてはいかがでしょうか。
支援額や、キャンペーンの申し込み方法などは下記の記事でも紹介しています。
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