更新日: 2024年7月26日
青森の秘湯 ・ 酸ヶ湯でキャンプ! 絶景尽くしの避暑旅
これから夏本番。暑くて外出する気にならず、家にこもっている方も多いのではないでしょうか?
しかし、出かける場所を選べば夏でも快適に過ごせ、むしろ夏ならではの楽しみを満喫できる旅行先がたくさんあります!
今回取り上げたいのは、青森の南部にある 八甲田山 (はっこうださん) の周辺です。秘湯、酸ヶ湯 (すかゆ) 温泉の近くでキャンプを楽しみつつ、雄大な自然に触れ合う1泊2日の旅をご紹介します。
「今年はキャンプを始めてみようかな」 という方も必見です!
目次
- 真夏でも涼しい! 青森 「八甲田山」 山麓エリア
- 飛行機 ・ 新幹線で青森へ! レンタカーを借りて避暑旅スタート
- まずは青森グルメに舌鼓! 青森名物 「味噌カレー牛乳ラーメン」 がオススメ
- 八甲田ロープウェイまで爽快ドライブ! 絶景の萱野高原
- ロープウェイでアクセス! 冷涼で美しい八甲田山ハイキングを楽しもう
- 秘湯温泉に隣接 「酸ヶ湯キャンプ場」 はキャンプ入門に最適!
- 少し入ればポッカポカ! 「酸ヶ湯温泉」のヒバ千人風呂に浸かろう
- キャンプ場からすぐ! 早朝に訪れたい「城ヶ倉大橋」
- 景色変化が最高! 百名道・八甲田十和田ゴールドラインを走り抜けよう
- 奥入瀬渓流は天然クーラー! ハイキング後は 「奥入瀬こけソフト」 を
- 夏だからこそ行きたい! 青森県 「八甲田山」 アウトドア旅
真夏でも涼しい! 青森 「八甲田山」 山麓エリア
日本で二番目に北に位置する青森県は、真夏でも平均気温が30 ℃ を下回り、本州の他のエリアからは考えられないほど冷涼な地域。
都市部にありがちな高温多湿な気候とは完全に無縁で、快適な夏を過ごすことができます。
青森の中でもさらに快適なのが、八甲田山の山麓エリア。
真夏は大変暑くなる日本でも、標高を100m 上げれば0.6 ℃ 気温が下がると言われており、八甲田山麓となれば、真夏でも20 ℃ 中盤の気温になるのです。
まさにエアコンが効いているような気温ですね !
飛行機 ・ 新幹線で青森へ! レンタカーを借りて避暑旅スタート
青森は本州の最北端ということもあり、アクセスにかなり時間がかかるというイメージがありますが、関東方面からは直行の新幹線があり、最速3時間で到着。
名古屋・大阪伊丹・東京羽田・神戸など主要都市から青森空港までは、飛行機で1時間15分~1時間40分と、午前中には青森へ到着することが可能なのです。
青森空港に乗り入れている国内の航空会社は以下の通りです。
・東京 (羽田) → 青森 :JAL
・札幌 (新千歳) → 青森:JAL・ANA
・大阪 (伊丹) → 青森:JAL・ANA
・名古屋 (小牧) → 青森:FDA
・神戸 → 青森:FDA
※6月中旬まで、もしくは6月末まで運休の便が多数あります。それ以降の便については各航空会社のHPをご確認ください。
青森に到着後はレンタカーを借りましょう。
バスなどで旅することも可能ですが、今回は融通の良さを考慮して、車で巡るプランをご紹介します。飛行機で訪れる場合は、空港で借りるとスムーズですね。
まずは青森グルメに舌鼓! 青森名物 「味噌カレー牛乳ラーメン」 がオススメ
青森に到着したら早速八甲田山入りしたいところですが、その前に腹ごしらえといきましょう!
青森は海の幸はもちろん、ご当地グルメも豊富。青森市街には名物が集中しています。
中でも斬新なB級グルメが 「味噌カレー牛乳ラーメン」 。
味噌ラーメンのスープに 「カレー粉」 と 「牛乳」 を混ぜてしまうという……! 名前からして 「一回食べたらもういいや」と変わりダネラーメンに見られがちですが、これがまた、中毒性の高いラーメンなのです。
味噌カレー牛乳ラーメン元祖は 「味の札幌 大西」。
「カレーだけど味噌、味噌だけどカレー。あぁ、牛乳のまろやかさが堪らない~!」 と味のせめぎ合いがおもしろく、新感覚が味わえる一杯なのです。ここでしか味わえないご当地ラーメンをお見逃しなく!
味の札幌 大西
- 住所
- 青森県青森市古川1丁目15-6大西クリエイトビル 1階
- 交通
- JR青森駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~18:00(L.O.)
- 休業日
- 火曜(9月上旬休、年末年始休)
- 料金
- 味噌ラーメン=780円/味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)=880円/
八甲田ロープウェイまで爽快ドライブ! 絶景の萱野高原
青森グルメを堪能したら、本日の目的地である八甲田山方面へ向かいます。
青森と十和田をつなぐ国道103号線は、別名 「八甲田・十和田ゴールドライン」 と呼ばれる青森屈指の絶景山岳ロード。1時間ほど、ストレスフリーで爽快なドライブを楽しみましょう。
しばらくは樹林帯の道が続き、景色はあまり良くないものの、途中にある萱野 (かやの) 高原 (標高540m) に到着すれば一気に視界が開け、八甲田山のどっしりとした山容が目の前に現れます。
ロープウェイでアクセス! 冷涼で美しい八甲田山ハイキングを楽しもう
車で1時間ほど走れば、八甲田ロープウェイ山麓駅へ到着。
ここから標高約1,300m 地点まで上がります。途中、アオモリトドマツの美しい樹林帯や、青森のもう一つの名峰、岩木山 の素晴らしい眺望が広がります。
ロープウェイを降りたらそこはまさに別世界。真夏でも気温は20 ℃ 前半ととても涼しく、目の前には鮮やかな樹林帯と湿原が広がります。
八甲田山山頂まで目指すと本格的な登山となりますが、実はロープウェイ山頂公園駅から、およそ2 km の遊歩道が整備されており、初心者でもハイキングを楽しみながら頂上を目指すことができるのです。
咲き乱れる高山植物、気持ちよく美しい樹林ハイキング、どこか神秘的な湿原歩き。
八甲田山でしか味わえない時間を楽しみましょう。
八甲田ロープウェー
- 住所
- 青森県青森市荒川寒水沢1-12
- 交通
- JR青森駅からJRバス十和田湖行きで1時間20分、八甲田ロープウェー駅前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:20(上り)、11月中旬~翌2月は~15:40(上り)
- 休業日
- 無休(11月中旬は点検期間休)
- 料金
- 往復=大人2000円、小人700円/片道=大人1250円、小人450円/(障がい者手帳持参で往復950円)
秘湯温泉に隣接 「酸ヶ湯キャンプ場」 はキャンプ入門に最適!
八甲田山から下山したら1日目の最終目的地である 「酸ヶ湯キャンプ場」 へ向かいます。
青森県屈指の名湯として知られる酸ヶ湯温泉の隣にキャンプ場があり、リーズナブルかつ快適に宿泊することができるのです。
利用料は一張り500円 (大人1名料金) で、テントをレンタルした場合でもレンタル料とあわせて一張り2,500円とかなりリーズナブルです。寝袋や毛布なども安価に貸し出しており、装備を持っていない人に優しい点も高ポイントですね。
このキャンプ場は標高900 m ほどの高さにあるため、気温は7月 ~ 9月の真夏でも20 ℃ 中盤とかなり冷涼。寝苦しさなどとは無縁の場所で、開放的な気分で熟睡できること間違いありません!
料金・サービス・立地の三拍子が揃ったこのキャンプ場。
「キャンプに興味はあるけどなかなか踏み出せない」 というあなたに、ぜひお勧めしたいイチオシの場所です。
酸ヶ湯キャンプ場
- 住所
- 青森県青森市荒川南荒川山地内
- 交通
- 青森自動車道青森中央ICから国道7号・103号で八甲田方面へ。酸ヶ湯温泉を目標に進み現地へ。青森中央ICから25km
- 営業期間
- 6月上旬~10月下旬(降雪状況により異なる)
- 営業時間
- イン12:00、アウト11:00
- 休業日
- 期間中荒天時
- 料金
- 基本料金=大人(中学生以上)500円、小学生300円(日帰りは大人300円、小学生200円)/サイト使用料=オートサイト1区画2000円、固定サイト1区画1000円、フリーサイト1張り(タープ含む)500円/
少し入ればポッカポカ! 「酸ヶ湯温泉」のヒバ千人風呂に浸かろう
キャンプ場に隣接する 酸ヶ湯温泉 は 「ヒバ千人風呂」 と言われる大浴場。
青森県産のヒバをふんだんに使用した約160畳もの空間が広がっています。
この温泉は混浴なのですが、女性用に水着が販売されているほか、8時 ~ 9時、20時 ~ 21時には女性限定の時間が設けられています。
酸ヶ湯温泉のお湯は強い酸性のため、少し浸かるだけで体の芯からぽかぽかに。涼しい気候の八甲田山麓に、熱々の名湯! 真夏という季節に、これほどの贅沢は他にないのではないでしょうか。
風呂上がりのキンキンに冷えたビールも最高ですよ!
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