更新日: 2020年6月1日
都内から1時間で南国へ!八丈島で1泊2日の絶景と美食をめぐる旅
東京都の沖合約287kmの場所に位置し、伊豆諸島に属する島の一つ八丈島。「東洋のハワイ」と呼ばれることもあり、東京都でありながら南国気分を味わえます。
八丈島の大きな魅力の一つはアクセスの良さ。羽田空港からは約55分で到着。関東圏在住の方にとっては、船だけしか交通手段がない他の島や、時間がかかる沖縄よりも気軽に行くことができ、忙しい社会人にとっては絶好の旅先です。
今回はそんな八丈島を存分に満喫できる、1泊2日のモデルコースをご紹介します。
目次
- 八丈島とはどんな島?
- 1日目12:00 羽田空港からいざ八丈島へ!
- 14:30 八丈植物公園で南国の雰囲気を感じる
- 16:30 眺望自慢の八丈ビューホテルにチェックイン
- 17:30 南原千畳岩海岸で太平洋に沈む夕日を鑑賞
- 19:00 島の食材をふんだんに使った夕食に舌鼓
- 2日目 10:00 ふれあい牧場で牛を観察
- 11:00 登龍(のぼりょう)峠展望台で島全体を見渡す
- 12:00 銀八で島の名物「島寿司」をいただく
- 13:00 大坂トンネル展望台からの絶景を楽しむ
- 13:30 自然あふれる「裏見ヶ滝」を散策
- 14:30 みはらしの湯で絶景を眺めながら心身を癒す
- 15:30 「空間舎」でスイーツを補給
- 17:30 飛行機に乗り遅れないように空港へ
- 手軽に絶景と美食を味わうなら八丈島へ!
八丈島とはどんな島?
八丈島は富士箱根伊豆国立公園に指定されている火山島で、島の東側にある三原山と西側にある八丈富士の、2つの火山が接合してできた島です。島の形は2つの山の接合部がくぼみになっている「ひょうたん型」をしています。
面積は山手線の内側とほぼ同じで、島の外周を1周するのに車で1時間20分ほど。2つの山に挟まれた低地が島の中心街になっており、空港をはじめ行政機関などの主要施設が集中しています。住民の多くはこの地域に住んでおり、島内全体では約7,000人の人が暮らしています。
八丈島には綺麗な海や温泉、島ならではの美食など、たくさんの見どころがありますが、中でも一番の見どころはたくさんある絶景スポット。
筆者は八丈島のホテルで3ヶ月間働いていたことがあるのですが、休みの日には決まってカメラを持って出かけたものです。
特に、太平洋に沈んでいく夕日の美しさは格別!いくつかの夕日スポットを何度も訪れては、ひたすらシャッターを切り続けていたのを思い出します。
1日目12:00 羽田空港からいざ八丈島へ!
羽田空港から八丈島空港へはANAが1日3便運行しています。お昼の第2便に乗って八丈島へ。伊豆諸島の島々を眼下に眺めながら飛ぶこと、約55分で到着です。
到着したらまずはレンタカーを借りましょう。八丈島には公共交通機関がほとんどないので、島内の移動には車が必須。レンタカー会社が数社あり、事前に予約しておくと空港まで迎えにきてもらえるので便利です。
普通乗用車のレンタルで1日あたり6,000円〜8,000円(税込)ほど。一部ハイシーズン料金が適用されることもあります。
14:30 八丈植物公園で南国の雰囲気を感じる
最初に向かうのは空港から車で3分ほどの場所にある「八丈植物公園」。広大な敷地の中にヤシの木やガジュマルの木など、約100種類の熱帯・亜熱帯植物が植えられています。季節にやってさまざまな鳥や昆虫を観察することもでき、観光客だけでなく地元の人たちにも人気のスポットです。
園内で飼育されている「キョン」
園内では中国原産の小型の鹿、「キョン」が飼育されています。「八丈島のキョン!」というフレーズに聞き覚えのある人もいるかもしれません。その愛くるしい見た目から、島の人気者になっています。
都立八丈植物公園
- 住所
- 東京都八丈町大賀郷2843
- 交通
- 八丈島空港から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 入園自由(ビジターセンターは9:00~16:45<閉館>)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 情報なし
16:30 眺望自慢の八丈ビューホテルにチェックイン
八丈島にはリゾートホテルから民宿まで、70軒ほどの宿泊施設があります。その中で今回紹介するのは「八丈ビューホテル」。八丈植物公園からは車で3分ほどの距離にあります。八丈島のシンボル、八丈富士の麓に位置し、全室オーシャンビューのホテルです。
八丈ビューホテル
- 住所
- 東京都八丈町大賀郷4422-1
- 交通
- 八丈島空港からタクシーで5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- イン15:00、アウト10:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 1泊2食付=9720円~/1泊朝食付=5400円~/1泊朝食付(別館)=12960円~/
17:30 南原千畳岩海岸で太平洋に沈む夕日を鑑賞
ホテルに荷物を置いて身軽になったら、ぜひ夕日を見に行きましょう。
八丈島にはいくつもの夕日スポットがありますが、アクセスが良く、おすすめなのは「南原千畳岩(なんばらせんじょういわ)海岸」。八丈富士の噴火によってできた黒い岩が広がる海岸です。刻一刻と移り変わり、大海原に消えていく太陽が織りなす美しい景色を心ゆくまで堪能してください。
19:00 島の食材をふんだんに使った夕食に舌鼓
ホテルに戻ったらお待ちかねの夕食です。
八丈ビューホテルの食事は、八丈島の食材を豊富に使ったメニューが魅力。海藻を寒天状に固めた島の郷土料理「ぶど」や、名産であるアシタバを練りこんだ「明日葉そうめん」などが味わえます。
離島の食事といえば、もう一つ楽しみなのが新鮮な魚介類。その日に島で水揚げされた、旬の魚を刺身で味わうことができます。
2日目 10:00 ふれあい牧場で牛を観察
ホテルをチェックアウトして最初に向かうのは、八丈富士の中腹にある「八丈富士ふれあい牧場」。
見渡す限りの牧草地に、たくさんの牛たちが悠々と放牧されています。ここの見どころは牛を近くで観察できるだけではなく、展望台から島全体を一望できること。正面には三原山と空港の滑走路、左右には一面に広がる太平洋と、180度の絶景を楽しむことができます。
■八丈富士ふれあい牧場
住所: 東京都八丈町大賀郷5627-1
電話番号: 04996-2-1125(八丈町産業観光課産業係)
営業時間: 9:30〜16:00(休憩舎) 年中無休
アクセス: 八丈島空港から車で約15分
料金: 入場無料
伊豆・箱根の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!