更新日: 2024年7月26日
大都会東京から3時間! 星空と大自然に触れる神津島1泊2日の旅
なかなか外出や旅行ができない今、お出かけ好きの方は妄想で旅行をしたり、次の旅プランを練ったりしている人も多いのではないでしょうか? 今回は巣ごもり生活から開放されたらぜひ訪れて欲しい、とっておきの「島旅」をご紹介します。
島旅と言っても、行き先はなんと東京都。「大都会」「高層ビル」「人が多くて忙しない街」。そんな東京のイメージを覆すアイランドトリップに出かけましょう!
※取扱商品および施設の営業状況などは時期によって変わることがあります。随時公式ページをご確認ください。
神々が集ったと言われる「神津島」
伊豆諸島にある神津島(こうづしま)は、東京から最短約3時間で訪れることのできる東京都に属する島。伊豆諸島の他の島々より観光客が比較的少なく、「東京都」のイメージとはかけ離れた雄大な大自然が楽しめ、目まぐるしい日々からリフレッシュするのに最適な場所です。
神津島までの移動は、東京の竹芝客船ターミナルから東海汽船の高速ジェット船か大型客船(フェリー)に乗り込んで。高速ジェット船であれば竹芝からは最短3時間5分で片道9,950円、大型客船(夜行)なら最短9時間55分で約6,460円です。
高速ジェット船であれば朝出発の船に乗ればお昼頃に、夜発の船に乗れば朝のうちに神津島に着くことができます。帰りの便も午後出発の便があるので、1泊2日でも楽しめるのは便利で嬉しいですね。
夜出発・朝到着の大型客船に乗り込んで
大型客船だと時間はかかりますが、交通費の節約になります。ただし出発は夜行便のみ。高速ジェット船とは異なり、帰りは午前中に出発になりますので上手に計画してください。
最も安い大型客船2等クラスは和室の雑魚寝タイプ
今回は節約のため大型客船、最も安い2等クラスに乗り込みます! 雑魚寝ですが6,460円とリーズナブルなので、交通費を安く抑え、現地で美味しいものを食べたいという人にはぴったりです。
青く透き通る海が待っている!
島に着けば真っ青に輝く海が待っています!
神津島には「赤崎遊歩道」「多幸湾」「前浜海岸」「沢尻湾」「長浜海岸」と5つのビーチがありますが、サーフィンをしたい方は「前浜海岸」に行きましょう。
神津島を代表するビーチ、前浜海岸
前浜港から最も近くにある、青いグラデーションと白い砂浜が美しいビーチが前浜海岸。宿泊施設や食事処が多い村の中心から最もアクセスの良いビーチです。
足元は透明度抜群
遠浅な海に入り大はしゃぎするもの良し、白砂で横になって日光浴をするのも良し。波の音を聞きながらのお昼寝は至福のひと時です。
■前浜海岸
住所:東京都神津島村
交通アクセス:前浜港から徒歩10分
料金:無料
のんびりしたいなら多幸湾へ
前浜港から見て島の反対側にあるのが、鮮やかな青さと力強い景観が魅力の多幸湾(たこうわん)。マリンスポーツでアクティブに過ごすことができる半面、村の中心部から少し離れているのでのんびりしたい人にもおすすめです。
海沿いにそびえるのは天上山。その昔噴火で崩れた険しい山肌が、現在は美しい海と相まって、迫力ある風景を創り出しているのです。
童心に戻る! 赤崎遊歩道で海にダイブ&シュノーケリング
美しい海をのんびり眺めるのも良いですが、せっかく非日常の旅にきたのですから、童心に戻って無邪気に遊んでみてはいかがでしょうか。
赤崎遊歩道の飛び込み台
木造の赤崎遊歩道があるのは神津島の北部。夏になると、この遊歩道から青い海に飛び込む人でにぎわいます。大勢の人に見守られながら高いところから飛び込むのは結構勇気が入りますが、思い切ってジャンプしてみれば、日頃の悩みも一緒に飛んでいくようで爽快!
ライフガードもたくさんいるので、安心してチャレンジできますよ。
※2020年5月現在はライフガードの配置なし (期間限定)
■赤崎遊歩道
住所:東京都神津島村字神戸山
交通アクセス:前浜港から車で約10分
料金:無料
海の中はカラフルな魚でいっぱい <画像提供:神津島観光協会>
赤崎遊歩道では、シュノーケリングも楽しめます。シュノーケリング用品は駐車場近くの売店(夏季限定)でレンタルできるので、宿泊施設から水着を着て、バスタオルを持参すれば簡単に体験できます。
まず感動するのは遠くまで見通せる透明な海。群れをなす小さな魚たちと一緒に泳いでみると、ここが東京であることを忘れてしまいそうです。
島を走り回ってみよう!
観光客が島を回る際、本数の少ないバスを待つよりも、自転車か原付バイクを借りて周遊するのがオススメです。特に多幸湾や千両池へ行くときは上り坂が多く、原付バイクが重宝します。
村の中心部にはバイクのレンタルショップが数カ所あり、1時間から借りられます。原付バイクを1日借りても5,000円前後。島の交通量は多くなく、信号もそれほどないので、バイク初心者でも運転しやすいと言えるでしょう。爽やかな風を切って、島中を走りめぐってみてください。
島のグルメ
旅の楽しみといえば、ご当地グルメは欠かせません!
その日採れた新鮮な魚介のみならず、神津島オリジナルのお料理をいただけるお店が多くあります。お昼のみの営業というところも多いようですので、営業時間を確認してから行ってみてくださいね。
よっちゃーれセンター
前浜港の近くにある「よっちゃーれセンター」の2階には、お昼のみ営業をしている海鮮料理のレストランがあり、神津島で採れた新鮮なお刺身をいただくことができます。
ちなみに 「よっちゃーれ」 とは神津島の言葉で 「寄っていけば」 という意味。その言葉通り、観光客も地元の人も入り混じってにぎわい、時間に余裕のある到着した日のお昼などに行くのがおすすめです。
刺身定食1,000円(税込)
おすすめは刺身定食と漬け丼定食。どのお魚も新鮮でプリプリで脂がのっており、旨みもたっぷりです。
■よっちゃーれセンター 2階 海鮮料理レストラン
住所:東京都神津島村37-2
電話番号:04992-8-1342
営業時間:11:00-14:00
休業日:火曜日
交通アクセス:前浜港から徒歩5分
料金:メニューは大体1,000円前後
まいとりぃ
「まいとりぃ」は神津島唯一の手打ち蕎麦のお店。自家製の蕎麦はつるっとのど越しがよく、蕎麦そのものの味をしっかり感じさせてくれます。
三色蕎麦1,200円(税込)
お店の人気メニュー「三色蕎麦」は、緑の明日葉 (あしたば)、白のケシ、茶色のせいろと、目でも舌でも楽しむことができる一品です。最後の蕎麦湯までしっかりと味わってみてください。
■まいとりぃ
住所:東京都神津島村668-2
電話:04992-8-1123
営業時間:11:00〜 (ラストオーダー13:30)
休業日:日曜日 (シーズンなどにより営業日や時間が異なります)
交通アクセス:前浜港から徒歩10分
料金:メニューは大体1,200円前後
Hyuga brewery
ビール好きなら、神津島クラフトビールが飲めるHyuga breweryは外せません。住宅街の中にあるので迷いやすいですが、近くまで行けばオシャレな外観と醸造所が見えるので迷わないはず。
綺麗な湧き水をビール作りに生かしている <画像提供:神津島観光協会>
■Hyuga brewery
住所:東京都神津島村
電話:04992-7-5335
営業時間:18:00-22:30
休業日:火曜日
交通アクセス:前浜港から徒歩15分
料金:ビール600円〜、おつまみ400円〜
居酒屋 ちょうちん たつみ
前浜海岸の通り沿いにあり、島民からは「あかちょうちん」の通称で愛されているのは居酒屋 ちょうちん たつみです。座敷には家族やおじさんたちのグループ、カウンターには1人で座る常連客など、店内は地元の人たちで大賑わです。
プリプリなお刺身は日によって異なる
こぢんまりとした店内には手書きメニューが所せましと貼られており、島料理を始め、新鮮なお刺身や焼き魚、炭火で焼いてくれる串焼きなど、リーズナブルに楽しめて大満足できること間違いなし! 地元の人がフレンドリーに話しかけてくれる雰囲気も神津島ならでは。温かい触れ合いも楽しんでみてください。
■居酒屋 ちょうちん たつみ
住所:東京都神津島村74
電話:04992-8-0289
営業時間:17:00-23:00
休業日:不定休
交通アクセス:前浜港から徒歩10分弱
料金:ビール500円〜、串焼き400円〜
水平線に沈む太陽と輝く星空は必見
昼間一日中遊んで疲れても、神津島の夜の楽しみ方は見逃し厳禁!ここ神津島は、夕方から夜にかけての「空」が大きな見どころの一つです。
前浜海岸から見る夕焼け
夕方海際に行ってみると、真っ直ぐ水平線に向かって沈む美しい夕日が見られます。遮るものが何もなく、ただ静かに沈みゆく太陽を見ていると日々の忙しさも忘れられそう。
辺り一面がオレンジに染まる景色を目に焼き付けてください。
星空版世界遺産を目指す神津島の夜空
神津島は「星空保護区」の認定取得を目指すほど、星空が美しく見える島です。
星空版世界遺産とも言われる星空保護区に認定されるには、夜空の暗さや街灯の明るさなどの厳しい審査をクリアしなければなりません。
都会では明るく大きい星しか見えませんが、同じ東京都でも、神津島なら肉眼でたくさんの星を見ることができます。天の川はくっきり、流れ星はまるで自分に向かって降り注いでくるかのよう!
今にも降ってきそうなほど見える無数の星
プロカメラマンでなくても、一眼レフでここまで多くの星をカメラに収めることができるのは、神津島の大自然ならではです。海岸に寝転がって夜空を仰ぎ、プラネタリウムでしか見たことがないような無数の星を眺めてみてください。
東京にいながら、神津島で大自然を満喫する旅を!
短い休日で大自然を満喫する旅に出かけるのは大変だと思いがちですが、神津島なら東京からアクセスもよく、1泊2日でも五感に沁みる体験をすることが可能。
まだ神津島に行ったことがない方は、ぜひ次の旅行先の候補に入れてみてくださいね!
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