更新日: 2024年7月27日
2024年夏休みの九州旅行!知っておきたい九州の魅力や予算相場
九州にはそれぞれ魅力の異なる7県があり、電車やレンタカーを利用して一度の旅行で複数の県を訪れる人も少なくありません。
豊かな自然や絶品の地元グルメを求めて、夏休みに九州へ出かけてみませんか?
この記事では、九州の定番観光スポットや旅行費用の相場などをご紹介します!
目次
九州ってどんなところ?九州の魅力は?
日本列島の南西に位置する九州は、温暖な気候で過ごしやすいエリアです。
九州は阿蘇山や桜島を始めとする活火山があり、天然温泉や美しいビーチなど豊かな自然に恵まれています。福岡の豚骨ラーメンやもつ鍋、鹿児島の黒豚、熊本の馬刺しなど食べ物でも名物が多く、魅力的な観光スポットもたくさんあります。
定番観光スポットはここ!
九州各県の定番観光スポットを順に紹介します。
福岡県
福岡の魅力といえば地元グルメは欠かせません。博多でラーメンやもつ鍋を楽しみたいという人も多いでしょう。せっかくなので、博多ならではの屋台を堪能したいという人も少なくありません。
観光スポットでは受験の神様として有名な「太宰府天満宮」や、船に乗って川下りができる「柳川」、ビーチを満喫できる「糸島」なども人気です。
佐賀県
江戸時代には宿場町として栄えた「嬉野温泉」や、弥生時代の遺跡「吉野ヶ里遺跡」、唐津の海岸沿いに広がる「虹の松原」などが定番の観光スポットです。日本三大朝市の一つ「呼子朝市」では、新鮮な魚介類や干物、野菜などを見て回ることができます。
長崎県
異国情緒漂う長崎では、ぜひ町歩きを楽しんでみませんか。「長崎中華街」でグルメを堪能し、「グラバー園」や「オランダ坂」を散策、また「平和公園」で歴史に触れるのもおすすめです。
世界新三大夜景の一つにも数えられる長崎の美しい夜景は、「稲佐山」から眺めることができます。
佐世保にある「ハウステンボス」では、季節ごとの美しい花々を鑑賞しましょう。
熊本県
2016年の地震で被害を受けて再建中の「熊本城」を始め、九州のヘソと呼ばれる雄大な「阿蘇山」やイルカに出会える「天草」、情緒あふれる「黒川温泉」などの人気スポットがあります。
大分県
日本一の「おんせん県」として知られる大分では、ぜひ温泉巡りをしましょう。大分県は温泉の湧出量、源泉の数ともに日本一を誇っています。
町歩きが楽しい「由布院温泉」や、地獄めぐりが楽しめる「別府温泉」など魅力的なスポットがたくさん。大分県の北東に位置する国東半島は、独自の仏教文化が栄えた地。珍しい石仏めぐりをするのもおすすめです。
宮崎県
多くのパワースポットが点在する宮崎で圧倒的な人気を誇るのが「高千穂峡」でしょう。深く美しい渓谷では、ボートに乗って雄大な滝のすぐ近くまで行くことができます。
また、「高千穂神社」や洞窟内にある「鵜戸神宮」、縁結びの神様が祀られている「青島神社」などもぜひ訪れてみたいスポットです。
鹿児島県
鹿児島のシンボルとされる「桜島」や、沖縄と鹿児島の間に位置する「奄美大島」、世界遺産にも登録された「屋久島」など、鹿児島では大自然を満喫することができます。また、指宿温泉では名物の砂風呂体験もできますよ。
夏休み中に行きたいイベント・観光スポット
夏休み中に九州で開催されるイベントや、この時期におすすめの観光スポットを紹介します。
絶景の海を堪能したいなら「七ツ釜」へ(佐賀県)
佐賀県唐津市に位置する景勝地「七ツ釜」は、国の天然記念物に指定されています。玄界灘の荒波にさらされ浸食された断崖絶壁には、7つの大きな洞窟が開き、圧倒的な迫力のある光景です。
七ツ釜でおすすめなのが遊覧船観光です。遊覧船で洞窟の奥深くまで入ることができ、自然が作り出した神秘の洞窟と、真っ青で美しい海の両方を堪能できます。
七ツ釜の上には、展望台や遊歩道が整備された「玄海国定公園」があります。ゆっくりと歩いて散策したり、写真撮影を楽しみましょう。
七ツ釜
- 住所
- 佐賀県唐津市屋形石
- 交通
- JR筑肥線唐津駅からタクシーで30分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由、遊覧船は9:30~16:30
- 休業日
- 遊覧船は荒天時
- 料金
- 七ツ釜遊覧船「イカ丸」=大人(中学生以上)1800円、小人(小学生)900円/(幼児は大人1名につき1名無料)
季節の花々を堪能しに「ハウステンボス」へ(長崎県)
長崎県の佐世保に位置する「ハウステンボス」は、オランダの街並みを再現して作られた一大レジャー施設。その大きさはなんと東京ドーム約33個分といわれ、園内には季節ごとにさまざまな花が咲き誇ります。
ハウステンボスの楽しみといえば、日本最大級のVR体験ができる「アトラクションタウン」。新幹線と同じ速度で疾走するVRジェットコースターや、ゴーグル不使用で450度の映像空間に没入できるゲーム「バハムートディスコ」などで、非日常の体験ができると話題です。
昼夜OKの「ガーデンプール」や魅力的なイベント多数の「光と運河のサマーフェスティバル」など、この時期だけのお楽しみも見逃せません。夏イベントの詳細は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
夏休みに開催中のイベント
スペクタクルサマーフェスティバル:2024年7月5日~9月8日
ハウステンボス
- 住所
- 長崎県佐世保市長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
- 交通
- ハウステンボス駅から徒歩すぐ、長崎空港から西肥バスで約50分、長崎空港から高速船で50分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~21:00(入場締切20:00)※季節により変動あり
- 休業日
- 無休
- 料金
- 一日パスポート7000円※チケットのタイプによって金額が異なります。詳細は公式ページでご確認ください
温泉でほっこり「山鹿温泉」へ(熊本県)
山鹿温泉にはいくつかの温泉旅館があり、中には立ち寄り湯ができるところもあります。かつて細川藩の御殿湯として利用されていた「さくら湯」は、歴史を感じさせる厳かな雰囲気とやわらかい湯が楽しめる人気のスポットです。
毎年夏に開催されている九州屈指の夏の風物詩「山鹿灯籠まつり」にも注目です。
夏休みに行く際のおすすめの泊数、日程は?
まとまった休暇が取りやすい夏休みには、2~3泊程度で九州を訪れるのがおすすめです。2~3泊で効率良く観光するためには、ある程度訪れる場所を絞りましょう。ここでは、2~3泊で観光する際のプラン例をご紹介します。
①熊本→大分
熊本と大分をめぐるプラン例では、阿蘇熊本空港に到着後、熊本市内や阿蘇を観光して名物グルメを堪能し、時間があれば阿蘇カドリー・ドミニオンで動物と触れ合うのもおすすめです。この日は黒川温泉に宿泊して、旅の疲れをゆっくりと癒しましょう。2日目は熊本から大分へと向かい由布院観光、3日目は別府観光をして大分空港から帰路につきます。
②福岡→佐賀→長崎
九州北部観光のケースでは、福岡空港到着後に太宰府観光や博多のグルメを堪能し、2日目には佐賀で陶器巡り。伊万里や有田でお気に入りの器を探してみましょう。3日目は長崎でグラバー園やオランダ坂、出島などを観光して中華街で食事をし、長崎空港から帰路につきます。時間があれば船に乗って、軍艦島を訪れるのもいいでしょう。
③宮崎→鹿児島
宮崎空港に到着後、レンタカーを借りて高千穂峡や神社巡りを堪能して高千穂泊。夜には伝統の神楽を楽しみ、翌朝早朝には天候条件が揃えば絶景の雲海が見られる可能性もあります。国見ヶ丘は雲海の名所なので訪れてみてはいかがでしょうか。
2日目は鹿児島へと向かい、桜島観光、鹿児島市内観光を楽しみ、霧島温泉へ。3日目は個性的な作品に出会える美術館「霧島アートの森」を訪れた後、歴史ある神聖な神社「霧島神社」へ参拝して、鹿児島空港から帰路につきます。
どの場所のホテルに泊まればよい?
旅行中移動が多いのであれば、移動に便利なエリアのホテルに宿泊しましょう。福岡観光の場合は、他県行きの新幹線や電車、バスなどが発着している博多駅周辺がおすすめです。博多駅周辺にはグルメスポットやショッピングスポットも多く、食事やお土産選びも楽しむことができます。
ハウステンボスや由布院・別府温泉など、訪れたいスポットやエリアに宿泊施設がある場合は、現地の宿に滞在することでゆっくりとした時間を過ごすことができます。
夏休みに行く際の旅行費用相場
出発場所がどこかによっても異なりますが、2泊3日の旅行の場合一人当たり4~10万円程度用意しておけば安心です。
航空券(新幹線)と宿がセットになった旅行会社の2泊3日パッケージツアーフリープランは、およそ2万5,000円からあります。お盆の時期には5万円程度~と金額に差があるので、なるべく早めにチェックしておきましょう。
個別に手配する場合の交通費、食費、宿泊費の費用目安を下記に記載します。
個別手配の費用目安(2泊3日、1人分)
交通費:2~6万円程度
東京から福岡を訪れる場合、飛行機であれば片道1~3万円程度、新幹線の場合は2万円程度かかります。この金額は、利用する航空会社や予約をする時期によっても大きく異なってきます。
JALやANAを利用するケースでも、早割チケットであれば片道1万円程度で購入することが可能ですが、搭乗日ギリギリであれば3万円程度かかります。
そのため、少しでも交通費を安くしたいという人には、新幹線よりも飛行機の早割チケットを予約することをおすすめします。
また、格安LCCを利用すれば片道6,000円程度で航空券を購入できますが、夏休み直前にはすでに予約で埋まることが多いため、人数分の航空券を確保するのは難しいかもしれません。なるべく早めの予約をお勧めします。
さらに、九州各県を移動する交通費(公共交通機関)やレンタカー、便利なフリーパスなど、旅行プランに合わせた交通費が必要になるでしょう。
食費:2万円程度
九州では比較的お手頃価格で絶品グルメが堪能できるでしょう。福岡の場合、博多ラーメンは1杯数百円から、もつ鍋も一人前1,000円程度から楽しめるので、2泊3日の旅行であれば一人2万円もあれば十分楽しめるはずです。
宿泊費:1〜10万円程度
宿泊費は旅行のスタイルによって大きく変わってきます。泊まるところにはこだわらないという人であれば、朝食付きのビジネスホテル・シティホテルで5,000~1万円程度、せっかくなのでホテルや旅館でゆっくりと寛ぎたいという人には2~5万円程度の宿泊先がおすすめです。
また、より安く泊まりたいという場合は、ドミトリータイプの格安ホテルであれば3,000円程度から選ぶこともできます。
予約はいつからしておくべき?
夏休みの時期は、通常期よりもホテルやフライト、新幹線などが満室・満席になることが多く見られます。そのため、予定が立ったらすぐに予約を開始しましょう。
とはいえ、旅行の数カ月も前に仕事の予定がはっきり立たないという人も少なくありません。パッケージツアーの場合、旅行開始日の前日からさかのぼって21日前まではキャンセル料が無料になるものがほとんどです。
また、国内ホテルの予約キャンセルについても、予約の7日前まではキャンセル料がかからないところが多いため、希望日がある場合はとりあえず押さえておくことをおすすめします。
さらに、新幹線の場合、出発前であれば所定の手数料を払うことで払い戻しを受けることができます。飛行機の場合も同様ですが、格安チケットの場合など変更・キャンセルともに不可となっているものもあるので注意が必要です。
九州各県の新型コロナウイルス感染状況や、県外からの観光客の受け入れ状況が整っているか、その時々の状況を確認して予定を立てるようにしましょう。
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