更新日: 2024年7月27日
初心者マイラー必見!航空会社マイルの貯め方と使い方は?
飛行機に乗った時になんとなく航空会社のマイレージ会員に登録したものの、マイルの貯め方や使い方がよくわからないために有効活用できていないという方も多いのではないでしょうか。
今回は初心者マイラー向けにマイルの効率的な貯め方・使い方を紹介します。
目次
1.マイルの基礎知識
マイルの加算・使用条件は非常に複雑でわかりにくいもの。まず、基本的な特徴を把握しましょう。
① マイル・マイレージとは?
マイルとは航空会社のポイントシステムのようなもので、ある程度、マイルを貯めると特典航空券や座席アップグレード、ツアーなどの旅行商品に交換できます。
また、航空会社ごとにあるマイルプログラムをマイレージといいます。代表的なものとして、JALの「JALマイレージバンク」、ANAの「ANAマイレージクラブ」などがあり、それぞれ無料の会員登録が必要です。
マイレージによっては他の航空会社のマイルや共通ポイントなどに交換できる場合もあります。
②マイルを貯める方法
飛行機に搭乗すると積算されるフライトマイルの他、クレジットカードやキャッシュレス決済、ポイントサイトなどで貯めたポイントをマイルに交換する方法もあります。くわしくは後述します。
③マイレージごとに異なる特徴がある
マイレージの主な特徴として次の6点があります。
1)フライトマイルの積算率の違い
マイレージごとに予約クラス(運賃種別)や購入代金に応じてマイル積算率を設定している。
2)フライトマイル以外のマイル獲得法の違い
マイレージごとにマイルが貯まりやすいクレジットカードや提携ショップが異なる
3)提携航空会社(加盟アライアンスや提携航空会社)
提携していれば他社便利用の際にもマイルを加算できる場合があります。アライアンスの詳細については後述します。
4)特典交換に必要なマイル数
同じ区間の特典航空券に交換する場合でもマイレージによって必要マイル数が異なります。また、最低交換単位にも差があります。
5)特典航空券の競争率
特典航空券の座席数や利用できる時期などの条件もマイレージごとに異なります。
6)有効期限
JALとANAは搭乗日から36カ月後の月末まで。デルタ航空など外資系マイレージには有効期限がないところも多くあります。
④どのマイレージを選ぶべきかは条件により変わる
どのマイレージを選ぶのがベストかはケースバイケースとしかいえません。
飛行機を利用する頻度や座席クラス・運賃種別、よく利用する路線・方面や航空会社、クレジットカードやポイントサイトの利用で稼げるマイルの多少などによって違ってきます。
マイレージ比較やマイルが貯まりやすいクレジットカード比較を専門テーマにした書籍やサイトは無数にあるため、興味と時間がある方はじっくり研究してみるのも良いでしょう。
⑤初心者マイラーはJALとANA、+デルタ航空のマイレージがおすすめ
初心者マイラーにはJALとANAのマイレージがおすすめです。
この2つに登録しておけば、2種類のアライアンス「ワンワールド」と「スターアライアンス」に加盟している航空会社の利用でもマイルが貯まります(アライアンスについては後述)。
くわえて、海外旅行にも行く方やこれから行きたい方はデルタ航空のマイレージにも登録しましょう。そうすれば、「スカイチーム」アライアンスに加盟している航空会社を利用した時にもマイルを貯めることが可能です。
※いずれも、マイル積算対象運賃や対象区間である場合に限ります
⑥特典航空券に交換できる時期
航空会社によって、また、国内線か国際線かによって多少、異なります。
【JAL】
国内線:搭乗日の330日前から搭乗前日まで
国際線:搭乗前日から起算して360日前から第一区間出発の48時間前まで
【ANA】
国内線:1月下旬(2~8月搭乗分)・8月下旬(9~1月搭乗分)に発売開始してから搭乗の前日まで ※プレミアムメンバー・ANAカード会員・ANAマイレージクラブモバイルプラス会員は先行予約特典あり
国際線:復路搭乗日の355日前から第一区間出発の96時間前まで
【デルタ航空】
国内線・国際線とも331日前から予約可能
2.JALとANA、デルタ航空のマイレージの特徴を比較
JALとANA、海外旅行の際に活用しやすいデルタ航空、3社のプログラム内容を下にまとめました。
ご自分の利用頻度や利用エリアに応じて、適したプログラムを選択するとよいでしょう。
JAL | |
マイレージ名称 | JALマイレージバンク(JMB) |
フライトマイルの積算率 (自社便名で予約の場合) | ファーストクラス150% ビジネスクラス70%・125% プレミアムエコノミークラス70%・100% エコノミークラス30%・50%・70%・100% 詳細は公式HP |
フライトマイル以外のマイル獲得法 | JALカード・SPGアメックス(スターウッド・プリファード・ゲスト・アメリカン・エキスプレス・カード)・JALホテル・dポイント・ちょびリッチ・モッピー・イオンなど) |
提携航空会社 (加盟アライアンスや提携航空会社) | ワンワールド13社+提携8社 |
特典交換に必要なマイル数 (東京-北米の往復・エコノミークラス) | 成田発:50,000マイル その他の国際線特典航空券マイル早見表はこちら(公式HP) |
特典交換に必要なマイル数 (東京-那覇/東京‐札幌の往復・エコノミークラス) | 15,000マイル その他の国内線特典航空券マイル早見表はこちら(公式HP) |
特典航空券以外の特典に交換する際の最低マイル数 | 2,000マイル~ ※条件により1,000マイル~の場合もあり マイル交換の詳細(公式HP) |
特典航空券の競争率 | 国内線・国際線とも比較的取りやすい |
有効期限 | 搭乗日から起算して36カ月後の月末 |
ANA | |
マイレージ名称 | ANAマイレージクラブ |
フライトマイルの積算率 (自社便名で予約の場合) | ファーストクラス150% ビジネスクラス70%・125%・150% プレミアムエコノミークラス70%・100% エコノミークラス30%・50%・70%・100% 詳細は公式サイトで確認 |
フライトマイル以外のマイル獲得法 | ANAカード・SPGアメックス・全日空ホテル・提携ホテル・楽天ポイント・Tポイント・nanaco・ちょびリッチなど |
提携航空会社 (加盟アライアンスや提携航空会社) | スターアライアンス26社+提携13社 |
特典交換に必要なマイル数 (東京-北米の往復・エコノミークラス) | 成田・羽田発: L40,000 R50,000 H55,000L:ローシーズン R:レギュラーシーズン H:ハイシーズン |
特典交換に必要なマイル数 (東京-那覇/東京‐札幌の往復・エコノミークラス) | 東京⇔札幌 L 12,000 R 15,000 H 18,000東京⇔沖縄 L 14,000 R 18,000 H 21,000その他の国内線特典航空券マイル早見表(公式HP) |
特典航空券以外の特典に交換する際の最低マイル数 | 1マイル~ マイル交換の詳細(公式HP) |
特典航空券の競争率 | 国際線は比較的取りにくい |
有効期限 | 搭乗日から起算して36カ月後の月末 |
デルタ航空 | |
マイレージ名称 | スカイマイル |
フライトマイルの積算率 (自社便名で予約の場合) | デルタ航空便名のフライトで航空券に対する支払い1ドルにつき5マイル獲得(デルタ航空から直接、航空券を購入した場合) キャンペーン「ニッポン500」日本国内線に搭乗したことをデルタ航空に申請すると500マイルもらえる(JAL・ANA・LCCなど) |
フライトマイル以外のマイル獲得法 | デルタスカイマイルカード・Airbnb・スカイマイル提携ホテル・提携レンタカー・スカイマイルショッピング・スカイマイルダイニング・その他アメリカの提携会社多数 |
提携航空会社 (加盟アライアンスや提携航空会社) | スカイチーム19社+6社 |
特典交換に必要なマイル数 (東京-北米の往復・エコノミークラス) | 非公開だがJALやANAの2~3倍以上 |
特典交換に必要なマイル数 (東京-那覇/東京‐札幌の往復・エコノミークラス) | ー |
特典航空券以外の特典に交換する際の最低マイル数 | 不明 ただしマイルの買い足しや譲渡・寄付もできるので無駄にならない |
特典航空券の競争率 | 日本発着の国際線なら比較的取りやすい |
有効期限 | 無期限 |
3.フライトマイルの貯め方
フライトマイルを貯めるにはマイレージ会員に無料登録したうえで、マイル加算手続きが必要です。
スカイマイル(デルタ航空)
航空券を予約・購入する段階でマイレージ会員番号を登録できる場合もありますが、原則としては航空会社に電話するか公式サイトで事前登録、あるいは、自動チェックイン機で登録します。
また、一定期間内で事後登録も可能です(手続きはオンライン・電話・郵送など区間により異なる。郵送の場合は搭乗券や搭乗案内の半券やeチケット控など搭乗証明書類が必要)
フライトマイルは「区間マイル×積算率(0~150%)」で算出されます。航空券を予約・購入する際に積算率を確認しましょう。
場合によってはわずかな差額で積算率をアップできる可能性があります。
①区間マイルとは
区間マイルはIATA(国際航空運送協会)のTPM(運賃計算に使用する区間距離)を基準として、年に2回改訂されます。
そのため、区間マイルはほとんどすべての航空会社で同じと考えて良いでしょう。国内線・国際線でそれぞれ、各区間の対象路線が複数設定されています。
②フライトマイル積算率について
積算率はマイレージごとにそれぞれ設定されており、同じ区間に搭乗する場合でも予約クラスや購入代金によって異なります。
※予約クラス(ブッキングクラス)とは予約時に選択した運賃種別。ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスといった座席クラスとは別に、航空会社ごとに設定されています。
【JALのマイル積算率】
●国際線
●国内線
引用:JAL公式サイトより抜粋。詳細条件は公式サイトをご確認ください
【ANAのマイル積算率】
●国際線
※積算対象外:無償航空券/特典航空券/各種優待割引航空券
引用:ANA公式サイトより抜粋。詳細条件は公式サイトをご確認ください
●国内線
引用:ANA公式サイトより抜粋。詳細条件は公式サイトをご確認ください
【デルタ航空のマイル積算率】
デルタ航空で直接チケットを購入した場合、チケット代1ドルにつき5マイルが加算されます。
また、旅行会社などで購入したチケットやパッケージツアーなどに含まれる航空券については、運賃ではなく、飛行距離と運賃クラスを基準にマイル積算率が定められています。
引用:デルタ航空公式サイトより抜粋。詳細条件は公式サイトをご確認ください
さらに、スカイマイルの上級会員資格であるメダリオン会員の場合、以下の積算率でボーナスマイルが加算されます。
引用:デルタ航空公式サイトより抜粋。詳細条件は公式サイトをご確認ください
③予約クラスの確認方法は?
航空会社サイトなら購入前に表示されるため、予約クラスを選んで航空券を購入できます。
その他、エクスペディアやHIS系列のサプライスで国際線航空券を購入する場合は検索結果画面で予約クラスの確認が可能です。
また、運賃を一括比較して予約できるサイトでは、下記の通りマイルに関する表示はそれぞれ異なります。
予約クラス表示なし(マイル積算の可否のみ表示)
予約クラス表示はないものの積算マイル数の表示あり
運賃タイプの表示があるものの、表示されるのは割引種別のためマイルの積算対象運賃かどうかは不明
以下に、エクスペディアとサプライスの例をもとに、予約クラスとフライトマイルの確認方法を紹介します。
●エクスペディアの場合(バンコク線で検索)
一番上のフライト(JAL33)で『エコノミー(V)』と表記されています(他のフライトは「フライトの詳細」が閉じているため表示されていません)。
引用:エクスペディア
●サプライスの場合(バンコク線で検索)
こちらもエクスペディアと同様に一番上のフライト(JAL33)で『エコノミー(V)』と表記されています(他のフライトは「詳細」が閉じているため表示されていません)。
引用:サプライス
●マイル積算率を確認
次に、積算率をJALの公式HPで調べると、国際線の予約クラスVのマイル積算率は50%であることがわかります。
引用:JAL公式サイトより、抜粋。詳細条件は公式サイトをご確認ください
●区間マイルと積算率からフライトマイルを算出
さらに、区間マイルをJALの公式HPで確認すると、東京‐バンコクの区間マイルは2,869マイルです。
予約がVクラスの場合は積算率が50%のため、1,434マイルが積算されることがわかります。
引用:JAL公式サイトより、抜粋。詳細条件は公式サイトをご確認ください
④ パッケージツアーでもフライトマイルは貯められる?
宿と航空券などがセットになったパッケージツアーでも、フライトマイルを貯められる場合があります。ただし、パッケージツアーの場合は購入前に予約クラスが開示されていない場合が多いため、旅行会社に問い合わせないとわからない場合がほとんどです。
一般的に、旅行会社のパッケージツアーに含まれる航空券の予約クラスは団体包括運賃(個人包括旅行割引運賃)など下位が多いため、マイル積算対象の場合でも積算率は30~50%程度。
航空会社が販売しているパッケージツアーやダイナミックパッケージの場合も同様で、マイル積算対象(区間マイルの50%程度)となっている場合が多いようです。
航空会社から直接、予約クラスの高い航空券を購入するほうがマイル積算率は高くなりますが、チケット代+宿泊費のトータルコストを考える場合、どちらがお得になるかはケースバイケースです。
また、パッケージツアーでマイルを貯める場合、マイル登録手続きを忘れないようにしましょう。
搭乗の約3日目以降に航空会社のホームページや郵送でマイル登録が可能です。事後登録期限は3カ月(スターフライヤー)~6カ月(JAL・ANA)。
⑤ アライアンスと提携航空会社でもフライトマイルは貯められる
アライアンスとは航空会社の連携を意味し、共同運航やラウンジ共用、マイレージの相互乗り入れなどを行っています。
同じアライアンスに加盟していれば他社便を利用してもマイルを貯めることが可能です。
その他、アライアンスとは別の提携航空会社を利用してもマイルが貯まりますが、マイル積算対象運賃や区間にはそれぞれ条件があります。
主なアライアンスの加盟航空会社、JAL・ANA・デルタ航空の提携航空会社はそれぞれ以下の通りです。
<アライアンス>
スターアライアンス26社
ANA/エーゲ航空/エア・カナダ/中国国際航空/エア・インディア/ニュージーランド航空/アシアナ航空/オーストリア航空/アビアンカ航空/ブリュッセル航空/コパ航空/クロアチア航空/エジプト航空/エチオピア航空/エバー航空/LOポーランド航空/ルフトハンザドイツ航空/スカンジナビア航空/シンセン航空/シンガポール航空/南アフリカ航空/スイスインターナショナルエアラインズ/TAポルトガル航空/タイ国際航空/ターキッシュエアラインズ/ユナイテッド航空
ワンワールド13社
JAL/アメリカン航空/キャセイパシフィック航空/ブリティッシュエアウェイズ/フィンエア/カンタス航空/カタール航空/マレーシア航空/スリランカ航空/イベリア航空/S7航空/ロイヤル・ヨルダン航空/ラタム・エアラインズ・チリ
スカイチーム19社
デルタ航空/大韓航空/ガルーダ・インドネシア航空/ベトナム航空/チャイナエアライン/中国東方航空/エールフランス/アリタリア航空/アエロメヒコ航空/KLMオランダ航空/アエロフロート/アルゼンチン航空/エア・ヨーロッパ/チェコ航空/ケニア航空/ミドル・イースト航空/サウジ航空/タロム航空/廈門航空
<提携航空会社>
JAL:8社
エールフランス/エミレーツ航空/ジェットスタージャパン/アラスカ航空/ハワイアン航空/大韓航空/中国東方航空/バンコクエアウェイズ
ANA:13社
吉祥航空/エアドロミティ/マカオ航空/エティハド航空/ユーロウィングス/ガルーダ・インドネシア航空/ジャーマンウィングス/ジェットエアウェイズ/オリンピック航空/フィリピン航空/ヴァージンアトランティック航空/ベトナム航空/アリタリア航空
デルタ航空:6社
ゴル航空・ヴァージンアトランティック航空・ヴァージンオーストラリア航空・中国南方航空・ハワイアン航空・ウェストジェット航空
上記を見てわかるように、ジェットスターを除き、ピーチ航空やスカイマークといった国内の大手LCCは含まれていません(2020年2月21日現在)。
これらのLCCを利用した場合、JAL・ANA・デルタ航空のフライトマイルを貯めることはできませんが、各社独自のポイントプログラムを導入しているところはあります。
4.マイルを上手に貯めるにはフライトマイル以外の方法も使おう
マイレージの最大の魅力は特典航空券に交換できる点です。ただし、搭乗だけで必要マイルを貯めるのは大変です。JAL・ANAのマイル有効期限は3年間のため、マイル失効前に何度も搭乗する必要があります。
例えば、正規運賃(マイル積算率100%)で東京―北米路線(エコノミークラス)に乗る場合、1回の片道フライトで獲得できるマイルは6,723マイルです。
JALの特典航空券交換に必要マイル(往復)は東京-那覇で15,000マイル、東京―北米で50,000マイル。
東京―北米路線のフライトマイルだけで往復特典航空券を獲得するには、東京―那覇の往復特典航空券なら3回、東京―北米の往復特典航空券なら8回、利用しなければなりません。
マイル積算率が低い予約クラスを利用するなら、さらに頻繁な搭乗が必要です。
年に何回も海外出張するような方を除き、フライトマイルだけで特典航空券交換に必要なマイルを貯めるのは難しいでしょう。
そこで、クレジットカードやポイ活と並行して、生活の中でもマイルを貯めていく方法がおすすめです。
5.クレジットカードで貯める
クレジットカードの中にはカード払いで貯めたポイントを航空会社マイルに交換できるものも多数あります。
特に、JALカードやANAカードなど航空会社が発行しているクレジットカードではボーナスマイル付与があるなど、マイルの貯まりやすさが特徴です。
さらに、クレジットカードごとに提携ショップがあり、マイル加算率がアップする場合もあります。
また、JALカードやANAカードにもたくさんの種類が存在します。
クレジットカードはなるべく一つにまとめる
複数のクレジットカードを所有して別々にマイルを貯めるよりも、「どのマイレージを優先してマイルを貯めるか」を決めて支払いを1つにまとめるほうが効率的に貯められます。
また、クレジットカード払いできる支出をすべて1枚のカードにまとめると、さらにマイルが貯まりやすくなります。
固定費をカード払いにしてポイントを貯める
生活費や光熱費、保険代などをすべてカード払いにすれば最低でも月に15万円以上、年間で180万円以上になるでしょう。
マイルへの交換レートはクレジットカードによって異なりますが、1%(100円につき1マイル)以上ならレートが良いと考えてよいでしょう。
180万円の1%、年間で18,000マイル貯まるとなるとJALの東京―那覇の往復航空券1人分に交換できます。
マイルが貯まりやすいクレジットカードについては専門サイトが多数あるので、これからクレジットカードを作るつもりがある方は調べてみてください。
6.ポイ活やネットショッピングで貯める
さらに上手なマイルの貯め方をするなら、「ポイ活」すなわち「いかに効率よくポイントを貯めてお得に使うか」を意識して行動しましょう。
ポイ活で貯めたポイントをマイルや、マイルに交換できる共通ポイントに交換することができます。
※ポイ活には様々な方法があります。ポイ活が面倒な方はここから先は読み飛ばしても結構です。
①共通ポイントからマイルへ交換
楽天ポイントやTポイント、nanacoやdポイントといった共通ポイントから航空会社のマイルに交換できます。
Tポイントやdポイントは決済方法とは別にポイントカードを提示するだけで獲得可能です。
●楽天ポイント→ANAマイル レート0.5
●TポイントとANAマイルは互換性あり レート0.5
(ANAマイル→Tポイントはレート1.0)
●nanacoポイントとANAマイルは互換性あり レート0.5
(ANAマイル→nanacoはレート1.0)
●dポイントとJALマイルは互換性あり レート0.5
(JALマイル→dポイントはレート1.0)
②QRコード決済にクレジットカードからチャージしてポイント二重取り
QRコード決済ではポイント還元率をアップするキャンペーンをよく開催しています。
たとえば、特定のクレジットカードをチャージ元に設定するとQR決済分のポイント還元率が上がったり、QRコード決済の付与ポイントとクレジットカード使用分のポイントを二重で獲得できたりします。
※キャンペーン内容は変更・終了する場合があります
楽天Pay決済金額として0.5%+楽天カード決済金額として1%=1.5%の楽天ポイントが獲得でき、楽天ポイントからANAマイルにレート0.5で交換可能です。
(1万円の買い物で75マイルが貯まる計算)
※2020年3月2日までキャンペーン第二弾で楽天Pay決済金額の5%+楽天カード決済金額として1%=決済金額の6%が楽天ポイントして還元されます。
(1万円の買い物で300マイルが貯まる計算)
2)PayPay
Yahoo! JAPANカードをチャージ元に設定すると、クレジットカードポイントとしてTポイント1%+Tポイント獲得(約0.5% ※レートはTポイント提携先により異なる)+PayPay払い金額の1.5%のボーナスポイント=約3%
このうち、PayPayボーナスポイントはマイル交換対象外ですが、決済金額の約1.5%のTポイントからレート0.5でANAマイルに交換できます。
(1万円の買い物で75マイルが貯まる計算)
③ポイントサイト経由でネットショッピングをしてポイント二重取り
楽天市場やAmazon、Yahooショッピングなどでネットショッピングをすることが多い方は、ポイントサイトを経由して各ショッピングサイトに遷移することにより、別のポイントを獲得できます。
また、クレジットカード新規申し込みの還元ポイントは数千円単位が一般的。ポイントサイトの独自ポイントの交換先には航空会社マイルや主な共通ポイントが含まれているケースが多くあります。
ポイントサイトは多数ありますが、どれか1つに絞り込むほうがポイントが分散せず、効率的に貯めることができます。
ショッピング還元率や共通ポイントへの交換レートもポイントサイトによって異なります。
おすすめのポイントサイトを2つ紹介します。
ネットショッピング支払い金額の1~35%を「ちょびリッチポイント」として還元。
交換レート: JALマイルはレート0.25・ANAマイルはレート0.14
モッピー:
ネットショッピング支払い金額の0.5~10%をモッピーポイントとして還元。
オンライン旅行社との提携が多く、航空券・ホテル・ツアーなどをネット購入すると購入額の0.5~6%、あるいは35~2,000ポイントが還元されます。
交換レート:JALマイルがレート0.5 ※キャンペーン(条件あり)で実質レート0.8
※ポイントサイトでポイント還元を受けるためには一定の手順やルールがあり、利用してもポイント加算が非承認になる場合があります
※還元レートや交換レートは変更になる場合があります
5.まとめ 上手にマイルを貯めて旅行をコストダウンしよう!
各マイレージの特徴やマイルの貯め方について、イメージが湧いたでしょうか。
マイレージには条件が多数あり複雑ですが、初心者マイラーならJAL・ANA・デルタ航空のマイレージ会員に登録&クレジットカードをマイレージと連動したものに変更することで、マイルが貯まる可能性がアップします。
くわえて、各種ポイントサイトやポイント還元などを活用すればさらに効率よくマイルを貯められます。
上手にマイルを貯めて、特典航空券や座席のアップグレード、ツアーなどに交換しましょう!
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