一年頑張ったご褒美に行きたい 和情緒漂う日本の温泉地ランキング

一年の締めくくりに、自分へのご褒美タイムはいかがでしょう? 寒い冬にほっこりできる日本の温泉地をご紹介。

温泉地の順位は、地図&ガイドブックの昭文社・公式アプリ「まっぷるリンク」の利用状況から決定。みんなが調べた“本当に人気の温泉地”だけが登場する実用的なランキングをお届けいたします。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング1位


自然湧出泉としては日本一という毎分約3万2300ℓの湧出量を誇る草津温泉。古くから多くの人々を癒やし続ける温泉地です。また、草津温泉には日帰り入浴施設が3か所あり、さまざまな温泉を楽しむことができます。

\1位のワケ/

自噴泉としては湧出量日本一の草津温泉には、日帰り温泉施設や共同浴場があちこちに点在。なかでも西の河原露天風呂の男女あわせて500㎡ある広い湯船は格別!温泉街の中心に源泉が湧くさまは、国内でも唯一無二の存在です。

楽しみたい
こと

湯畑を見学

草津温泉のシンボルとして町の中心にある源泉地。毎分約4000ℓの豊富な湯が滝となって流れ落ち、湯けむりが立ち昇る光景は圧巻のひとこと。周囲は瓦を敷き詰めた歩道で、日が沈むとライトアップされて雰囲気がいっきに変わります。

楽しみたい
こと

草津の湯を気軽に楽しむ

共同浴場「地蔵の湯」前にある足湯(写真)では、やや熱めのお湯が楽しめます。ほか、手洗の湯や顔湯なども。湯畑の脇に建つ「湯けむり亭」では源泉かけ流しの足湯が無料で24時間利用できますよ。

■地蔵の湯

  • 営業時間 8:00~22:00
  • 定休日 無休
  • 料金 無料

楽しみたい
こと

熱乃湯で湯もみショーを見る

「熱乃湯」はレトロな外観が目をひく草津のシンボル。約180㎝の板を動かしたり、板で湯をもみながら温度を冷ます「湯もみショー」を見ることができます。

\こちらもおすすめ!/

西の河原通りで名物食べ歩き

湯畑から延びる西の河原通りは、商店街から西の河原公園方面へと続く名物ストリート。そこかしこで草津の名物グルメが楽しめますよ。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング2位


歴史と伝統ある阪神の奥座敷、有馬温泉は金泉・銀泉と泉質の違う3種の湯が魅力。遠く神代にさかのぼるいわれをもち「天下一の霊泉」として名高い湯処です。太閤秀吉が造らせた「湯山御殿」の一部とみられる湯船や庭園の遺構なども残っています。

\2位のワケ/

自然豊かな山間にありながら、神戸市の中心部から30分で行けるアクセスの良さが魅力。美肌によいとされる「金の湯」と、炭酸泉とラジウム泉の混合泉の「銀の湯」の2つの日帰り温泉があり、湯上りには個性豊かなカフェ巡りも楽しめます。

楽しみたい
こと

日帰り湯で湯あみをする

ふらりと気軽に立ち寄れる外湯で、日本屈指の名湯を存分に楽しみましょう。美肌によいとされる金泉をひく「有馬本温泉 金の湯」は温泉街の入り口にあり、また「有馬温泉 銀の湯」は、ラジウム泉と炭酸泉の混合泉を利用した外湯でサウナや打たせ湯も備えています。

楽しみたい
こと

温泉みやげを買う

定番の炭酸せんべいや新しい名物などが続々登場!明治末期から続く炭酸せんべいや食べ比べができるアソートも。風情ある温泉街を歩きながらみやげ選びが楽しめますよ。

楽しみたい
こと

風情あるカフェに立ち寄る

「猪名野茶房」の人気メニューは、本わらび粉100%を使って注文後に作る「本生わらび餅」。店内の石臼でひいた新鮮な抹茶や茶鑑定士がブレンドした香り高い日本茶とともに味わいましょう。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング3位


慶長年間に隆盛を極めた延沢銀山の坑夫によって発見された温泉。大正時代の町並みが残り、文化財級の木造建造物が軒を連ねる様は実に見事で、夜になるとガス灯が温かな光を放ち、雪降る季節は、えも言われぬ風情があります。

\3位のワケ/

日暮れ後の能登谷旅館の写真が有名ですが、温泉街散歩もおすすめ。源泉かけ流しの足湯をはじめ、昔ながらの豆腐店やカフェなどがあり、レトロな散策が楽しめますよ。

楽しみたい
こと

木造のレトロな温泉宿を眺める

温泉街の中央に建つ、大正ロマンを感じさせる木造3層造りの「古勢起屋別館」。客室も風情がたっぷり。日帰り入浴もできますが(平日のみ)、ぜひ泊まって風情を堪能してみましょう。

楽しみたい
こと

共同浴場で名湯を満喫する

建築家・隈研吾氏が設計した斬新な造りが特徴の共同浴場。三角形の湯船にあふれる源泉掛け流しの湯を満喫しましょう。日替わりで男女が入れ替わります。

楽しみたい
こと

温泉街から少し足をのばして
自然にふれる

温泉街の最奥に広がる白銀公園にある「白銀の滝」。落差約22mから飛び散る水しぶきが壮観!公園内には滝を間近に眺める遊歩道もあります。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング4位


島崎藤村や志賀直哉、司馬遼太郎はじめ多くの文人墨客に愛された、文学の香り高い伝統の温泉街。大谿川の両岸に旅館やみやげもの屋が軒を連ね、温泉情緒を盛り上げます。浴衣姿で下駄を鳴らして外湯めぐりを楽しむのがここでの風流。名物は但馬牛と冬の味覚、松葉ガニです。

\4位のワケ/

川沿いを飾る柳が情緒豊かな町並みに、6つの外湯とさまざまな店が建ち並ぶ城崎温泉。外湯めぐりが楽しめるうえ、夜は幻想的な温泉街の雰囲気を堪能することができます。

楽しみたい
こと

6つの共同浴場を外湯めぐり

洞窟のようなお風呂や美しい緑に癒やされる露天風呂など、6つの共同浴場が川沿いに点在する城崎。個性豊かな温泉をいくつもめぐってお気に入りの湯を見つけましょう。

楽しみたい
こと

ロープウェイに乗って
温泉街を一望する

大師山のふもとから「城崎温泉ロープウェイ」に乗って、駅がある山頂へ。城崎温泉の町並みや円山川、日本海までの眺めをたっぷりと楽しんで。

楽しみたい
こと

海鮮を堪能する

城崎温泉で食べたいものといえば、やっぱり海の幸をふんだんに使った料理!新鮮な魚介をめいっぱい堪能しましょう。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング5位


伊予国風土記に「速見の湯」と記されていますが、本格的な温泉場となったのは江戸時代のこと。明治、大正、昭和と温泉街が拡大され、別府八湯の中心となりました。毎年4月に行われる「別府八湯温泉まつり」は、別府温泉界隈を中心に催されます。

\5位のワケ/

湧出量、源泉数ともに日本一を誇る温泉が観光の中心。「別府八湯」と呼ばれる8つの温泉があり、それぞれの泉質や入浴スタイルが楽しめます。地中深くから熱湯や熱泥が噴出するべっぷ地獄めぐりは、温泉地ならではの人気観光スポット。

楽しみたい
こと

べっぷ地獄めぐり観光をする

7か所の地獄はそれぞれ個性豊かで、SNS映えするユニークな写真が撮れること間違いなし。迫力満点の地熱パワーが体感できる地獄ワールドを満喫しましょう!

楽しみたい
こと

泥湯を体験する

「別府温泉保養ランド」は泥湯をメインに多彩な浴場をもつ大規模な温泉施設。湯船によって泥がもつ効能が異なり、露天鉱泥小浴場は自律神経や不眠症、地下鉱泥浴場は関節痛に効果があるといいます。なかでも皮膚にいい混浴の鉱泥湯は、肌がツルツルになると評判!

楽しみたい
こと

湯舟から眺望をひとり占めする

「別府温泉 杉乃井ホテル」の名物、棚湯。5段構造の展望露天風呂からは別府湾や遠く四国の佐田岬まで見晴らすことができます。湯舟に浸かりながら朝日や夜景を見る体験はまさに感動そのもの!

和情緒漂う日本の温泉地ランキング6位


万葉の時代から人々に親しまれてきた関東屈指の伊香保温泉は標高800mの地に位置しています。シンボルである石段街の途中には、与謝野晶子の「伊香保の街」が刻まれていて、その両脇に軒を連ねるみやげ店や飲食店が温泉情緒をいっそう盛り上げています。

\6位のワケ/

400年以上の歴史がある石段街は、情緒たっぷりの散策スポット。昔ながらの店が建ち並び、おみやげ処も集まっています。小腹がすいたら、温泉街グルメを味わいながらひと息つけるところも嬉しいポイント。歴史ある名湯を堪能できる湯宿も多く集まっています。

楽しみたい
こと

365段もある石段の情緒を堪能する

石段の両側には、飲食店やみやげ物店、宿が並んでおり、また石段の中腹からは周囲の山々が望めます。レトロな外灯にも趣があるので要チェックです。

楽しみたい
こと

400年以上の歴史をもつ湯を体験する

総檜造りの老舗宿「横手館」は伊香保温泉を代表する建物のひとつ。本館の看板は明治時代の文人、徳富蘇峰の直筆です。源泉かけ流しの黄金の湯が楽しめます。

楽しみたい
こと

群馬名物×古民家で
石段グルメを満喫

「花山うどん 伊香保石段店」は群馬の名物であるひも川うどん専門店。築100年以上の古民家をリフォームした店の人気メニューは、石段あい盛り二味。めん(鬼ひも川・ひも川)、つゆ(醤油・胡麻)とも2種類が付いています。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング7位


日本書紀に記され聖徳太子も訪れたという道後温泉。正岡子規、夏目漱石など、ゆかりの著名人が数多いのも特徴です。近代的なホテルが並び、夏目漱石『坊っちゃん』で描かれた道後温泉地区では「道後アート」も楽しめます。

\7位のワケ/

神話にも登場する日本最古の名湯、道後温泉。シンボルの道後温泉本館は、約5年半ぶりに保全修理工事が完了したばかり。道後温泉本館を中心に、飛鳥乃湯泉、椿の湯の3つの公衆浴場で外湯めぐりが楽しめます。

楽しみたい
こと

日本最古の名湯で湯浴みをする

道後温泉本館や別館 飛鳥乃湯泉では4つのコースから入浴プランを選べます。写真は「飛鳥乃湯泉」の大浴場。陶板壁画をスクリーンにして毎時00分と30分にプロジェクションマッピングが投影されます。

楽しみたい
こと

憧れの湯宿でのんびりする

道後温泉本館から徒歩3分の場所に建つ「ホテル椿館」。明治の洋館をイメージして造られたレトロな宿で、日本庭園に囲まれた露天風呂が自慢。瀬戸内海の幸や四季折々の食材が楽しめる食事も魅力のひとつ。

楽しみたい
こと

道後ハイカラ通りをお散歩

湯上りグルメを満喫できる道後の目抜き通り。「道後ぷりん」ではパフェやソーダなど、プリンとみかんを使ったスイーツが楽しめます。イートインもテイクアウトも充実。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング8位


鬼怒川の清流沿いに広がる一大温泉観光地。開湯は江戸時代で当時は日光詣での僧侶や大名だけに利用が許されていました。現在では、周辺の充実したテーマパーク、日光江戸村などでさらに年齢層を広めて親しまれています。

\8位のワケ/

関東の奥座敷とも呼ばれる、言わずと知れた温泉郷。鬼怒川の渓谷美に加え、近隣にはテーマパークや川遊びスポットが充実し、多くの観光客で賑わっています。新宿から約2時間というアクセスのよさも魅力です。

楽しみたい
こと

個性的なテーマパークで遊ぶ

江戸時代を再現した「江戸ワンダーランド日光江戸村」と、世界旅行気分に浸れる「東武ワールドスクウェア」が人気スポット。他に類を見ない個性的なテーマパークが2つそろった鬼怒川で、非日常な旅気分を満喫しよう!

楽しみたい
こと

大迫力のSLに乗る

日光・鬼怒川エリアの活性化や「お客さまに喜んでほしい!」という思いが結実した、東武鉄道の「SL大樹」。季節ごとに移り変わる車窓が美しいSL旅が楽しめます。日によって運行本数やダイヤが異なるので公式HPをチェックしましょう。

楽しみたい
こと

ライン下りで渓谷美を堪能

鬼怒川の名物といえばライン下り。立岩橋近くから大瀞橋までの約6㎞を下るなかで、目の前に広がる雄大な山々など四季折々の絶景を船上から楽しんでみましょう。営業期間は4月中旬~11月下旬で、事前の予約がおすすめ。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング9位


豪華な旅館が建ち並ぶ県内随一の温泉地。明治16(1883)年に水田のかんがい用井戸から温泉が噴き出したことが始まりで、加賀温泉郷とともに北陸観光の拠点として発展してきました。それぞれの宿が源泉を持ち、個性的で人気宿が多いのが特徴です。

\9位のワケ/

2024年3月に北陸新幹線 芦原温泉駅が開業していっきにアクセスが向上しました。「関西の奥座敷」とも呼ばれ、温泉はもとより、遊ぶスポットや見て学ぶスポット、食べ歩きも充実しています。

楽しみたい
こと

北陸有数の名湯を楽しむ

「セントピアあわら」では、空を仰げる露天風呂ありの「天の湯」、寝湯を備えた「地の湯」と二つの湯殿を楽しめます。毎週火曜に男湯女湯の入れ替えあり。駅前には気軽に楽しめる「芦湯」もあります。

楽しみたい
こと

素敵な温泉宿に泊まる

北陸最大級の大浴場を備える「まつや千千」。男湯は、大きな露天風呂など広々とした湯船でくつろげるのが特徴です。食の充実にも力を入れていて、旬ダイニング「千の幸」のオープンキッチンでは料理人が腕をふるい、出来たての料理を提供。

楽しみたい
こと

温泉みやげを買う

温泉街の中心部にある「だるまや」では、こんがりと焼いた最中の皮に、フルーツカステラとつぶあんを合わせて入れたお菓子「どんりん」が名物。秋冬限定の「芋きんつば」も好評です。

和情緒漂う日本の温泉地ランキング10位


多彩な泉質を有している全国的にみても珍しい温泉地で、開湯150年以上の歴史を誇ります。山あいの温泉街には大規模なホテルが建ち並び、最奥には源泉地である地獄谷の荒涼とした風景が広がっています。

\10位のワケ/

登別温泉最大の源泉、地獄谷は、1日1万tもの湯が湧出する登別温泉最大の源泉。この地獄谷だけでも硫黄泉や食塩泉、鉄泉などさまざまな泉質を持ちます。1か所で多種の泉質を持つ温泉は、世界でもあまり例がないといいます。

楽しみたい
こと

大自然を体感する

白い湯けむりと硫黄の香りが立ち上る「大湯沼」。周囲1kmほどのひょうたん形の湯沼で、青緑色の水面温度は50度、底からは130度の熱湯が激しく噴出している様は圧巻です。

楽しみたい
こと

人気の温泉宿に泊まる

「登別温泉郷 滝乃家」は創業100年の老舗の和風旅館。美しい庭園内にある露天風呂や山海の幸を生かした会席料理が魅力です。最上階の湯処「雲井の湯」では、まるで絵画のような湯浴みを体験できます。

楽しみたい
こと

温泉街の見どころを散策

登別のメインストリート極楽通りにあるお堂「閻魔堂」では、からくり仕掛けの閻魔大王による地獄の審判のからくり上演(1日6回)が見られます。「泉源公園」では約3時間ごとに轟音とともに湯が噴き出す間欠泉を体験してみましょう。