更新日: 2021年7月13日
都心から30分で行くネイチャーウォーク 国府台・真間(市川市)前編 《北国分駅~市川駅 10.4km 徒歩5時間30分 約1万9千歩》
新型コロナウイルスによって生活様式が大きく変わってしまいました。その中で一番感じるのが『運動不足』。テレワークが推進されたことによって在宅勤務という方も多くいらっしゃると思います。
自宅にいる時間が多くなり歩くことが少なくなったと感じることも。近隣を散歩して運動不足を解消しようにも毎日同じコースを歩いていると飽きてしまう。そこで、地図の編集者が地図と航空写真から机上でルートを設定し、歩いてみたお薦めの散歩コースをご紹介します。
目次
歴史ある国府台と万葉集にゆかりの真間を歩く
今回はJR日暮里駅から京成電鉄と北総鉄道を使って約20分。
北総鉄道北総線北国分駅をスタートして歴史ある国府台と万葉集にゆかりの真間を堪能しながらJR市川駅まで歩く10.4kmのコースです。
静寂の北国分駅
今回は前編として北国分駅から里見公園までご紹介します。
時間は8時10分。北総鉄道北総線北国分駅をスタート。通勤通学時間から少しずれたこともあるせいか駅前は人もまばらです。
大通りに出て住宅街の中を南へ進みます。しばらく歩き側道の階段を降りると堀之内緑地の入口に到着します。時間は8時45分。ここは「水と回廊のみち」の一部でここから緑の中を歩いていきます。
堀之内緑地で足慣らし!縄文時代の堀之内貝塚へ
堀之内緑地で軽く足慣らし。緑地を抜けて市川歴史博物館の前の坂を上って行くと抜けると堀之内貝塚へ到着します。縄文時代に形成された遺跡で、長径225メートル、短径120メートルもある貝塚です。出土品には堀之内式土器と名付けられたものもあります。堀之内貝塚は小高い丘になっていて貝塚からの景色は良く、この近くに海岸線があったことが想像できます。
貝塚から脱出できない?
堀之内貝塚の広場にあるイヌザクラを目印に、貝塚とは思えないような緑の中を道なりに左へ左へと下っていきます。道路が見えてきて、この先に出口があるようなのですが、そのような感じは全くしません。そろそろ引き返そうか……と心配になるころにフェンスが出現!行き止まりになっています。しかし、良く見ると扉があり、扉を開けて堀之内貝塚から出ることができました。外に出るとそこは小塚山公園の入口です。
公園の脇には東京外環自動車道が通っており、開通に合わせて整備されたような公園です。時間は9時15分、北国分寺駅から1時間。ここには綺麗なトイレも設置されているので休憩するにも丁度良いでしょう。
鳥の楽園「小塚山公園」へ
東京外環自動車道の先に見える小高い丘が小塚山公園。小塚山公園へはここから歩いて10分程度。
東京外環自動車道の脇道を進み。左手にある坂を上って、左前方の細い道を進み突き当りを左に曲がれば小塚山公園へ到着します。園内では多くの鳥類がみることができるらしく。森の中には鳥の鳴き声が聞こえます。
水と緑の回廊を歩く
公園を抜けると歩道専用の道があります。
「水と回廊のみち」とあり、アスレチックの脇の急な上り坂を進んでいき、左に曲がるとじゅんさい池緑地へ続く緑道に出ます。木々が生い茂り、木漏れ日の中を平坦な土の道を歩きます。
右手を見ると家々の屋根が見え、丘陵地の縁(へり)を歩いていることがわかります。「水と回廊のみち」散歩コースとして整備されているので途中には案内板もあり道に迷うことはありません。
水辺を歩く(じゅんさい池緑地)
突き当りを右へ。崖地を下る階段を進みます。階段を下るとそこがじゅんさい池緑地の入口に到着します。まるでジャングル⁉のような、うっそうとした森の中を歩いて行き開けたところがじゅんさい池。水鳥などの憩いの場となっています。その先にはじゅんさい池があり、右手に池を見ながら水辺を歩いていきます。道は木々に覆われていて、日差しが強くても木陰と水辺を吹き抜けるさわやかな風が心地よく感じます。
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