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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

オーストリア【ウィーン旅行】はこう楽しむ!オススメの楽しみ方10選をご紹介!

美しい街並みの中に幻想的なアートや名建築、カフェがあふれるウィーン。グスタフ・クリムトやエゴン・シーレなどの見ごたえある傑作が堪能できる。豪華な宮殿やウィーンのガウディと呼ばれたフンデルトヴァッサーや、オットー・ヴァーグナーなどによる革新的建築も必見。そしてウィーンの人々が愛するカフェめぐりをするなら、芸術家や文学者が通った老舗カフェやトルテが自慢のカフェ、宮殿や美術館の中にある優雅なカフェも。ウィーンの多彩な楽しみ方をご紹介します!

ウィーンで生まれた19世紀末アートは幻想的な美しさ! 

19世紀末、ハプスブルク帝国が凋落していく予感のなか、グスタフ・クリムト率いる若き芸術家たちは、真の芸術を求めて20世紀へと向かっていった。この時代に生まれた、幻想的かつ退廃的な美しさを放つ世紀末アートの世界にふれてみたい。

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シュテファン寺院周辺ケルントナー通り St. Stephansdom Kärntner Straße

旧市街随一の大通りから路地裏の小路へ足を延ばす
ウィーンのシンボル、シュテファン寺院から、おしゃれな店が集まるケルントナー通りへ。趣のある小路にも寄り道しよう。

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シュテファン寺院 St. Stephansdom

美しい街並みとモザイク屋根を一望
12世紀半ばにロマネスク様式の教会として建築され、14〜15世紀にハプスブルク家のルドルフ4世によって、ゴシック様式の大教会に建て替えられた。内部には大祭壇画をはじめ、石造りの説教壇、彫刻、彫像、ハプスブルク一族の内臓が納められたカタコンベなど見どころが多い。また、北と南の2つの塔から一望できるウィーンの街並みは壮観だ。

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ウィーンで最も賑やかなケルントナー通りでのウインドーショッピングも楽しい。

ウィーン美術館&博物館で、時代を超えた名作を鑑賞

分離派の作品のほか、欧州全土から収集した美術品が並ぶミュージアム。歴史ある建物にも注目したい。

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ウィーン現代アートの宝庫 近代美術館

20~21世紀の多彩なモダンアートが中心。絵画や彫刻、写真、映画、ビデオ作品、家具などがコレクションされている。現代美術の所蔵数では中欧随一で、つねに話題の現代アートを入れ替えで展示している。

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Turmbau zu Babel - Pieter Bruegel 1563, by rpi-virtuell, CC BY

西洋絵画の流れをたどる 美術史博物館

かつてのハプスブルクの宮廷美術館でヨーロッパ絵画の流れがすべてわかる。とくにルーベンスとブリューゲルのコレクションは世界で最も充実している。大理石の床や壁、天井の装飾も必見。

ウィーンの街なかで見る革新的建築に目をみはる

19世紀末に沸き起こったユーゲント・シュティールの建築ブームのなか、偉大な建築家たちが手がけた作品を今も街なかで見ることができる。

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ウィーンのガウディと呼ばれたフンデルトヴァッサーの建築
フンデルトヴァッサー(1928〜2000年)の建築物は、ウィーンの街において目立つ存在だ。

フンデルトヴァッサーハウス
強烈な色彩。傾いた廊下や空中庭園など曲線で構成されている。通路も凹凸があり曲がりくねっている。

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世紀末建築の重鎮近代建築の基礎を築く オットー・ヴァーグナー (Otto Wagner) 1841〜1918年
ウィーンの都市計画に携わり、水門や鉄橋などの公共建築も手がけた。市内で彼が設計した建築物は60ほどで、そのうち30以上が鉄道駅舎。

マヨリカハウス&メダイヨン・マンション
マヨリカハウスは、ヴァーグナーが建設した集合住宅。マヨリカ焼のタイルを使用し、鮮やかなピンクの花びらと緑の葉が壁面を覆う。メダイヨン・マンションの、金を主体とした壁面装飾には、女性の顔とゆるやかな曲線やツタ模様が描かれ、ユーゲントシュティールの特徴が見られる。

ウィーンの公園 緑に囲まれてのんびりピクニック! 

ウィーンで自然を感じたいとき、時間に余裕があるときは、リンク外へ足を延ばしてみよう。面白い発見があるはず。

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地上252mのテレビ塔 ドナウタワー

地上252mのランドマーク。回転式展望レストランがある地上170mの地点へは高速エレベーターで昇ることができる。ドナウタワー周辺は緑が多く、市民が集う公園になっている。

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屋内の展望コーナーから眺望できる

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街のシンボル大観覧車が有名 プラーター

直径61mの大観覧車「リーゼンラート」で有名な公園。夜にはイルミネーションも灯り、ロマンティックなムードがよく似合う。アトラクションは、大小合わせておよそ250ある。

ウィーン ハプスブルク家の居城【ホーフブルク王宮】

ハプスブルク帝国の都であったウィーンには歴代皇帝が暮らした王宮ホーフブルク、夏の離宮のシェーンブルン宮殿と、王家の生活を今に伝える壮麗な建築が残る。華やかな歴史の舞台を訪ねてみよう。

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ホーフブルク(王宮)旧王宮の必見スポットを巡る

旧王宮は、歴代皇帝が日常生活を送り、執務を行なった重要な場所。16世紀に建てられたアマリア宮はロココ様式の漆喰装飾が美しく、その後17世紀にバロック様式のレオポルト宮、18世紀に宰相宮、19世紀にミヒャエル宮が加えられ、現在のような姿となった。

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帝国最後の皇帝と皇妃の暮らし 皇帝居館 Kaiserappartements

皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベートが居住した部分。宰相宮には皇帝の居室や執務室、謁見の間などがあり、隣接するアマリア宮には皇妃のプライベートな部屋がある。

ウィーン【シェーンブルン宮殿】ハプスブルグ家の「夏の離宮」

マリア・テレジア・イエローと呼ばれる黄色い外観と、色鮮やかな花々を配した庭園が美しく調和している

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マリア・テレジアが愛した宮殿と庭園 シェーンブルン宮殿 Schloss Schönbrunn

シェーンブルンとは「美しい泉」という意味で、17世紀初頭に皇帝マティアスが近くの森で澄んだ泉を発見したことから名付けられた。敷地内には、幾何学的にデザインされた美しい庭園をはじめ、動物園、ネプチューンの泉、大温室などが点在し、宮殿とその広大な庭園群は世界遺産に登録されている。1814~15年には「会議は踊る」で有名なウィーン会議もここで開催された。

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Austria-00182 - Great Gallery, by archer10 (Dennis) 106M Views, CC BY-SA

華やかな宮廷文化にふれる 宮殿 Schloss

宮殿内には1441室の部屋があり、そのうち一般公開されているのは40室。ロココ様式で装飾され、ボヘミアン・ガラスのシャンデリアは見逃せない。女帝マリア・テレジアや皇妃エリザベート、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が暮らした部屋をはじめ、モーツァルトが御前演奏を披露した部屋など、歴史的意味を持つ部屋も多い。

豪華絢爛な大ギャラリーは、皇帝主催の舞踏会、レセプション、晩餐会などが催された。クリスタル製の大鏡や金箔を施した漆喰装飾が目を奪う。

【ウィーンのカフェめぐり】老舗カフェをご紹介!

ウィーンの人々にとって、カフェは第2のリビングのような、なくてはならないもの。文学者や芸術家が通ったカフェは当時の面影を残し、今も愛され続けている。

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ウィーン工房御用達の名店 シュヴァルツェンベルク Schwarzenberg 

1861年、ウィーン市街再開発時代に創業。界隈には事務所が多く、当初から男性客で賑わった。とくに建築家のヨーゼフ・ホフマンは、オフィス代わりに使っていたという。店内はシックな雰囲気だ。

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教会を思わせる壮麗な内装 ツェントラル Central 

1876年、建築家フェルステルによって建てられたヴェネツィア風の宮殿内に誕生。フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇妃の肖像が壮麗な空間に溶け込んでいる。

伝説の名場面
かつてオーストリアの作家ペーター・アルテンベルクがこのカフェの常連だった。現在も店の一角に、彼の人形が置かれている。

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