更新日:2020年4月13日
ドイツは「観光」する価値あり?オススメ観光地を徹底検証!
美しい街並みや景色で、世界中から訪れる人々に感動を与え続けているドイツ。中世の街並みを気ままに歩いて堪能したり、街を一望できる眺望スポットで街によって異なる景色を眺めるなど、楽しみ方が豊富。城や宮殿、教会など歴史ある建造物も数多く点在し、中でも世界遺産に登録されている宮殿などのバロック建築はぜひ見学したい。また、博物館や川沿いに残るイーストサイド・ギャラリーなどで、ドイツの歴史を知ることができる。オススメ観光地をご紹介!
ドイツ【ノイシュヴァンシュタイン城】見学のコツ!
ロマンティック街道の南端にそびえ立つノイシュヴァンシュタイン城は、ドイツ語で「新白鳥城」という意味の、壮大で優美な城。常軌を逸した王が国を傾けてまで情熱を燃やし築き上げたこの城は、今も世界中から訪れる無数の人々に感動を与え続けている。
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記念フォトはここから撮る!!
マリエン橋
シャトルバスの往路降車場所でもあるマリエン橋。城から徒歩15分ほどの位置にあるこの橋は、城を真横から眺めることができる。田園地帯や湖を背景に壮大な景色が広がるハイライトともいえる風景だ。
記念フォトはここから撮る!!
テーゲルブルク山のロープウェイ
ホーエンシュヴァンガウからバスで10分ほど移動した先、山の頂上行きのロープウェイからの景色も美しい。見えるのは一瞬だが、ノイシュヴァンシュタイン城を正面にとらえることができる。
Neuschwanstein Castle, by Sarah L. Donovan, CC BY-ND
城に入場するまでのアクセス
チケットセンターから城へ移動
城へのアクセス方法は以下の3種類。チケット購入後、集合場所の城の中庭までは徒歩なら約40分かかるので、余裕をもって行動しよう。先にマリエン橋から城の全体像を眺めておくのもおすすめ。
ドイツ【ローテンブルク】城壁に守られた美しい街を歩いてみた
そびえ立つ城壁、色とりどりの塔、そしてかわいらしい家並み。中世からほとんど変わらない風景を保つこの街は、街道のハイライト。郷土料理や名物菓子、ユニークなショップや個性派博物館など、楽しみは無限大だ。
1.中世の街並みを歩いて堪能する
城壁内に広がるおとぎ話の中のような世界は歩いてこそ。小さな街なので迷う心配は少なく、気ままに歩くのも楽しい。見どころを確実におさえたいなら、観光案内所で配っているウォーキングルートに従うのがよい。
マルクス塔とレーダー・アーチ
木組みの家が連なる道の先に塔とアーチが見える愛らしい雰囲気の人気の一角。マルクト広場から東へハーフェン通りへ進むと現れる。
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2.街を一望する眺望スポットへ
橙色の屋根が連なる風景を望む絶景スポットが街にいくつかある。街の中心部にある市庁舎からの景色は必見。レーダー門やブルク門からもそれぞれ異なる趣の景色が広がる。
市庁舎
鐘楼の展望台では約60mの高さから、マルクト広場をはじめぐるっと一周、街の眺望が楽しめる。展望台はたいへん狭いので注意。
4.名物お菓子を食べる
この街特産のお菓子「シュネーバル(複数形シュネーバレン)」は、「雪球」という意味の揚げ菓子。長く伸ばした生地を球状に丸めて揚げ、砂糖やチョコ、ナッツなどさまざまなコーティングで楽しむ。サクサクと軽い食感。
ドイツ【ヴュルツブルク】最高峰のバロック建築に出会う
マイン川のほとりに広がる、芸術と文化の街。世界遺産に登録されている領主司教の宮殿や、街を見下ろす中世の要塞、殉教者・聖キリアンを祀る教会など壮麗な建物を見学してまわりたい。
マリエンベルク要塞
街の西にそびえる堅牢な要塞
13〜18世紀にヴュルツブルク大司教が使用した要塞兼居城で、要塞までの道はぶどう畑になっている。17世紀の三十年戦争でスウェーデン軍に占領された際に、バロック様式に改築された。マイン川と旧市街を一望できる眺望スポットでもある。
マインフランケン博物館
ミュージアム
マリエンベルク要塞内にある博物館。銀製品や貴族の日用品、絵画、彫像、家具など華やかな暮らしを感じさせるものを展示している。リーメンシュナイダーの作品も充実。
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【世界遺産】レジデンツ
領主司教の華麗な宮殿
1720年から24年かけて建築された大司教の宮殿。ドイツ・バロックの代表的建築で、基本設計はバルタザール・ノイマンが手がけた。1981年に庭園と宮殿前広場が世界遺産に登録されている。公開は一部のみ。
人物を知る
聖キリアン (St. Kilian)【640〜689年】
ヴュルツブルクの守護聖人キリアンはアイルランドで生まれた司祭。686年にローマからこの地に派遣され、布教に努めたが、領主夫人の反感を買って暗殺された。その後11世紀になって、墓の上にノイミュンスターが建立された。毎年7月には聖キリアン祭が行なわれる。
ドイツ【バート・メルゲントハイム】人気の温泉保養地
11世紀の文献に登場する歴史ある街。かつてはドイツ騎士団の本拠地で、現在は温泉保養地としてのどかな雰囲気。19世紀に発見された鉱泉を目当てに、ヨーロッパ各地からたくさんの湯治客が訪れる。
Bad Mergentheim, Hans-Heinrich-Ehrler-Platz (2), by Pierre Andre Leclercq, CC BY-SA
街の魅力KeyWord3
1.のどかな街並み
ドイツの小さな街の雰囲気が満喫できる。飲泉による保養で知られるクアパークは散策に最適。
街の魅力KeyWord3
2.ドイツ騎士団城
キリスト教社会を守り、異教徒を倒す目的で結成されたドイツ騎士団がかつて本部を置いた街で、当時の城が見学できる。
クアパーク
市民の憩いの場となる公園
園内には源泉飲用による治療施設、カフェ、ブティックの建物のほか、バラ園、日本庭園、噴水などがある。コンサートなどの催しも多く行なわれる。
ドイツ【ハイデルベルク】城と最古の大学が有名
13世紀に建てられた選帝侯の城がそびえ立ち、14世紀創設の名門大学が世界の若者を呼ぶ古都。ゲーテやショパンをはじめとする多数の文化人に愛され、この街をテーマにした作品も多い。
Heidelberg lunch stop, by John Englart (Takver), CC BY-SA
ハイデルベルク大学 Universität Heidelberg
700年超の歴史をもつ名門
選帝侯アルブレヒト1世が1386年に創設したドイツ最古の大学で、数多くのノーベル賞受賞者を輩出した名門。旧校舎や蔵書数が200万冊という図書館などが見学できる。校舎の東側にある学生牢は1914年まで使われていたもので、勇ましい当時の学生たちの生活ぶりなどがうかがえる。
ハイデルベルク城 Schloss Heidelberg
繁栄と戦災の歴史を今に伝える
1300年頃、プファルツ選帝侯の居城として建造された。その後、延べ5世紀にわたって破壊と、さまざまな建築様式を取り入れながらの再建を繰り返し、拡張。たび重なる戦争などで破壊され、半ば廃墟のような姿で現存しているが、各時代のエポックとしてドイツロマン派文学にたびたび謳われ、国内でも抜群の知名度を誇る。
by fotolia - ©daliu
ViewPoint!! 城内テラス
ハイデルベルク城のテラスからは旧市街やカール・テオドール橋を見渡すことができる。見事な眺望を楽しもう。
ドイツ【ニュルンベルク】神聖ローマ帝国の城が今も残る街
ペグニッツ川に沿って広がる全長約5㎞の城壁に囲まれた旧市街には、中世の面影を伝える木組みの家が建ち並ぶ。その北端にある丘から、神聖ローマ帝国の皇帝が築いた城が、バイエルン州屈指の大都市となった街を見守っている。
アクセス
ミュンヘンからICEで約1時間。フランクフルトからICEで約2時間5分。Nürnberg Hbf.ニュルンベルク中央駅から旧市街まで徒歩3分。
ViewPoint!! ジンヴェル塔塔上からの眺望。
朱色の三角屋根を持つ伝統的な家屋が目立つ。中央の双塔の建物は聖セバルドゥス教会。
by fotolia - © Wolfgang Cibura
カイザーブルク (Kaiserburg)
街の変遷を見守り続ける
1040年頃にハインリヒ3世によって建てられた神聖ローマ皇帝の城。居城や帝国・宮廷議会の会場として、16世紀まで使用された。深さ47mの井戸やその小屋、ロマネスク様式の二重礼拝堂がある。内部はガイドツアーかオーディオガイドにより見学できる。
ジンヴェル塔 (Sinwellturm)
とんがり屋根が特徴的な塔。上ることができ、ニュルンベルクの街を見渡せる。
聖ローレンツ教会 (St. Lorenzkirche)
貴重な芸術品が残る
パリのノートル・ダム大聖堂を思わせる美しいバラ窓が目をひく。天井からは『受胎告知』のレリーフが下がり、祭壇の後ろにはステンドグラスが輝く。
ミュンヘン2大宮殿【レジデンツ】【ニンフェンブルク城】を巡る
バイエルンを支配したヴィッテルスバッハ家は芸術に造詣が深く、趣向を凝らした装飾や絵画があふれる城を多く建設した。
レジデンツ Residenz
王家の優雅な暮らしがうかがえる華やかな宮殿
1806〜1918年にかけて、バイエルン王のヴィッテルスバッハ家が住んでいた宮殿。建物は14~19世紀にかけて造られたもので、王宮、旧王宮、大広間の3つの館からなる。音楽や芸術を好んだ王家の、130室に及ぶ部屋には、豪華な調度品や宝飾品があふれている。内部は博物館や宝物館、劇場として公開されており、見学に2時間はみておきたい。
グロット宮殿 Grottenhof
インドや東南アジアの神々をほうふつとさせる像などが、びっしりと埋め込まれた貝殻で装飾されたアジア風の雰囲気漂う異色の宮殿。
ニンフェンブルク城 Schloss Nymphenburg
17世紀の面影を残す優美な国王の夏の離宮0
バイエルン国王の夏の離宮で、「妖精の城」という名を持つバロック様式の城。第一次・第二次世界大戦の戦火を免れたため保存状態も良い。宮殿本館の「石の間」のフレスコ画、南翼にある美人画ギャラリーなどが、訪れる人を圧倒する。ほか、馬車博物館やロココ式小宮殿、庭園などがあり見ごたえ十分。
Schloss Nymphenburg - inside, by GOC53, CC BY
寝室 Schlafzimmer
緑のベルベット生地に銀糸の刺繍を施した天蓋が繊細で美しい。天使が飛び交う天井画も見ておきたい。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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