更新日:2020年4月13日
台湾は「観光」する価値あり?オススメ観光地を検証!
東京から直行便で約4時間で行ける台湾。人口700万人の小さな島ながら、歴史ある古都やロマンチックな港町、温泉に大自然の絶景までと観光スポットが満載!「千と千尋の神隠し」のモデルとなった幻想的な街「九份」も必見です。近年アート&リノベスポットが増えている「台中」も含めて、見どころ満載の台湾観光スポットを詳しくご紹介します!
台湾首都台北はこうなっています!主要スポット&エリア
個性的で魅力あふれる街の多い台北。効率良く見どころをまわるために、主なエリアを把握しておこう。
台北で最初に街が形成された土地。下町情緒が感じられる古い街の中心に龍山寺がある。映画のロケ地にもなり人気だ。
台北のシンボルタワー、台北101がある信義エリアは市政府を中心に開発された新都心。ショッピング、グルメともに店が充実している。
市の中心部に位置する閑静な住宅街。レストランやブティック、茶藝館などが点在し、旅行者に絶大な人気を誇るエリア。近接する青田街、龍泉街を併せて「康青龍」とも呼ぶ。
台湾屋台グルメパラダイス 熱烈!夜市の誘惑
台北の街は、まるで毎晩がお祭りのよう。あちこちで開かれている夜市では、B級グルメやオモシロ雑貨の屋台がずらりと並び、多くの人々でごった返す。賑わいのなかに飛び込み、ローカルの熱気を肌で感じよう。
食べ物屋台がおよそ60〜70ほど集まっている一大フードコート。テイクアウトの粉もの系からテーブルありの小吃店、スイーツ屋台やドリンクスタンドとさまざまにそろう。客引きも盛んだが、興味がなければ笑顔で断ればOK。食べたいものをじっくり選びたい
大勢の人々の熱気とほどよいローカル感初心者もツウも楽しめる歴史ある夜市
地元のディープな雰囲気が体験できる、台湾で最も古い夜市。松山慈祐宮前の400mほどの一本道。昼は服飾店などが並ぶ商店街だが、夕方になると食べ物屋台や雑貨屋台、占い屋台などが両脇に並ぶ。適度に観光客向けなので初めてでも楽しめる。
台湾【九份】 「千と千尋の神隠し」に出会う不思議な街
夕暮れが異郷を連れてくる不思議な街「九份」(チウフェンChiufen)
一歩足を踏み入れると、まるで過去にタイムスリップしたかのような古い家屋が旅人を出迎える街、九份。名物の赤い提灯にぽつぽつと明かりが灯りだす夕暮れどきには、昼間とはまた違う幻想的な表情を見せる。
台北から1時間30分古き良き時代が灯火に揺れる。
九份のメインストリートである基山街と直角に交わる、石段の続く道が豎崎路。基山街から軽便路にかけてが最も賑やかで、階段の両側には眺望やレトロな雰囲気が自慢の茶藝館が並ぶ。基山街から豎崎路を下っていけば、石段を上らずに九份バス停に出られる。
みやげ物店が軒を連ねる賑やかな路地。以前は生活雑貨を扱う店がほとんどだったが、観光地となった今では、みやげ物店や工芸品店、食べ物の屋台が大半を占め、週末には観光客であふれかえる。賑やかではあるが、昔ながらの風情も漂っており、散策の魅力は尽きない。
1927年に切り開かれた金鉱の坑道。現在内部は閉鎖されているが、金鉱で栄えた街の面影を感じるスポット。
台湾【淡水】夕日に染まるロマンチックな港街!
淡水河の河口に開けたローカルに人気の行楽地
MRT淡水駅から延びるメインストリート・中正路には、昔懐かしいおもちゃや雑貨を扱う店が集まっている。ここは淡水老街と呼ばれ、夜遅くまで賑わっている。河浜道路と呼ばれる河畔の遊歩道沿いには数多くの屋台が並んでいるので、食べ歩きを楽しみながら進もう。紅毛城や周辺の史跡をめぐりつつ、夕暮れが近づいてきたら、船着場から漁人碼頭へ。ロマンティックで美しい夕景を目に焼きつけたい。
中正路は古くから地元の人々で賑わう商店街で、今でも多くの屋台やみやげ物店が軒を連ね、商店に交じって、市場や淡水最古のお寺である福佑宮も並んでいる。週末ともなると動けないほどの人出に。夕日を眺めたあとの夜の散策も風情がある。
淡水河を隔てて観音山を真正面に望む観光港。ここから眺める夕景がとくに有名で、海に面したカフェやレストランでゆっくり過ごしたい。
漁人碼頭に架かる全長164mの白い橋。バレンタインデー(情人節)に開通したことからこの名がある。夜にはライトアップされる。
台湾【猫空】眺望絶景のお茶の里!個性あふれる茶藝館!
眺望絶佳のお茶の里個性派の茶藝館が並ぶ
ロープウェイの終着駅・猫空一帯は、茶畑が広がるお茶の里。バス通りの指南路沿いには、広い範囲にわたって茶藝館が点在する。その多くは、傾斜地に面してテラス席を設けており、市街を見渡す抜群の眺望が自慢。朝まで営業しており、賑わっている。
24時間営業、無休の茶館。代々この地でお茶を栽培する農家が営み、のんびりとした時間と台湾名産のおいしいお茶が楽しめる。食べ物は持ち込み可だが、茶葉を使った名物料理も美味なのでぜひ味わいたい。
駅からすぐの場所にあり、旅行者にも立ち寄りやすい茶館だ。店内には鯉の泳ぐ池がしつらえられ、屋内にもかかわらず中国庭園の趣。席は靴を脱いで上がる個室になっており、ゆっくりとくつろげる。
台湾【北投】台湾随一の温泉地で湯めぐりを楽しむ!
MRTで気軽に行ける台湾随一の湯の里
北投は台湾最大の温泉郷。もともとは硫黄を商うドイツ人によって開発され、その後、日本人によって浴場が整備された。ここの泉質は青温泉(強酸性硫鉱泉)と呼ばれるラジウム泉。さらに、白温泉と呼ばれる弱酸性単純泉もあり、温泉宿の多くはこちらを引いている。青温泉ほどではないが、白温泉も泉質の良さで知られている。
温泉街のはずれにある源泉地で、湯温80~100度。いつ訪れても湯気がたちこめており、神秘的な雰囲気だ。硫黄の臭いも強い。地熱谷から流れ出た温泉が街を横断している。
本家加賀屋で研修を受けたスタッフによるおもてなしを台北で受けることができる。料理は加賀屋で修業した料理長が供す和風会席。大浴場の日帰り利用は予約不要。
台湾【鶯歌】焼物の里で素敵な茶器に巡り会う旅!
石畳の通りの両側に人気の陶磁器店が並ぶ
台湾で唯一の陶芸文化の博物館「新北市立鶯歌陶瓷博物館」と陶磁器店が並ぶ尖山埔路老街や重慶街などが観光のポイント。尖山埔路老街は品ぞろえがよく、価格も安いことから週末を中心に行楽客で賑わう。重慶街は、作品展示を目的としたギャラリーも多く、作業風景を見せてくれるところもある。丹念にまわって好みのものを探してみよう。陶芸教室も体験したい。
「尖山埔路」とも呼ばれ、かつては陶磁器業者が多く集まっていた街道。多くの窯元は郊外に移り、現在は100軒以上の陶磁器店が軒を連ね、鶯歌の中心街として多くの人が訪れる。
海外の展示会にも出品する陶芸家・林栄華氏のギャラリー。窯変による赤や青の絶妙な色合いを生かしたものなど独創的なデザインが多い。
鶯歌産を中心に、ふだん使いから最高級品まで、デザインもモダンから古典まで幅広く扱う。作家と店とのユニークなコラボ作品もある。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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