ロンドン「ヴィクトリア&アルバート博物館」美術工芸品ギャラリー
ヴィクトリア女王の夫、アルバート公が尽力し1851年のロンドン万博での収益をもとに開館。元来装飾博物館と呼ばれていただけあり、絵画、彫刻、宝飾品や装身具など約450万点を収蔵する。145の趣の異なる展示室で絵画、彫刻や、家具、建築、服飾、装飾品などが展示されている。とくにインドの絵画、装身具、楽器の収蔵品は欧州最大級。現代デザインの祖とされるウィリアム・モリスの展示も必見。時代の潮流を反映した特別展も行なう。
センスの光る装飾品は女性必見のミュージアム
ローマ帝国時代から受け継がれてきた彫像やレリーフ
ヴィクトリア&アルバート博物館鑑賞のコツ
部屋数が145もあるので、見たいものを先に決めてまわるのが効率的だ。建物自体も素晴らしい。
英国政府管轄の美術コレクション「テート・ギャラリー」
リヴァプールで砂糖精製業に従事していた実業家のヘンリー・テート卿が自身のコレクションを国に寄贈したことが始まり。1897年にテート・ブリテンを開設、彼の寄贈品だけでなく、多彩な英国アーティストの作品を収集し、今では4つのサイトで約7万作品を所蔵する。
ターナー、 モネ…名だたる名画が一堂に テート・ブリテン Tate Britain
英国生まれの美術品を集めたイギリス最大規模の国立美術館
1897年にナショナル・ギャラリーの分館として誕生。16世紀から現代にいたる英国生まれの美術品を集めた大規模な国立美術館。ラファエロ前派とされるブレイクから、20世紀のホックニーにいたるまで、この国の美術史がつぶさにわかる展示となっていて興味深い。
新旧を取り混ぜた展示方法が斬新 テート・モダン Tate Modern
ロンドンで最も注目を集めている常設展示のない現代美術館
20世紀を代表するモダンアートの秀作や最先端の実験的アートが「テーマ別」に並べられ、映像や音、光を駆使したインスタレーション・アートを取り入れた、従来の形にとらわれない展示方法がユニーク。
ロンドンのおすすめ「ミュージアム&ギャラリー」
世界的に有名な名画から想像力をかきたてられる現代アートまで、数あるなかから厳選して紹介。
ナショナル・ポートレイト・ギャラリー National Portrait Gallery
英国著名人の人物史をたどる
ナショナル・ギャラリー隣にある、肖像画ばかりを集めた美術館。エリザベス1世、シェイクスピアなど16世紀の人物から、ミック・ジャガーのような現代のスターまで、著名人を描いた約1300点の作品を展示する。
デザイン博物館 Design Museum
世界のプロダクトデザインの最先端
コンラン卿によって1989年に設立されたコンテンポラリーデザインの美術館。1950年代の倉庫を改造した建物に、世界中のグッドデザインを展示。1階のレストラン「ブルー・プリント・カフェ」にもぜひ立ち寄りたい。
ホワイトチャペル・アート・ギャラリー Whitechapel Art Gallery
モダンアートの老舗的ギャラリー
1938年にピカソの『ゲルニカ』を展示したり、若きホックニーのデビュー展を開催するなど、20世紀のアートの巨人たちの輩出に大きな力を果たしてきた。今も新進気鋭のアーティスト発掘に積極的。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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