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筆者撮影

シュローダー彩

更新日:2018年1月7日

シアトルの新名所!パイクプレイスと繋がる開放的なマーケットフロントへ!

今回ご紹介するのは、アメリカのワシントン州・シアトルに2017年の6月29日に正式オープンしたばかりのピカピカの新・観光名所です。



シアトルダウンタウン中枢である「 Pike Place Market (パイクプレイスマーケット)」の拡張されたエリアでもあり、新しい名所とも言える「MarketFront(マーケットフロント)」をレポートしちゃいます!

MarketFront(マーケットフロント)

言わずとも知れた、すでに多くの観光客で週末はもとより、夏休み中は特に、「東京のアメ横」のような人だかりでごった返している。 シアトルの中でも指折りの観光名所の一つでもあるここ「Pike Place Market(パイクプレイスマーケット)」ですが、さらにこの度、その観光名所をさらに拡張工事して誕生したのがこの「MarketFront(マーケットフロント)エリアです。

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筆者撮影

ここへはマーケット内を北側へ進むほか、車道を挟んだマーケットの裏手側、海に面した公園沿いから歩いてアクセスすることができます。

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筆者撮影

パイクプレイスマーケットのメインストリートとなる通りはかのシアトルを代表するコーヒーショップ「スターバックスの第1号店」など観光する人々で歩くのも前方を見るのもままならない日もありますので、すでにこのエリアの観光を終えて、新名所となる「マーケットフロント」だけを目指すのであれば、歩きやすく混雑の少ない公園沿いからのアクセスをおすすめします。

コンクリートと木材をメインに使用した建物は従来の「パイクプレイスマーケット」との繋がりも主張されており、すっきりとシンプルでデザイン性がありながらも、奇抜ではないため協調性があり、すでに「パイクプレイス」の一部分としてすっかり馴染んでいる様子でした。

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筆者撮影

案内板に従って「パビリオン」と書かれた階上へと向かいます。

ここには以前からあった「パイクプレイスマーケット」の大きなブタさん貯金箱でありマスコットの「レイチェル」に続くブロンズ像のニューフェイスのブタさんマスコット「ビリー」が子供や大人に大人気で、とにかくひっきりなしの写真撮影会になっていました。

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筆者撮影

この場所にちなんだお土産らしいお土産の子豚ちゃんおカラフルな貯金箱のほか、サーモンなどの自家燻製商品を販売する「Little Fish」、クラフトブルワリー、こだわりのアメリカンビスケット、ローカルのドライフルーツや高品質のチョコレートを取り扱う「indi chocolate」など、今後もクラフト商品やアート作品などの工芸品、地元のファーマーの方達などの参加も加わってますます賑わいを見せていきそうです。

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筆者撮影

この屋外に設置された屋根付きのスペース「パビリオン」をそのまま突っ切って抜けると、そこにはピュージェット湾に正面を向いて突き出した、眺めの良い開放的な展望デッキに繋がっています。

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筆者撮影

ところで展望デッキやパビリオン内のフェンス、よく見るとまあるくてかわいらしいチャームがいくつもぶら下がっていますが、これはこのマーケットフロント内に新しく同時開発された「低所得者層の高齢者向け住宅」の援助にも繋がるという素晴らしいプロジェクトの一環によるもの。

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筆者撮影

$180の寄付金を収めることで自分の名前や、25文字以内であれば好きな言葉を刻むことができ、現在、この企画とそれ以外にも様々な形で還元される募金活動への参加者を募っています。

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筆者撮影

約$7400万ドル(※日本円に換算して約85億円/2017年10月現在)を投資し、約2787㎡の開放的なパブリックスペース、増設された300台が収容可能な地下駐車場、自転車33台分の駐輪スペース、47店舗分のファーマーさんと工芸品職人さんのための敷地、そして、40の低所得層高齢者の方達へ向けた住宅設備などが新たに設置・拡張された約40年ぶりの大幅な、そして画期的なこの「マーケットフロント」。

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筆者撮影

【Pike Place MarketFront】
所在地:1501 Western Ave, Seattle WA 98101
営業時間:店舗により異なる(展望デッキは制限なし)
定休日:店舗により異なる
HP:http://pikeplacemarket.org/marketfront
※パイクプレイスマーケットの寄付・募金活動などの詳細はこちらのHP:http://pikeplacemarketfoundation.org/

シアトル1の観光スポットと称される「パイクプレイスマーケット」内似できたこの新・観光地は、シアトルの生活や環境といった、将来を見据えたプロジェクトと共に、シアトルを訪れる何万という観光客の方々はもとより、多くの地元住民たちからも熱い視線を注がれており、今後も持続的・将来的な発展を期待されています!

ルコルドンブルー卒業後、ピエールエルメ、赤坂のイタリアンレストランでディオールやイタリア大使館などのパティシエを務める。 現在はシアトルに在住。『地球の歩き方』でも記事を執筆。食べる事が趣味。HPはこちら

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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