更新日:2018年3月9日
カナダのソウルフード「プーティン」!本場モントリオールのプーティンウィークをレポート!
カナダの国民的B級グルメ「プーティン」。フライドポテトにグレービーソースとチーズカードをかけたファーストフードです。1950年代にカナダのフランス語圏の州ケベックで生まれました。見た目もカロリーもインパクト大なこの料理、かなりジャンクな香りがしますが食べてみると案外癖になるんです!スタンダードなものはこんな感じの見た目。ソースがしみ込んだジューシーなポテトとチーズのコクが口の中に広がります。そのプーティンを楽しむ「プーティンウィーク(La Poutine Week)」が2月1日~7日にカナダ各地で開催されました。
プーティンウィークとは?
筆者撮影
参加レストランがこの週のために創作プーティンを作り、それを食べたお客さんたちがフェイスブックで投票して優勝を決めるというものです。2012年にモントリオールで始まりました。どこか特定の場所にお店が集まるのではなく、それぞれのレストランが通常メニューと一緒に提供しているので、参加店を公式サイトで見て気になるお店に行って注文します。今年はカナダ全国で10都市約240店が参加!中でもケベックシティ、モントリオール、今年初参加のウィニペグは参加店舗数が多く盛り上がっているようです。そこで本日はプーティンウィーク発祥の地モントリオールから参加している40店以上のうち、2つのお店のプーティンをご紹介します!
HP:https://www.lapoutineweek.com/
ポルトガルレストランCampo
筆者撮影
ダウンタウン、地下鉄グリーンラインの「Peel」駅から徒歩2分ほどのところにあるポルトガル料理店Campo。ここではチキンを使ったプーティンが定番メニューにありますが、この期間にはBefanaという酢漬け豚肉のポルトガル風サンドイッチを元にしたプーティンが提供されていました。
筆者撮影
皮付きのフライドポテトの上にはBefana、チョリソー、人参とカリフラワーのピクルス、オリーブ、そしてチーズがのっています。グレイビーソースはちょっとスパイシーでスモーキー。豚肉とピクルスとオリーブの酸味が特徴的なお味でした。お値段は15ドル+税
アイリッシュパブPub McCarold
筆者撮影
次に訪れたのは地下鉄ブルーラインの「Côte-des-Neiges」駅から徒歩1分のところにあるアイリッシュパブ。落ち着いた木目調のテーブルやビアサーバーなどが本場のパブを思わせるお店です。このパブが作るのは骨付き鴨肉のコンフィがのったプーティン。
筆者撮影
ポテトはスティック状ではなく一口大にカットされています。食べてみると鴨肉のコンフィがほろほろでおいしい!ソースはブルーベリーと赤ワインが入っていて甘めに仕上がっています。ですが決して甘すぎるということはなく、上にのっているビーツのチップスと揚げたルッコラの香ばしさがコントラストになっていてバランスが取れています。B級グルメのはずのプーティンですが、こちらはずいぶんおしゃれで贅沢なお味でした。これで16ドルとは、なかなかお得なのでは?他にもロブスターと牛フィレ肉の豪華なプーティンや、キムチとチーズのプーティンなど、試してみたいものはたくさんあったのですが、何しろ期間が1週間と限られているうえ、ヘルシーとはいいがたい料理なので今年はあきらめました。また来年に期待!
最後に…
プーティンウィークは毎年2月の第1週に開催されます。今年はもう終わってしまいましたがこれからカナダ旅行を予定している方もご安心を。ファーストフード店、カフェ、バー、ピザ店などのメニューには、必ずと言っていいほどプーティンがあります。カナダにお越しの際はぜひ一度はお試しください!
カナダの仏語圏ケベック州でフランス人の夫と娘と3人暮らし。カナダやフランス情報、子育て、ライフスタイル、文房具などについてブログで綴っています。
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