更新日:2017年9月12日
ポーランドの古都クラクフの歴史地区と周辺で訪れたいスポット7選
ポーランド南部の街クラクフは、千年の歴史を持つ美しい古都。首都のワルシャワと異なり、第二次世界大戦の被害をほぼ受けなかった事から、歴史的な街並みが状態よく残されています。日本では「ポーランドの京都」と親しみを込めて表現されるクラクフの魅力と近郊エリアで訪れたいスポットをご紹介します。
バルバカンとフロリアンスカ門
ユネスコの世界遺産に登録されているクラクフ旧市街への入り口には、14世紀に造られたフロリアンスカ門(Brama Floriańska)と、15世紀に造られた円形の要塞バルバカン(Barbakan Krakowski)が、街を守るように取り囲んでいます。
筆者撮影
外敵から旧市街を守っていた城壁は、19世紀に取り壊され今では一部が残されているのみ。旧市街へ足を踏み入れるときは、バルバカンとフロリアンスカ門を通り、当時の面影を感じてみましょう!
バルバカンHP http://www.mhk.pl/branches/barbican
ヴァヴェル城
クラクフのシンボル的存在であるヴァヴェル城(Zamek Królewski na Wawelu)は、旧市街の南のヴィスワ川に面する美しい場所に位置します。
筆者撮影
敷地内には、ヴァヴェル大聖堂・博物館・竜の洞窟・旧王宮などがあり、ゆっくりと見学したいスポットです。特に何度も増改築されたヴァヴェル大聖堂は、ほかのどこでも見かけない独特の外観をしているので注目です。
ヴァヴェル城HP http://wawel.krakow.pl/en/
聖マリア教会
クラクフの旧市街の中央広場に面する聖マリア教会(Bazylika Mariacka)は、高い二つの塔が印象的なゴシック様式の建築で、13世紀に建てられたクラクフを代表する建造物です。
中央広場
クラクフの中央広場は、クラクフで一番賑わう華やかな場所。季節によって様々なイベントが開催されています。
筆者撮影
注目したいのは観光客を乗せる華やかな馬車。クラクフの馬たちはカラフルな装飾を身に着けており、クラクフの街に華を添える存在です。
織物会館
中央広場に面する織物会館は、ポーランドの工芸品が売られるマーケットや博物館が入る施設です。かつて織物を取引していたことから、現在もこの名で呼ばれているそう。
筆者撮影
織物会館にはポーランド全土の工芸品が並んでおり、お土産探しにおすすめです。
イースターマーケット
ヨーロッパの春の行事イースターの前後に開催されるイースターマーケットでは、イースターに関する雑貨や、ハンドメイド雑貨を購入することができます。
筆者撮影
ポーランドは敬虔なキリスト教徒が多く、この時期は街はイースター色に染まります。
カジミエシュ地区
ヴァヴェル城の南に位置するカジミエシュ地区は、かつてユダヤ人地区であった場所。第二次世界大戦時にユダヤ人に対する迫害があったことから、街は一時廃墟と化してしまいました。現在は古い建物をリノベ―ションしたオシャレなレストランやナイトスポットが営業しており、若者に人気のエリアです。
筆者撮影
街の至る所にはヘブライ語の文字の看板やシナゴークがあり、ユダヤ人文化に触れる事の出来る場所です。
スウェーデン在住の30代フリーライター。20代はバックパッカー旅行に情熱を注ぎ、現在は週末にヨーロッパ各国を気ままに一人旅しています。最新のスウェーデンやヨーロッパ情報をお届けします。
筆者のブログ:http://travelholic30.com/
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