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筆者撮影

西崎莉緒

更新日:2017年9月12日

ポーランド・クラクフの若者が集まるカジミエシュでユダヤ人地区の歴史に触れる

ポーランドの古都クラクフは、11世紀中頃から16世紀後半までポーランド王国の首都として繁栄した街です。「ポーランドの京都」と 表現されるほど街中には歴史的な建物や史跡が多く残されています。そんなクラクフのカジミエシュ地区はかつてユダヤ人が暮らしていた街。 歴史の中で一度は廃墟と化した街が現在は若者が集まるおしゃれな街として生まれ変わりました。それではクラクフの個性的なスポット、カジミエシュ地区を歩いてみましょう。

若者の街の集まるアートの街カジミエシュ

クラクフのシンボル的存在のヴァヴェル城から徒歩10分ほどのエリアにカジミエシュ地は位置します。

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筆者撮影

古びた建物や空き家になった建物が残るエリアで、 近年若者たちの集まるアートの街として注目されています。

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筆者撮影

建物の壁にはおしゃれなストリートアートが描かれ、古い建物をリノベーションしたレストラン、バーやクラブなどが営業しています。世界中からの観光客が集まるクラクフ旧市街とは雰囲気が一変し、地元の若者や欧米人が集まるエリアです。

カジミエシュの歴史

カジミエシュ地区は14世紀にユダヤ人保護に熱心なカジミェシュ大王によって作られた街です。

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筆者撮影

多くのユダヤ人がここで暮らし独自の文化を育み栄えました。現在もユダヤ教の祈りの場シナゴーグや ユダヤ人博物館などを訪ねることができます。

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筆者撮影

しかし、第二次世界大戦時にここで暮らすほとんどのユダヤ人が強制収容所に連行されてしまい、 その結果カジミエシュは廃墟と化しました。 近年、再び賑わいを取り戻しつつあるカジミエシュは、オシャレなだけでなく、クラクフのユダヤ文化に触れることができる貴重な場です。

ユダヤ文化の名残

カジミエシュの街中を歩いていて見かける不思議な光景。それはレストランなどの軒先に残るヘブライ文字の看板などです。

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筆者撮影

Szeroka streetにあるレストランHAMSAは、その名の通りハムサと呼ばれる 手の形をしたモチーフが残されています。ユダヤ教では ハムサは 邪眼から身を守ってくれると信じられています。 かなり年季の入った建物ですが、お洒落なインテリアの素敵なお店です。

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筆者撮影

近くの別のレストランにもユダヤ教の象徴である燭台とダビデの星があり、街中の建物によく目を凝らして見ると、薄くヘブライ文字が残っているのが興味深いポイントです。

ノビ広場周辺

カジミエシュのノビ広場(Plac Nowy)周辺には、小さなお店が密集する一角があります。

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筆者撮影

ここにはテイクアウトバーや、屋台フード、ポーランド料理のピエロギのお店などがあり、若者たちに人気で週末の夜は特に賑わいます。ぜひチェックして見て下さい。

最後に・・・

いかがでしたか?今回はポーランドのクラクフにある若者に人気の個性的なスポットのカジミエシュをご紹介しました。クラクフの有名観光地を見学した後に、ぜひカジミエシュにも立ち寄ってみてください。

【筆者】西崎莉緒

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スウェーデン在住の30代フリーライター。20代はバックパッカー旅行に情熱を注ぎ、現在は週末にヨーロッパ各国を気ままに一人旅しています。最新のスウェーデンやヨーロッパ情報をお届けします。
筆者のブログ:http://travelholic30.com/

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