12月の韓国の気温を徹底解説【2024年版】韓国旅行の前に各都市の気温を知ろう!
12月の韓国の気温は何℃くらいになるのでしょう? 韓国旅行を考えている方にとって、気温の情報は見逃せませんよね。現地での服装をはじめ、暑さ・寒さ対策に何を持っていけばよいのかなど、気温をもとに計画す...
更新日:2024年4月9日
三方を海に囲まれている韓国では、日本と同じくらい海鮮料理を食べる文化があります。
焼き魚やお刺身といったおなじみのメニューをはじめ、韓国ならではの辛い味付けの料理もたくさん!粉唐辛子やコチュジャンソースで調味した海鮮は、韓国へ行ったら見逃せませんよね。
気になる韓国の海鮮料理事情。この記事では韓国の美味しい海鮮メニューを味付け・調理法別でご紹介していきます!
お気に入りの一皿を見つけてみてくださいね。
韓国料理といえば、まず思い浮かぶのは「辛いもの」ですよね。ここでは辛味を楽しめる海鮮料理10選をご紹介します!
ヘムルタンは、海岸部はもちろんソウルなどの都市部でも広く食べられている海鮮鍋です。
お店によって具材は異なりますが、カニやエビ、タコ、貝類など多種多様な海の幸を鍋に一気に投入。そこにダイコンやネギなどの野菜も追加し、ぐつぐつと煮込みます。味付けも各店さまざまですが、コチュジャンベースのピリ辛スープが特に人気!
ヘムルチムとは、カニやイカ、貝など、たくさんの海産物を一緒に煮込んだ料理。20~30種類もの海鮮を入れるお店もあるとか。
大量の粉唐辛子とコチュジャンで味付けされた激辛メニューです。しかし、辛味が磯の風味とうまく混ざりあって絶妙な味わいが楽しめるのもヘムルチムの特徴。一緒に入れる豆もやしのシャキシャキ感も癖になりますよ。
韓国語でメウンは「辛い」、タンは「鍋」を意味しています。メウンタンはその名のとおり「辛い鍋」。魚を調理した際に出た“余った部位”で作られることが多いメニューで、日本のあら汁と似ていますね。
ヤンニョムやコチュジャンで味付けされていることが多く、その量によって辛味を調整します。一番の特徴は「安価で食べられること」かもしれません。漁港の海鮮料理屋さんでは、定食に無料でついてくることもあるそう。
焼酎のお供としても知られており、飲みの席でもよく注文される一品です。
コッケタンの主役はワタリガニ。新鮮なカニを、ネギや豆腐、春菊と一緒に煮込んだ鍋料理です。
スープはコチュジャンや粉唐辛子で味付けされておりピリ辛。辛みのなかで、カニや豆腐の優しい味が際立ちます!残ったスープにシメの麺を入れてくれたり、ご飯を入れてお粥にしてくれたりすることも。美味しいカニを最後まで楽しめる、贅沢な海鮮鍋です。
コッケチムはワタリガニの身を、みじん切りの牛肉や豆腐、シイタケ、溶き卵と一緒に蒸した海鮮料理。カニの甲羅に盛り付けるのが特徴的で、ひと目見た瞬間に食欲をそそりますよね。
基本的には粉唐辛子で味付けをするコッケチム。甘くて柔らかいカニの身に、唐辛子の辛味と牛肉の旨味が染み込んでいるのが特徴です。お店によっては、調味料なしでカニの風味を最大限にして提供していることもあります。
コダリチムとは、半干しのスケトウダラを蒸し煮した料理。韓国では老若男女を問わず好まれ、専門店もできるほどの人気メニューです。
味付けはヤンニョムソースが一般的。半干しにすることで身がギュっと凝縮されたスケトウダラは、旨味も濃厚。その歯ざわりと、ちょうど良い甘辛ソースの組み合わせが絶妙です!
具材のじゃがいもやトッポギと一緒にソースに絡めながら食べると、ご飯もお酒もどんどん進みますよ。
センテタンは、スケトウダラ、白子、タラコといった海鮮を、白菜などの野菜や豆腐と一緒に煮た料理です。
ニンニクやしょうが、唐辛子ベースで味付けされているため見た目は真っ赤!地理的に冬は極限まで寒くなる韓国の冬ですが、センテタンは身も心も温めてくれる「激辛韓国料理」の真髄として、長く愛されています。
野菜や薬味で魚の臭みが消えているため、食べやすいのが特徴です。
アグチムは慶尚南道の馬山に伝わる海鮮料理で、蒸し煮したアンコウと豆もやしを混ぜて、コチュジャンベースのソースに絡めた一皿。アンコウは一口サイズにカットされていることが多く、もやしと一緒にそのままパクっと食べることができます。
地域によって調理方法に違いがあるのが特徴で、本場・馬山のアグチムは、アンコウを乾燥させることで固めの噛みごこちを楽しめます。その他の地域では、乾燥させずに柔らかな食感のものが多いと言われています。
ナクチは「手長タコ」、ポックンは「炒める」を意味する韓国語です。続いてご紹介するナクチポックンは、直訳すると「手長タコの炒め物」。名前のとおり、手長タコを粉唐辛子やにんにくと一緒に炒めた海鮮料理ですが、釜山とソウルでは作り方がまったく異なるのが特徴です。
釜山式のナクチポックンは、炒め物というよりも鍋料理。出汁は煮干しや牛骨から取られていて、粉唐辛子などでピリ辛に味付けされています。
一方ソウル式のナクチポックンは、炒めたタコと野菜に激辛のソースをかけた一品です。こちらは平皿での提供。スープがないため、釜山式と比べて強い辛味を楽しめます!
近年ブームになっているのが、炒めたイイダコを粉唐辛子やコチュジャンで作ったタレに絡めて食べる、海鮮鉄板焼のチュクミポックム(通称チュクミ)です。日本の新大久保にあるチュクミ専門店「チュクミドサ」は、韓国で60店舗以上を展開する大人気店。2022年に満を持して日本に進出しました。
一口分のイイダコと豆もやしをレタスで巻くのがおすすめの食べ方。野菜のシャキシャキ感がイイダコの弾力を強調して美味しさがアップします!
美味しい韓国海鮮グルメ。続いては焼きものメニューをご紹介!
センソンは「魚」、グイは「焼き料理」を意味する韓国語。センソングイとは日本で言う焼き魚のことです。韓国でも焼き魚を食べる習慣があり、太刀魚や鯖、サワラなどが代表的。これにご飯とスープがついた定食料理をよく見かけます。
日本とほぼ同じ韓国の焼き魚事情ですが、大きく異なる点が一つ。日本の焼き魚はさっぱりとしたカボスや大根おろしを添えるのが主流ですが、韓国では臭みや脂っこさを解消するためにわさび醬油が付いてきます。
韓国語でチョゲは「貝」、クイは「焼く」という意味。つまり、チョゲクイとは焼き貝のことです。アサリやサザエ、ホタテなどの貝を網の上でじっくりと焼いて食べるメニュー。日本でも海鮮料理屋さんでよく見る光景ですが、韓国では焼いた貝類に、コチュジャンと玉ねぎをまぜたチーズを付けて食べたり、酢コチュジャンをつけるのが主流です。
海辺のお店はもちろん、街の居酒屋でも大人気のチョゲクイ。貝から染み出る塩辛さがビールのおつまみに最適です!
韓国の蒸し料理といえば豚肉のポッサムなどが有名ですが、実は海鮮も人気。ここでは美味しい海鮮の蒸し・煮付け料理を3つご紹介!
チョゲチムは数種類の貝をだし汁で蒸した料理です。野菜や豆もやし、イカを一緒に入れることが多いのも特徴。貝のエキスがたっぷり出た濃厚スープを、粉唐辛子で味変しながらいただきましょう。
具材を食べ終わったらシメの麺を投入し、旨味の詰まったスープを存分に楽しむのが通な食べ方。貝好きには堪らない一品ですね!
トミチムとは、蒸した鯛の上に色彩豊かな具材を飾り付けた料理です。具材の色は白、黒、赤、黄、青に決まっていて、これは陰陽五行説をなぞらえているとのこと。もともとは、韓国の宮廷で食べられていた伝統的な海鮮料理です。
一方で材料には明確な指定がないため、好きな具材で作ることができます。一例を挙げると、白は卵白、黒は海苔やきくらげ、黄は卵黄、青(緑)は緑の野菜、赤は唐辛子や赤ピーマンで再現してもOK!
韓国語でセンソンは「魚」、チョリムは「煮込み料理」を意味し、その名のとおりセンソンチョリムとは煮魚のこと。定食として提供されるのが一般的で、ご飯やスープ、野菜、海苔などとセットで運ばれてくることが多いようです。
白身魚の切り身をダイコンやネギと一緒にコチュジャンソースで煮て、ソースの辛味をじっくりと具材に染み込ませたセンソンチョリム。白身魚特有の淡白さとソースの甘辛さを同時に楽しめる一品です。
韓国の海鮮料理はさまざまな調理方法がありますが、新鮮さを楽しむならやっぱり生のままが一番!ここからは、韓国で人気の4メニューをご紹介します。
フェとは「薄切りの生魚」を意味する韓国語。日本で言う刺身のことですね。韓国でお刺身といえば、ヒラメ、タイ、クロソイなどの白身魚が基本です。
醤油以外に、サムジャン(味噌だれ)、酢コチュジャン、わさびにつけるなど、幅広い食べ方で親しまれています。わさびは、日本人観光客の多い地域では本わさびが用意されていることがありますが、場所によっては西洋わさびのこともあります。せっかくの韓国旅行。普段と違う調味料でお刺身を味わってみるのも楽しいかもしれませんね!
ケジャンとは、生のワタリガニをタレに付け込んだ料理のこと。醤油ベースのタレに付け込んだものは「カンジャンケジャン」、ヤンニョムタレに付けたものは「ヤンニョムケジャン」と言われています。
甘くて柔らか、とろけるようなカニの身を好みのタレで楽しめる贅沢な料理で、韓国では「ご飯泥棒」とも呼ばれています。とくにおすすめなのは春先のケジャン。カニの中に卵がたくさん入っているため、一年でいちばん美味しい季節なんだとか!
サンナクチは新鮮な手長タコを一口大に切り、ごま油やチョコチュジャン(コチュジャンを酢で溶いたソース)につけて食べる料理です。
タコの神経は包丁で切った後も活動を止めないので、まるで生きているかのようにお皿の上で動いているのが特徴。その見た目から、海外で「世界10大珍料理」のひとつとして紹介されたこともある料理です。
口の中で動き回ったり、吸盤が張り付く様子を楽しみながら、新鮮な歯ごたえを感じましょう!
カンジャンは「醤油」、セウは「エビ」を意味する韓国語。カンジャンセウは生のエビを醤油につけた海鮮料理です。甘辛い醤油ベースのたれと、エビのプリっとした食感が人気のメニュー。
カンジャンセウに似た料理では、ワタリガニを使った「カンジャンケジャン」が有名ですね。どちらも食通の間では評判の逸品。醤油の濃い味つけの美味しさにリピーターが続出しています。
お酒のおつまみとしてはもちろん、丼にしてご飯と一緒に食べるのもおすすめ!
今回は、韓国の美味しい海鮮料理をご紹介しました。韓国らしいピリ辛味のものや、カラフルな宮廷料理、生の珍味など、多種多様な料理がありましたね。
現地で食べるのはもちろんですが、中には簡単に作れる韓国海鮮料理もあるので自宅でチャレンジしてみるのもおすすめ。
海鮮料理で韓国を味わってみてはいかがでしょうか!
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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