更新日:2024年3月22日
カザフスタンってどんな国?遊牧文化が息づく世界最大の内陸国
みなさんは、カザフスタンがどんな国かご存じでしょうか?
ニュースで見聞きした国が、実際はどんな国なのかを探っていく本シリーズ。今回はカザフスタンの基本情報をお届けします!
1991年に旧ソビエト連邦から最後に独立した国、カザフスタン。国際的なスポーツの祭典などでも、よく耳にすることがありますよね。
「中央アジアで経済的・政治的に最も支配的な国家」といわれているカザフスタンですが、どんな国なのかすぐにイメージできる人はそんなに多くないかもしれません。
カザフスタンがどんな国なのか、一緒にチェックしていきましょう!
カザフスタンはどこにある?
カザフスタンは、中央アジアに位置する共和制国家。ユーラシア大陸の中心に位置しており、西と北はロシア、東は中国、南はキルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタンと国境を接しています。
全部で17の州に区分けされた国土の大部分が、サルイイシコトラウ砂漠やキジルクム砂漠など、砂漠や乾燥した草原地帯。世界最大の湖「カスピ海」に面した、世界最大の内陸国です。
カザフスタンの基本情報
ここではカザフスタンの首都や人口、言語など基本的な情報をご紹介します。
■カザフスタンの基本情報 | |
国名 | カザフスタン共和国 |
面積 | 約272万4900㎢ |
人口 | 約1,960万人 |
首都 | アスタナ |
国旗 | |
言語 | カザフ語が国語(ロシア語は公用語) |
主要産業 | 石油・天然ガス、鉱業、農業、冶金・金属加工 |
通貨 | テンゲ(1テンゲ=約0.33円/2024年3月現在) |
時差 | 日本よりマイナス3時間(カザフスタン西部は日本よりマイナス4時間) |
カザフスタンの人気観光スポット
近未来的な都市と数百年前の遊牧文化が残るカザフスタン。どんな観光スポットが人気なのでしょうか?
カザフスタンの人気観光スポット:アルマトイ
カザフスタン最大の都市であり、1997年まで首都だったアルマトイは、カザフスタンの経済・教育・文化の中心地。近代的な都市の様相を見せる一方で、郊外には草原が広がり雄大な天山山脈などがそびえています。ゼンコフ正教教会や国家中央博物館、国立カステエフ記念美術館、アルマトイ動物園など、見どころ満載で飽きることのない観光スポットです。
とくにおすすめなのが、食料品から雑貨、衣料品まで何でも揃うアルマトイ市民の生活基盤「中央バザール」。お土産品を求める観光客にも大人気です。
カザフスタンの食事情
ここからはカザフスタンの代表的な料理をご紹介します。カザフスタンがどんな国なのか、食事の面からも探ってみましょう!
カザフスタンの代表料理①:ベシュバルマク(ベスバルマク)
ベシュバルマクはカザフスタンの郷土料理。小麦粉で作った極太麺の上に、茹でた肉(羊肉、牛肉、馬肉など)を乗せたシンプルかつワイルドな遊牧文化ならではのメニューです。
玉ねぎのスープとヨーグルトがセットで付いてくるので、好みで味を変えながらいただきましょう。お肉・麺・ヨーグルトの組み合わせに驚かれる方もいると思いますが、さっぱりとした味わいで美味しいといわれています。訪れた際にはぜひ食べてみたい料理ですね。
カザフスタンの代表料理②:マンティ
マンティはカザフスタンの餃子のような料理。塩・コショウなどで味付けされた羊のひき肉と玉ねぎを、小麦粉で作った薄い生地で包んで蒸したものです。サイズは大ぶりで、サワークリームやトマトソースをつけていただきます。
ベジタリアン向けとして、中にジャガイモを詰めたマンティもあるのだとか。ちなみに、屋台で提供されるマンティには最初から粉唐辛子がかけられているのが定番です。
カザフスタンの雰囲気を楽しむには!
今回はカザフスタンがどんな国なのかご紹介しました。
一度は訪れてみたいカザフスタン。でも、今すぐ行くのはなかなか難しいですよね。
それなら、カザフスタンの料理本(洋書)を取り寄せて、お家でベシュバルマクをはじめとした郷土料理を作ってみるのはいかがでしょう?雄大な自然を想像しながら、できあがった一皿を味わいましょう!
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【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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