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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2024年3月21日

エリトリアってどんな国?紅海とともに歴史を刻んできた国

みなさんは、エリトリアがどんな国かご存じでしょうか?

ニュースで見聞きした国が、実際はどんな国なのかを探っていく本シリーズ。今回はエリトリアの基本情報をお届けします!

「エリトリア」という国名をはじめて聞いたという人も多いのではないでしょうか。1993年にエチオピアから独立した、アフリカで2番目に若い国エリトリア。

一体どんな国なのでしょうか?一緒にチェックしていきましょう!

エリトリアはどこにある?

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アフリカの角と呼ばれるエリトリアは、アフリカ大陸北東部に位置している国家。西はスーダン、南はエチオピア、南東部はジブチと国境を接し、北は紅海に面しています。紅海対岸側に位置しているのはサウジアラビアとイエメンです。

紅海南西部には、およそ350の小島で構成されたエリトリア領の「ダフラク諸島」(有人島は4つほど)があります。また、アリド山、ダビ山、ナブロ山のような火山が点在しているのもエリトリアという国の特徴。

エリトリアの基本情報

ここではエリトリアの首都や人口、言語など基本的な情報をご紹介します。

■エリトリアの基本情報
国名 エリトリア国
面積 約11.76万㎢
人口 約550万人
首都 アスマラ
国旗

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言語 ティグリニャ語、アラビア語、諸民族語
主要産業 農業(根菜類、ソルガム、豆類、大麦、小麦)、鉱業(金、大理石)
通貨 ナクファ(1ナクファ=約9.86円/2024年3月現在)
時差 日本よりマイナス6時間

参考:外務省HP「エリトリア国基礎データ」

エリトリアの人気観光スポット

手つかずの自然が多く残るエリトリア。どんな観光スポットが人気なのか、さっそく見てみましょう!

エリトリアの人気観光スポット:マッサワ

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マッサワは紅海沿岸にある港町で、エリトリアで最も古い街の一つ。紅海やダフラク諸島への玄関口として観光客で賑わっています。

マッサワ北部ではダイビングやシュノーケリングが楽しめます。孤立した地域ということもあり、マッサワの魚は人間に対しての警戒心が薄いとのこと。内戦中に休漁していたことで魚の数が増えたため、世界中のダイバーたちから熱い視線を集めているスポットです!

エリトリアの食事情

エリトリアの主食は、テフと呼ばれる穀物から作られる発酵パン「インジェラ」です。エチオピア料理と似ているといわれるエリトリアにはどんな料理があるのでしょうか?

今度は食事の面からエリトリアがどんな国なのかを探っていきましょう!

エリトリアの代表料理①:ジィグニ

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牛肉とタマネギを小さめにカットして炒め、トマトと唐辛子パウダーを加えた、いわゆる牛肉のスパイシートマト煮込みが「ジィグニ」です。エリトリアでは縁起の良い料理として、お祝いの席で振る舞われることが多いメニュー。

ゴルという大きなシシトウをかじりながら一緒にいただくことが多いそう。エチオピア料理の「カイワット」と同じといわれています。

エリトリアの代表料理②:ワット

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ワットは、豆、鶏肉、牛肉、子羊などと様々な野菜・ゆで卵を、スパイス、バター、唐辛子パウダーで味付けした料理。エリトリアの主食であるインジェラ(クレープ生地のような薄い平焼きパン)に挟んでいただきます。

おすすめは、ラム肉を柔らかくなるまで煮込み、赤唐辛子ベースで辛口に仕上げた「イェベグ・ワット」。酸味と辛さのバランスが良いと現地でも人気のワットです。

エリトリアの雰囲気を楽しむには!

今回はエリトリアがどんな国なのかをご紹介しました。

未知の国エリトリア。旅行で行くには少し遠いですよね。
最後に、エリトリアの大きな魅力でもある豊かな自然に触れてみたい方におすすめの「エリトリアの野鳥図鑑」(洋書/日本語表記あり)をご紹介。

日本では見たことがない、まだ知らない鳥たちを眺めながら、エリトリアの大自然に想いを馳せましょう。

 

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