1・2・3月のイタリアの気温と服装を徹底解説【2024年版】イタリア旅行前に各都市の気温を知ろう!
1・2・3月のイタリアの気温は何℃くらいになるのでしょう? イタリア旅行を考えている方にとって、気温の情報は見逃せませんよね。現地での服装をはじめ、暑さ・寒さ対策に何を持っていけば良いのかなど、気温...
更新日:2024年3月15日
7・8・9月のイタリアの気温は何℃くらいになるのでしょう?
イタリア旅行を考えている方にとって、気温の情報は見逃せませんよね。現地での服装をはじめ、暑さ・寒さ対策に何を持っていけば良いのかなど、気温をもとに計画することはたくさんあります。
今回は7・8・9月のイタリアの気温と現地での服装を徹底解説。イタリアに到着してから困らないように事前にチェックしておきましょう!
イタリアには日本と同じように四季がありますが、南北に細長い地形のため、地域によって天候に違いが出ることが特徴です。基本的には温暖で雨が少ない気候と言えますが、夏は日差しが強く乾燥し、冬は雨が多くなる傾向にあります。
まずは代表的な各都市の気温をざっくり把握しておきましょう。イタリアの気象局などの機関が発表している7・8・9月のイタリアの月平均気温は以下のようになっています。
月 | ミラノ | ベネチア | フィレンツェ | ローマ | ナポリ |
7月 | 23.6℃ | 24.3℃ | 23.8℃ | 24.5℃ | 24.3℃ |
8月 | 23.0℃ | 24.2℃ | 23.7℃ | 24.9℃ | 24.7℃ |
9月 | 19.2℃ | 19.9℃ | 18.9℃ | 21.2℃ | 21.4℃ |
7・8・9月のイタリアの気温と現地での服装を各都市ごとに、より詳しく見ていきましょう!
北イタリアに位置するミラノは商業、観光、工業、金融の街として有名な国際都市。古くから服飾・繊維産業などファッションに関連する産業が盛んで「ファッションの都」と呼ばれています。歴史的な街並みを残しながらも大都市に発展、モダンかつ伝統的な魅力があります。そんなミラノの7・8・9月の平均最高気温は27.3℃、平均最低気温は18.3℃。
7・8月は暑くなります。湿度・温度ともに日本の夏よりは低めですが、35℃超えの酷暑になることもあります。とにかく涼しくて軽やかな服装が最適。Tシャツやタンクトップにショート丈のボトムスで軽快に出かけましょう。ノースリーブでも良いですが、ミラノは日差しがとても強いので羽織ものは必須。UVカット加工のものも良いですね。サングラスや帽子もあれば万全です。
9月前半はまだまだ暑いので夏の服装で良いですが、後半になると朝晩は肌寒くなることも。カーディガンなど長袖の羽織ものがあれば安心です。日差しの強さも続くので、紫外線対策は忘れずに!
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
7月 | 29.2℃ | 18.0℃ | 23.6℃ | 66.8mm |
8月 | 28.5℃ | 23.0℃ | 17.6℃ | 88.8mm |
9月 | 24.4℃ | 14.0℃ | 19.2℃ | 93.1mm |
100を超える島が存在する海上都市、ベネチア。150の運河と400の橋が街と街を結んでいます。車が入れないため交通手段は船か徒歩のみですが、観光名所も数多くあります。「水の都」や「アドリア海の女王」の別名を持つ、ベネチアの7・8・9月の平均最高気温は26.1℃、平均最低気温は19.0℃です。
7・8月は暑くて湿度も高めになるので、涼しく快適な服装を選びましょう。Tシャツにショート丈のボトムスも良いですが、おすすめは涼やかなワンピースやサマードレス。身体に沿わないシルエットのものなら汗をかいても快適です。鮮やかな色のワンピースにサンダルを合わせれば、ムードのあるベネチアの街並みにピッタリ。
9月になると少し気温が下がり過ごしやすくなりますが、まだまだ暑さを感じます。軽くて通気性の良いシャツやTシャツにショートパンツなどの服装が良いでしょう。きれいな色のカーディガンなどを羽織ると、カジュアルすぎないおしゃれを楽しめます。
7・8・9月のベネチアは暑い季節ですが、夜風が肌寒く感じることもあるので羽織ものがあると安心。また運河や橋、歩きにくい場所もあるためスニーカーやフラットシューズをおすすめします。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
7月 | 27.7℃ | 20.3℃ | 24.3℃ | 67.0mm |
8月 | 27.5℃ | 20.4℃ | 24.2℃ | 84.0mm |
9月 | 23.1℃ | 16.4℃ | 19.9℃ | 126.0mm |
観光地として世界屈指の人気を誇るフィレンツェ。歴史的建造物や世界的な芸術品が集まり、市街中心部は世界遺産に指定されています。「花の都」や「芸術の都」の名にふさわしい華やかな街であり、豊富な食材の産地でもあります。そんなフィレンツェの7・8・9月の平均気温は最高27.3℃、最低16.6℃。
7・8月は蒸し暑くなるので、通気性が高く軽やかな服装がおすすめです。コットンやリネンは汗をかいてもベタつかず、快適に過ごせる素材。シャツやTシャツ、タンクトップなどに短めのボトムスを合わせるのが良いでしょう。
9月になると秋の気配が漂い始めます。暑すぎることもなくおしゃれを楽しむには絶好の季節。鮮やかな色のカットソー、柄物シャツやブラウスにデニムなどのパンツを合わせるといった、動きやすさとおしゃれを両立させた服装がおすすめです。基本はシンプルでもバッグや靴、小物類でアクセントをつけると、華やかなフィレンツェの街によく似合います。
見どころがいっぱいのフィレンツェ、歩きやすい靴で散策を楽しんでくださいね。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
7月 | 29.0℃ | 18.0℃ | 23.8℃ | 31.0mm |
8月 | 29.1℃ | 18.0℃ | 23.7℃ | 32.0mm |
9月 | 23.8℃ | 13.9℃ | 18.9℃ | 84.0mm |
イタリア最大の地で首都であるローマは、政治・経済・文化・宗教の中心です。歴史的に見ても大国であったことを表す「ローマは一日にして成らず」という諺は有名ですね。かつて西洋文化圏を代表する都市だったこと、またその美しさから「永遠の都」と呼ばれています。ローマの7・8・9月の平均気温は最高28.5℃、最低18.1℃、ローマと東京はだいたい同じくらいの気候です。
7・8・9月のローマはとても暑い季節です。30℃を超える日も珍しくなく蒸し暑さを感じるでしょう。汗をかくことを前提に通気性の良い涼しい服装が最適。肌触りが良く通気性も高いコットンやリネンがおすすめ。Tシャツ、タンクトップなどにショートパンツやスカートといった服装で、適度に肌を露出して涼しく過ごしましょう。
この時期は日差しがかなり強くなるため、紫外線対策は必須。帽子、サングラスはもちろん、UVカット加工された羽織ものやストールもあると万全です。また徒歩での観光や散策が多くなりそうなので、クッション性に優れたサンダルやスニーカーで、足の疲れを軽減しながらローマの街を楽しんでください。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
7月 | 29.4℃ | 18.7℃ | 24.5℃ | 14.1mm |
8月 | 30.0℃ | 19.4℃ | 24.9℃ | 25.9mm |
9月 | 26.2℃ | 16.4℃ | 21.2℃ | 69.3mm |
南イタリア最大の都市、ナポリ。気候は温暖で太陽が輝き、人々は陽気であるという、多くの人が抱くイタリアのイメージはナポリの特徴が元になっています。またナポリと言えばピザ。「ピザ」という呼び名はナポリが発祥と言われており、代表的なマルゲリータは日本でも人気ですね。そんなナポリの7・8・9月の平均気温は最高29.0℃、最低17.9℃です。
ナポリは7・8月はもちろん、9月に入ってもかなり暑い時期になります。通気性が良く、汗をかいても快適に過ごせる服装が最も適しています。Tシャツやタンクトップ、コットンやリネンのワンピースも軽くて涼しいのでおすすめ。イタリアのエネルギッシュな太陽の光には明るい色、鮮やかな服装がよく似合います。普段は着ないような思い切った色を身につけてみるのも良いですね。
ただし紫外線は日本よりもかなり強く感じるはず。徹底した対策を考えましょう。地中海に面していることもあり、しっかりUVカット加工された羽織ものや帽子、サングラスの着用をおすすめします。朝晩は少し肌寒く感じることもあるため、夜の外出には念のため羽織ものを一枚持っておくと安心です。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
7月 | 29.9℃ | 18.8℃ | 24.3℃ | 24.3mm |
8月 | 30.3℃ | 19.1℃ | 24.7℃ | 41.6mm |
9月 | 26.9℃ | 16.0℃ | 21.4℃ | 80.3mm |
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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