1・2・3月のフランスの気温と服装を徹底解説【2024年版】フランス旅行前に各都市の気温を知ろう!
1・2・3月のフランスの気温は何℃くらいになるのでしょう? フランス旅行を考えている方にとって、気温の情報は見逃せませんよね。現地での服装をはじめ、暑さ・寒さ対策に何を持っていけば良いのかなど、気温...
更新日:2024年2月29日
10・11・12月のフランスの気温は何℃くらいになるのでしょう?
フランス旅行を考えている方にとって、気温の情報は見逃せませんよね。現地での服装をはじめ、暑さ・寒さ対策に何を持っていけば良いのかなど、気温をもとに計画することはたくさんあります。
今回は10・11・12月のフランスの気温と現地での服装を徹底解説。フランスに到着してから困らないように事前にチェックしておきましょう!
フランスには日本と同じように四季がありますが、国土が広大なため地方によって天候が異なります。西岸海洋性、地中海性、大陸性と3つの気候が共存しているのが大きな特徴です。
地方ごとの違いはありますが年間を通じて穏やかで、極端に暑い寒いということもありません。まずは代表的な各都市の気温をざっくり把握しておきましょう。
フランスの気象局などの機関が発表している10・11・12月のフランスの月平均気温は以下のようになっています。
月 | パリ | マルセイユ | リヨン | トゥールーズ | ニース |
10月 | 13.1℃ | 15.9℃ | 12.9℃ | 15.4℃ | 17.3℃ |
11月 | 8.7℃ | 10.8℃ | 7.4℃ | 9.7℃ | 12.8℃ |
12月 | 5.9℃ | 8.0℃ | 4.0℃ | 6.6℃ | 9.7℃ |
10・11・12月のフランスの気温と現地での服装を、各都市ごとにより詳しく見ていきましょう!
フランスの首都、パリはヨーロッパを代表する世界都市の一つです。美しい建造物や伝統的なカフェやレストランなど歴史と文化が息づく魅惑の街。北海道より北に位置しますが北海道よりは温暖で、年間を通して雨は少なく湿度も低めです。パリの10・11・12月の平均最高気温は12.2℃、平均最低気温は6.9℃と、同じ時期の東京より少し低め。
10月のパリは秋が深まり肌寒くなります。日中はやや暖かいのでスウェットやシャツなどに軽いコートで過ごせます。街歩きの際はトレンチコートやブルゾンがぴったり。朝晩は冷え込むためさらにマフラーや大判のストールを重ねると良いでしょう。
11・12月になるとさらに冷え込みは厳しくなるので防寒を意識した服装が必要です。防寒インナーを着てニット、ダウンなど重ね着がおすすめ。氷点下になることもあるのでマフラーや帽子、手袋などの防寒小物も駆使してください。雨や雪に備えて防水性、防寒性に優れたブーツが良いでしょう。
室内は暖房が効いているところも多いため、脱ぎ着して調節できるようにすることをおすすめします。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
10月 | 16.9℃ | 10.3℃ | 13.1℃ | 48.9mm |
11月 | 11.5℃ | 6.6℃ | 8.7℃ | 46.0mm |
12月 | 8.4℃ | 4.0℃ | 5.9℃ | 51.9mm |
プロヴァンス地方の中心、マルセイユはフランス最大の港町で、古くから貿易の中心地として発展した場所です。ブイヤベース発祥の地であり新鮮なシーフードが堪能できます。温暖で過ごしやすくのんびり旅行したい方にぴったり。マルセイユの10・11・12月の平均最高気温は15.6℃、平均最低気温は7.5℃。
地中海気候のマルセイユ。この時期も極端に寒くなることはありません。10月の日中は暖かい日も多く、カットソーやシャツで快適ですが、夜間はこれにもう一枚薄手のジャケットやニットがあると安心です。
11・12月は肌寒くなってきます。トップスは長袖が必要になり、そのうえに薄手のコートやジャケットが最適です。朝晩はさらに肌寒くなるので、厚手のコートに切り替えると良いでしょう。
マルセイユは比較的天候が不安定な面があるので、レインコートや折り畳み傘などの携帯をおすすめします。海沿いで風が吹くため、防風加工のジャケットも役に立ちますよ。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
10月 | 20.3℃ | 11.6℃ | 15.9℃ | 85.4mm |
11月 | 14.7℃ | 6.8℃ | 10.8℃ | 50.6mm |
12月 | 12.0℃ | 4.1℃ | 8.0℃ | 52.0mm |
ヨーロッパ有数の商業都市であるリヨン。世界遺産に指定された中世の街並みがそのまま残る旧市街地は必見。美食の街として知られているのでグルメ旅も楽しめそうですね。そんなリヨンの10・11・12月の平均気温は最高11.3℃、最低4.5℃です。
10月は晩秋になり気温が下がります。昼間は軽めのジャケットで良いですが夜になるとグッと肌寒くなるためコートやジャケットを用意してください。雨の多い時期になるので雨具の用意をして防水性の高い靴で出かけると安心です。
11・12月は寒さが厳しくなります。日中はニットやコートでしっかりと防寒対策をしてください。防寒インナーやタイツ、マフラー、帽子といった小物が活躍してくれます。
夜間には氷点下になることもあるため、とにかく防寒を考慮する必要があります。ダウンジャケットや防寒性に優れたブーツなどでガッチリと対策して寒さを凌ぎましょう。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
10月 | 16.7℃ | 8.4℃ | 12.9℃ | 94.7mm |
11月 | 10.2℃ | 3.6℃ | 7.4℃ | 75.1mm |
12月 | 7.1℃ | 1.5℃ | 4.0℃ | 55.5mm |
ガロンヌ川の両岸に広がるトゥールーズは、地中海につながる世界遺産のミディ運河を眺めることもできる、水路に囲まれた街です。赤れんがやテラコッタ瓦の建物が多いことから「バラ色の街」と呼ばれています。ミシュランの星つきレストランも楽しみの一つ。トゥールーズの10・11・12月の平均気温は最高14.0℃、最低6.0℃です。
10月は日中は暖かくカットソーやスウェット、薄手のニットでも十分快適ですが、朝晩はもう一枚カーディガンや薄手のジャケットなど羽織ものを持っておきましょう。
11・12月になっても比較的温暖な気候ですが、夜は冷え込むので防寒を考えた服装が最適です。中はカットソーやシャツなど多少薄手でもアウターはウールのコートやダウンなどを重ねると暖かく過ごせます。特に12月は氷点下になることもあるので防寒インナーなどで対策をしっかりするのがおすすめです。
美しい景観の街歩きを楽しむのには歩きやすい靴が一番。防寒を兼ねたブーツなら安心ですね。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
10月 | 18.9℃ | 9.6℃ | 15.4℃ | 52.0mm |
11月 | 13.0℃ | 5.2℃ | 9.7℃ | 51.0mm |
12月 | 10.1℃ | 3.3℃ | 6.6℃ | 52.0mm |
コートダジュール地方の中心都市であるニースは、世界的に有名なフランス最大のリゾート地です。長らくイタリア文化圏に属していた影響で、言語や風習、食文化はイタリアに近いのが特徴。地中海性気候のため一年を通じて気候は安定しています。ニースの10・11・12月の平均気温は最高17.5℃、最低10.3℃です。
南部に位置するニースはこの時期も比較的温暖です。10・11月の日中は暖かいのでアウターなしでも出かけられます。スウェットや長袖シャツ、薄手のニットなどでも快適。デニムなどのパンツスタイルで足元が冷えないようにするのも良いでしょう。朝晩は少し寒くなるので厚めのコートやライトダウンが必要になることもあります。
12月は冬とはいえ極寒にはなりませんが、やはり夜間は冷え込むので防寒グッズは用意しておきましょう。昼間はトレンチコートにストールなどでも良いですが、寒い時間帯には厚手のコートに替え、防寒インナーやマフラー、手袋などがあると心強いです。
10・11・12月は雨の多い時期。レインコートや携帯しやすい傘、濡れても良い靴を用意することをおすすめします。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 月の平均気温 | 降水量 |
10月 | 21.1℃ | 14.2℃ | 17.3℃ | 115.8mm |
11月 | 17.2℃ | 9.9℃ | 12.8℃ | 123.4mm |
12月 | 14.3℃ | 6.9℃ | 9.7℃ | 78.8mm |
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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