ベトナム旅行をオススメする10の理由
Hue Sity, Vietnam, by Gnilenkov Aleksey, CC BY

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2020年4月13日

ベトナム旅行をオススメする10の理由

近年目覚ましい発展を遂げている東南アジアの新興国の中でも、新しい魅力にあふれた国として注目の「ベトナム」。歴史のある街が数多くあり、フランス統治時代のエキゾチックなムードも味わえる美しい国です。そんなベトナム旅行をオススメする10の理由を挙げてみました。



【理由1】買い物天国である

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Dong Xuan Center Shopping Hall, by Iwan Gabovitch, CC BY

ベトナムの買い物の定番といえば豊富な種類を誇るバックやサンダルなどの雑貨です。街中の市場からスーパー、百貨店やブティックまで様々な品物がよりどりみどりです。市場などでは値段交渉が可能なところも多く、店員さん相手に値切りながらの買い物も旅の醍醐味の一つです。ホーチミンではドンコイ通りやベンタイン市場が有名ですが、各都市には特徴豊かな市場があるので観光のついでに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。どの市場もかなり広いので時間に余裕をもって行かれることをおすすめします。

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Bouganinvillea Providing Shade, by mikecogh, CC BY-SA

また、ベトナムの買い物の定番としてはベトナムの民族衣装アオザイのオーダーですが、近年はワンピースやサンダルをオーダー出来るお店も増えています。多くの種類の生地やデザインから選んで作ることができますし、お値段も日本と比べてお得に購入することができます。

【理由2】食べ物が美味しい

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Pho Bo, by RStacker, CC BY-NC-ND

ベトナム料理ではなんと言っても米を原料にした麺料理「フォー」が有名ですが、他にも「生春巻き」や「バインミー」など美味しい料理がたくさんあります。ベトナム料理の特徴として味付けがマイルドで日本人になじみやすい事が挙げられます。辛くて刺激の強いスパイスをあまり使っておらず、毎日食べても胃にもたれないやさしい味の料理が多くあります。
日本との共通点も多く、小魚を発酵させて作る魚醬の一種である「ヌクマム」を日本の醤油と同じ様に使用しますし、食事の仕方も「お椀」と「箸」を使います。

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Vietnamese Breakfast in Springvale – HTC Desire – colour enhanced, by avlxyz, CC BY-SA

またフランスが旧宗主国だった歴史もあり、料理にもその影響がところどころに残っています。街中ではフランスパンを使ったサンドイッチ「バインミー」が売られており、甘いコンデンスミルクを入れたベトナムコーヒーを飲む習慣もあります。ベトナム料理は全体的に日本人に合う味付けなので、旅行の際は色々と試してみてはどうでしょうか。

【理由3】物価が安い

(Hoi An)

Au bord du fleuve Thu Bon (Hoi An), by dalbera, CC BY

ベトナムも近年急激な発展を遂げていますが、それでも日本などの先進国とくらべるとまだまだ物価は安いです。ベトナムの年収は職種によってバラツキがありますが、平均的には数十万円のレベルです。当然物価もその分安くなります。新興国の常として輸入品や外国人が多く泊まるホテルや観光地のレストランはそれなりの値段になってしまいますが、ローカルなレストランであれば日本の数分の一で食事が出来ます。また、日本と比べて人件費が安いので、タクシーやエステなどのサービスを安く受けることができます。

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, by Rosino, CC BY-SA

安くて良い店を探すコツは地元の人でいつも賑わっているような店を探して入ってみることです。
経済成長に伴って年々物価が上がっていますが、まだまだ日本と比べるとお得感が強い国です。

【理由4】ノスタルジックな異国情緒が味わえる国である

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Saigon Notre-Dame Basilica, by Jorge Lascar, CC BY

経済成長が著しいとはいえ、まだまだ古い建物が多く残っているベトナム。ハノイやホーチミンの街中には、フランス統治時代に建てられた迎賓館やオペラハウス、教会など多くのクラッシックな建築物が現存しています。

(Hoi An)

Le pont-pagode japonais à Hoi An, by dalbera, CC BY

また、日本とも17世紀頃に貿易を通して親交があったベトナム中部の古都ホイアンには、日本、ベトナムそして中国それぞれの建築様式が混じり合った魅力的な家屋が残されており、多くの観光客で賑わっています。

【理由5】多くの世界遺産がある

ベトナムには8つもの世界遺産があります。

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Hué, Citadel, Imperial Enclosure, Emperor’s Reading Room, by Arian Zwegers, CC BY

文化遺産は「フエの建造物群」、「ホイアンの古い町並み」、「ミーソン聖域」、「ハノイのタンロン皇城の中心区域」、「胡朝の城塞」の5つがあります。
特にベトナム中部の都市「フエ」の建築物群は1800年代に建てられた最後のベトナム王朝である「グエン朝」の王宮を始め、多くの寺院がベトナムの歴史を感じさせてくれます。

自然遺産には「ハロン湾」と 「フォンニャ=ケバン国立公園」の2つが選ばれています。特に大きな岩が海面から突き出る奇観が有名な「ハロン湾」は日本人にも人気の観光地です。船上観光など多くの現地ツアーが開催されています。

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Floating fishing village, Halong Bay, by Andrea Schaffer, CC BY

複合遺産には「チャンアンの景観複合体」が選ばれています。ハノイから北に車で2時間程度の場所にある街「ニンピン」にある「チャンアンの景観複合体」はハロン湾と同じように巨岩が陸から突き出る景色や船で観光できる水上洞窟などが見る人を惹きつけます。2014年に世界遺産に登録されたばかりなので知名度は高くないですが、ハノイからも近いので穴場の観光地です。

【理由6】活気にあふれ、行くと元気がもらえる国である

ベトナムは現在でも毎年6%ほどの経済成長を続けている国です。人口に対して30歳以下の占める割合が6割ほどと若い国です。人口も毎年増加しており、現在9000万人を超えています。街中も活気にあふれ、中国に代わる生産拠点としても期待されており、日本企業の進出も加速しています。

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Kien An Markets, by David McKelvey, CC BY

そんなベトナムの活気を感じられる風景が市場と通勤風景です。
各地にある市場では野菜や果物が所せましと並べられ、多くの買い物客で賑わっています最近はベトナムでもスーパーやショッピングモールが増えていますが、まだまだ市場の人気も健在です。

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Commuting in Huế, by Christian Haugen, CC BY

バイクでの通勤風景もベトナム名物です。日本ほど公共交通機関が発達していないため、庶民の足はバイクです。朝夕に道路いっぱいにバイクが広がって走る風景はテレビなどでおなじみの風景です。車代わりにバイクを使うため3人乗りなどが普通に見られます。

【理由7】意外と綺麗なビーチがある

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Phu Quoc, Vietnam, by ronancrowley, CC BY-ND

ベトナムというと古い寺院や歴史的な建築物を思い浮かべますが、綺麗なビーチが各地にあります。主なビーチはベトナム南部のニャチャンビーチ、世界遺産都市ホイアン市からタクシーで10分ほどでアクセス出来るクアダイビーチ、ベトナム中部の都市ダナンにある美しい白浜のビーチ、ノンヌォックビーチなどがあります。

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Lost in time, lost in space and meaning, by fra.ps, CC BY-ND

ベトナムのビーチはまだ観光地化されていない所も多く、落ち着いた雰囲気で休暇を過ごしたいときにはぴったりです。

【理由8】アクセスが良好である

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VN-A861 787 LBG SIAE 2015, by airlines470, CC BY-SA

タイやシンガポールなどと比べて観光地化が遅かったベトナム。ですが距離的にはシンガポールやタイなどよりかなり日本に近いです。羽田・成田空港からハノイまで往路は5時間強、復路はおよそ4時間半でアクセスできます。2014年3月からは羽田空港の国際線発着枠増加に伴い、ベトナム行きの便が増便され、ますます便利になりました。日本との時差も2時間で現地に到着後もあまり時差ぼけを感じずに活動できます。

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Noi Bai International Airport, Hanoi, by David McKelvey, CC BY

航空会社もベトナム航空を始め日本航空、全日空が深夜便をふくめ様々な時間帯の便を用意しています。15日以内の観光であれば、パスポートの有効期限が6ヶ月以上、復路の航空券所持などいくつかの条件を満たせばビザの取得なしに訪れることができます。

【理由9】街ごとに異なる魅力を感じられる国である

ベトナムの代表的都市といえばハノイとホーチミンです。ハノイはベトナム北部の人口700万人ほどのベトナム第二の都市ですが、7世紀以前より栄えているベトナムの中心的都市です。政治の中心地で国会議事堂もハノイにあります。観光に関してはホーチミンと比べて地味な印象の都市でしたが、近年開発が急激に進み観光地としての魅力も上昇しています。

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HOTEL MAJESTIC SAIGON/HO CHI MINH CITY VIETNAM JAN 2012, by calflier001, CC BY-SA

ホーチミンはベトナム南部にある人口800万人ほどのベトナム最大の都市です。ハノイが政治の中心地であるのに対し、ホーチミンは経済の中心地といわれています。また、ホーチミンにはフレンチコロニアル様式の建築が目を引く、「ホテル・マジェスティック・サイゴン」を始め、フランス統治時代のクラッシックホテルが多く残っています。

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Lantern Festival, by rightee, CC BY

ハノイやホーチミン以外にも、19世紀に都が置かれていた古都フエ、美しいビーチがあるリゾート地ダナン、幻想的なランタンフェスティバルが有名なホイアンなど多くの美しい街があります。

【理由10】人々が穏やかで親切な国である

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The Buddha’s First Sermon, by geraldford, CC BY-SA

東南アジアの国々は親日な国が多いですが、ベトナムも例外ではありません。また、ベトナムは日本と同様の仏教国です。

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Countryside Smile, by Lucas Jans, CC BY-SA

また穏やかな国民性からか比較的凶悪事件が少なく、治安が安定しているため観光に向いている国とも言えます。商店や街中でも多くの人が笑顔でほほえみながら会話をしているのを目にすることができます。

ベトナムは歴史と伝統を感じさせる街が多くある、いくつもの魅力を持った国です。日本からの観光客の増加に伴い航空便も増便されアクセスも良好です。国民性も穏やかで日本との共通点も多い親日国です。一度訪れて自分の目でその魅力を確かめてみてはいかがでしょうか。


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