アメリカ・シアトル!トランジット時間を使って小旅行!10時間の一人旅
今回ご紹介するのは、アメリカ・シアトル。ニューヨークやロサンゼルスと比べると、知らない人が多いのではないでしょうか。私もそのうちの一人でした。実際に行くまでは、シアトルといえば何か思い浮かべられないほ...
更新日: 2019年5月20日
オレゴン州、というよりも、ポートランドという都市名の方が、今や日本では有名なのではないでしょうか?
自然に溢れ、美味しいものに情熱的で、ファッションや芸術に長けた、個性豊かな街…ポートランドはそんな魅力を小さな街の中にぎゅっと凝縮したようなところです。
筆者撮影
車社会と言われるアメリカですが、この街は小さな都市の中に楽しい見どころがギュギュッと詰まっていて、歩き回るだけでたくさんの観光名所を巡ることができるのも、旅行者には人気の魅力の一つでしょう!
今回は、そんなポートランド旅行の初心者でも、気軽に存分に楽しめる素晴らしいスポットをご紹介します!
筆者撮影
まずご紹介したいのが、この「ポートランド・サタデーマーケット」。
その名の通り毎週土曜日にスタートし、日曜日まで開催されるこのマーケットの最大の魅力は、全米最大の規模を誇る野外の芸術作品や個性あふれるハンドクラフトのアクセサリーやガラス製品のマーケットとして有名でありながら、ペットグッズやアイスクリーム、フードエリアに至るまで充実していて、ありとあらゆる様々なハンドクラフトの商品を一度に見て回ることができ、お腹も心も満たすことができる、というところでしょうか。
筆者撮影
開催期間は「春の3月からクリスマスのイブまで」と、一年中楽しめる訳ではありませんが、これからの春から夏にかけてのシーズンは、ゆっくりと見て回るのにも絶好の期間と言えそうですね。
会場は「トム・マッコール・ウォーターフロントパーク」をメインに、隣接し通りを挟んだオールドタウンでもサタデーマーケットが開催されています。
筆者撮影
筆者撮影
【 Portland Saturday market 】
開催場所:2 SW Naito Parkway Portland, OR 97204
開催期間:毎週土〜日曜日(3月〜クリスマスイブまで)
開催時間:
(土)AM10:00 – PM5:00
(日)AM11:00 – PM4:30
HP:http://www.portlandsaturdaymarket.com/
筆者撮影
さて、次にご紹介するのは先ほどご紹介した「ポートランド・サタデーマーケット」のメイン会場であると同時に、美しいポートランドの都市景観を楽しめる、ウィラメット川に沿った広く長い敷地を有す都市型公園「トム・マッコール・ウォーターフロントパーク」です。
公園の広さは148,100平方センチメートルあり、その長さは約2,5キロに及びます。この公園の名前は、 元は高速道路であった場所を廃して作られたもので、環境擁護派であり、ウィラメット川西岸の美化と支援に努めた元オレゴン州知事のトム・マッコール氏を称え、名付けられたものだそうです。
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また、この公園内にあるサーモン・ストリートスプリング(Salmon Street Springs)という噴水はコンピュータにより管理されていて、街の雰囲気に合わせて水のパターンを変化させることができるのだとか。
そうとは知らず少しの間だけ眺めていましたが、次回訪れた際には、また違った表情を楽しませてくれそうです。
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この公園のスタートするバーンサイド橋(Burnside Bridge)から、お散歩コースの終わるマルクアム橋(Marquam Bridge)までの間だけでも、合わせて5橋もの橋がかかっているウィラメット川。単調で統一されたデザインではなく、橋それぞれの表情や個性が豊かなのも、ポートランドの個性溢れる魅力の一つと言えるでしょう。
マルクアム橋近くのRiverplace Marinaでは、たくさんのボートや様々な装飾を施された色鮮やかな競技用の大型カヌーが並び、実際に練習する人々の姿も多く見られました。
ポートランドで人気のスポーツなのかもしれませんね。
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【 Tom McCall Waterfront Park 】
所在地:NW Glisan St, Portland, OR 97209
HP: https://www.portlandoregon.gov/
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お散歩が終わったら、やはりそろそろ小腹が空いてくるのではありませんか?
ポートランドといえば、スイーツ好きにとって絶対に外せないスポットと言えるのがやはりここ「ブードゥー・ドーナツ」でしょう!
なんとこのお店、一年のサンクスギビングとクリスマス、新年、2月の中1日を除く、週7日・24時間営業というお店です!
それなのにもかかわらず、朝から晩まで大行列で、いつ行ってもお店の外まで、まるでアトラクション待ちの遊園地のように人々が並んでいます。
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個性的な眩しいピンクの外観やネオン装飾、サイケデリックなステンドグラスやくるくる回るドーナツのショーケースなどは、絶対に他のドーナツショップではお目にかかれない代物でしょう!
ポートランドのスローガン「変わり者で行こう!」を体現したようなこのお店では、ポートランド市公認のドーナツまで販売されているほか、神父さんを呼んでスペシャルなウェディングドーナツと共に、公式な結婚式までできるそうです。
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奇をてらった奇抜な内容なのは店構えだけでなくドーナツも同じで、ブードゥーという言葉から誰もが想像するあの怪しい呪いの人形のように、その名の通り、様々な毒々しい色合いと思いもよらないデザインや組み合わせのフレーバーが何種類もラインナップされています。
しかし、侮ることなかれ!
なかば冗談のようにも見えるこの肝心のドーナツのお味は、実際にはクオリティもとても高く、ここ以外では食べられない珍しい個性的な味と、ボリュームもあって病みつきになる美味しさです!
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私のおすすめはHPに掲載されていないフレーバーのスクールデイズ(塩気の効いたピーナツバターのトップと、甘酸っぱいラズベリージャムの組み合わせ)、ビスカスハイビスカスというローズヒップのような酸味と、ほのかにフローラルな香りが口の中に広がるドーナツ。
あま〜い組み合わせの新作・チャクルズドーナツはキャラメルやチョコレート、ピーナツクランチがたっぷり乗っていて、コーヒーのお供にぴったりでしょう。
また、このお店ではイーストタイプのドーナツが抜きん出て美味しく、生地はしっとりふわふわ、味の種類やボリュームも満点です。是非、ご参考まで。
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【 Voodoo Doughnut 】
店舗名: Voodoo Doughnut ONE (original)
所在地:22 SW 3rd Avenue, Portland OR 97204
営業時間:月〜日 24時間営業
定休日:サンクスギビング、クリスマス、新年、2月の中1日
HP: http://voodoodoughnut.com/
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ポートランドに来て、この日本庭園の美しさを見過ごすわけには行きません!
この日本庭園の歴史は古く、開園は今から約50年以上も昔の1963年に遡ります。
1963年に造園家の戸野琢磨教授により設計され、1967年に開園しました。
そして2015年の秋、新たに開園以来初の本格的な拡張工事が始まり、つい先日の2017年4月に再オープンしたばかりです。
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世界的に有名な建築家・隈健吾氏の携わった、美しく、日本国内有数の庭園にも匹敵する美しさと、22,000平方センチメートルという広い敷地を有するこの庭園は、間違いなくポートランド内で必見の名所です。ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング誌によると、この庭園は日本国外に存在する300もの日本庭園のうちで堂々の第1位に輝いた、とても本格的なものだと評価されているそうです。
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私は造園家でも建築家でもありませんが、日本にいる頃から各地、各国の庭園を見て回るのが趣味の一つでした。
アメリカや国外で日本庭園と名が付いていても、残念ながら他のアジア圏のオリエンタルな要素や文化を混在させてしまっている残念なところが非常に多かったため、この日本庭園を訪れた際には非常に胸を打たれました。
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本当にこの時だけ、この空間だけ日本に存在しているかのような、私が日本に帰ってきたような、信じられないほどの感動と錯覚を覚えました。
日本から離れて国外で暮らす日本人の方にも、ポートランドに訪れる機会があったら是非お勧めしたい、郷愁を誘うスポットです。
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【 Portland Japanese Garden 】
所在地:611 SW Kingston Ave, Portland, OR 97205
開園時間:
火〜日 AM10:00 – PM7:00(3月13日〜9月30日まで)
月曜日 PM12:00 – PM7:00(3月13日〜9月30日まで)
火〜日 AM10:00 – PM4:00(10月1日〜3月12日まで)
月曜日 PM12:00 – PM4:00(10月1日〜3月12日まで)
休園日:なし
HP:https://japanesegarden.org/