更新日: 2020年4月13日
タイ長距離バスの乗り方
タイは鉄道の本数が少なく、定刻よりかなり遅れるのが普通なので、あまり人気がありません。そのかわり長距離バス網が発達していて、全国どこにでも大型バスで行けるようになっています。幹線道路の町には必ずバスの駅として合同バスターミナルがあり、どのバスに乗るときも、そこに行けば乗れるようになっています。
by Voyages etc…, CC BY
バンコクから乗る場合
バンコクの場合は、方面別に東・北・南の3つのターミナルがあり、全然違う場所にあるので、まず自分の乗るバスがどこのターミナルから出るのかを調べて、そこに電車や市内バスやタクシーで行くことになります。
これがバンコクのバスターミナルです。(カッコ内は英語の別名)
1.東バスターミナル(Ekamai Bus Terminal)
路線:パタヤなどタイ東部方面
場所:高架鉄道(BTS)のエカマイ駅前
2.北バスターミナル(Mo Chit Bus Terminal)
路線:チェンマイやアユタヤなど、タイ北部、東部、中部、東北部方面
場所:BTSサバーン・クワーイ駅、または地下鉄カンペーン・ペッ駅を下車し、バスかタクシーで行く
3.南バスターミナル(Sai Tai Taling Chan Bus Terminal)
路線:カンチャナブリーやコサムイなどタイ南部、西部方面
場所:チャオプラヤー川を越えて西へ数km行った所。タクシーか市内バスで行く
乗り方
バスターミナルに着いたら、まずは切符を買います。窓口がズラリと並んでいて戸惑いますが、行き先別・会社別に分かれているので、まずは行き先の窓口を探し、次のバスは何時何分と窓口に出ているので、一番早く出るバスにすればいいでしょう。
by mynameisharsha, CC BY-SA
切符を買うと「出発は何時何分で乗り場は何番」と教えてくれるので(切符にも書いてありますが)、その乗り場に行って待ちます。乗り場には売店もあるので、買い物もできます。バスの番号は切符に書いてあるので、そのバスが来たら乗ります。
乗る前に、バスの横腹で切符を見せて、大きい荷物を預けます。バスは指定席なので、切符に書いてある席に座ります。番号は椅子の背中に書いてありますが、自分の番号がいくら探してもないときは、その番号だけ近くの壁に書かれていることもあるので、壁も見るようにしてください。
バスの中ではテレビをやっていますが、タイ語なのでわからないときは、音楽プレーヤーを持参しておくといいです。サービスで飲み物やお菓子が出ます。夜行バスの場合は夜食が出ます。途中休憩のときに食堂で切符を見せれば、夜食の分だけ出してくれます。
途中休憩は何回かあるので、体を伸ばしたり、トイレに行ったり、店で買い物したりできます。出発時刻がわからなくても、同じバスのタイ人乗客を覚えて横目で見ていれば、置いてけぼりにされる心配はありません。
ここに注意
1.切符を買うときに案内人のようなのが来て、どこに行くのか聞いてきても、相手にしない方がいいです。ターミナルに入れてもらえない個人営業のバス(日本でいう白バス)なので、ずっと離れた所に連れて行かれます。制服を着ている場合もありますが、タイでは制服を着ているからといって信用できません。無視して、自分で窓口を探します。
2.どのバスも、夜中でもギンギンに冷房をきかせて走るので、長袖の上着が必要です。
3.バスにトイレはありますが狭いし、きれいではないし、それによく揺れるので、走行中に用を足すのは至難のわざです。緊急時に使うだけにして、トイレは途中休憩のときに行っておくようにします。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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