ゴールデンウィークに台湾に行くなら!知っておきたい台湾の魅力や予算相場、イベントまとめ
東京から飛行機を使って約4時間で行ける台湾は、海外の旅行先として人気の国です。台湾の歴史や文化に触れる旅、台湾グルメを楽しむ旅など、さまざまな旅の楽しみ方ができるでしょう。ゴールデンウィークの連休を利...
更新日: 2020年4月13日
日本人にも大人気の海外旅行先「台湾」。その中心都市が「台北」です。今日は台北に行ったら訪ねておきたい、定番の観光スポット10選をご紹介したいと思います!
台北で、そして恐らく台湾で最も有名で規模が大きい夜市といえば士林夜市でしょう。ロケーションは地下鉄淡水線「劍潭」駅から徒歩約5分程度で、市街中心部からは少し距離があるものの地下鉄のお蔭でアクセスは容易です。士林夜市は若者が大量に集まることでも有名で、士林広場の地下にあるフードコート「美食広場」の他にも大東路などの道端でアクセサリーや服、下着類までところせましと並べられて売られています。大東路から延びる路地にもお店は多いので、是非探検してみて下さい。
台湾の夜市の夜の込み具合は想像以上で(特に週末)、当然士林夜市も例外ではありません。人が多いということはスリの危険性も高まるということでもあるので、人が多い時にはいつも以上に注意を払いましょう。
台北観光で外せないのがこの国立故宮博物館です。アクセスは地下鉄駅(士林駅、西門駅など)からバスに乗らないと行けないので、事前に調べておくといいでしょう。故宮博物館は世界四大博物館の一つにも数えられており、全収蔵品数はなんと68万点と言われています。展示品は主に1~3階に陳列されており、「青銅器」、「陶磁器」、「書」、「絵画」、「玉器彫刻」、「彫刻・多宝格」などと分類されています。
北京故宫博物院藏颜真卿《裴将军诗》墨迹临本, by 悠遊山城.樹玫瑰.庭園美食., CC BY
また第2展覧区では特別展示をしている場合があり、こちらに入るには別料金が必要です。レストランは4階に「三希堂」が、敷地内に「故宮晶華」があり、双方有名です。一点注意しなければならないのは、学生は「国際学生証」でないと学生割引を適用してくれません。渡航前に大学生協などで申請して受け取っておきましょう(通常の学生証では何故か割引して貰えません)。
1738年創建の龍山寺は、台北で最も古い歴史を持つと言われているお寺です。ロケーションは地下鉄板南線「龍山寺」駅から徒歩約3分で、市内中心部のかなり行きやすい場所にあります。龍山寺は第2次世界大戦中の米軍の台北空襲で大部分が焼失してしまいましたが、戦後市民の協力などで復興されました。
本堂では観音菩薩や関帝(関羽)をはじめ様々な神様が祀られており、境内はいつでも観光客とローカルの人々で溢れかえっています。龍山寺周辺は萬華地区と呼ばれる台北でもかなり歴史のある地区で、道端で将棋や雑談に明け暮れるお年寄りをたくさん見かけると思います。
中正紀念堂, by yusuke.inquisitor, CC BY-SA
地下鉄淡水線、小南門線、そして新店線が交わる「中正紀念堂」駅を地上に出てすぐ見える白い建造物が中正紀念堂で、これは中国国民政府(台湾政府)の故蒋介石総統兼軍総司令官を紀念(記念)して建てられたものです(「中正」とは蒋介石を指しています)。紀念堂の階段は89段で、これは蒋介石が89歳で死去したことに由来します。実際に上って数えてみましょう。
建物の中には蒋介石の銅像もあり、脇には儀仗兵が銃を携えて立っています。敷地内には国家戯劇院、中国庭園、国家音楽庁などがあり、その美しい雰囲気から新婚夫婦に有名な記念撮影スポットとなってもいます。
yilingyi, by Jonathan Choe, CC BY-ND
TAIPEI101は508mという驚異的な高さを誇り、台北で最も目立つランドマークタワー的な存在です。ロケーションは再開発が進む信義区で、地下鉄信義線「台北101/世貿」駅と連結しています。低層階には広いフードコート(鼎泰豊もあります!)やブランド店が立ち並ぶショッピングモールとなっています。89階の展望台へは5階でチケットを購入し(500元)、エレベーターで一気に上まで登ります。
天候にも左右されますが、89階からは基本的に91階の野外展望台まで階段を登って行くこともできます。特に夜景は息をのむ美しさなので是非夜間訪れてみて下さい。85~86階にはレストラン街もあり、高層階からの眺めを堪能しながら食事を楽しめます。
地下鉄文湖線「大直」駅より徒歩で10分程の距離にある忠烈祠には、抗日戦争や国共内戦で戦死した国民政府の将兵約33万人の霊が祭られています。
忠烈祠は毎日正午に衛兵の交替式があることでも有名で、それを見に来る観光客やツアー客も多いです。式自体は20分程ですが、なかなか見応えがあるのでもっと短く感じることでしょう。交替式は厳かな雰囲気のもとで行われるので、参観する際は場の雰囲気を壊さないよう細心の注意を払いましょう。
士林夜市と並んで台北で有名な夜市が饒河街観光夜市(単に松山夜市と呼称する場合も多い)です。新しく開通した地下鉄松山線の終点「松山」駅から徒歩ですぐの場所にあり、アクセスも容易です。士林夜市と同様、ここでも食べ物のみならずアクセサリーや各種グッズが大量に陳列されています。しかし士林夜市と違って饒河街観光夜市は全てのお店が一本の道路上にあるため、お店を見てまわるのがとても簡単です。
雰囲気としては士林夜市よりも観光客が多いという印象ですが、値段が割高になっているわけでもないので安心して下さい。本当に種々多様なものが手に入りますが、お勧めは海鮮系、サイコロステーキ(色々な味付けが有ります)、マンゴーやかき氷です。
Taipei – Presidential Office Building, by Gavin Anderson, CC BY-SA
台湾でも特に台北や台南は旧日本統治時代の建物が多く残って現在でも活用されていますが、その最も顕著な例がこの中華民国総統府でしょう。日本統治時代の総督府で1919年に完成したもので、日本統治時代の建物が特に多く残る台北の博愛地区に建っています(地下鉄板南線、小南門線「西門」駅が最寄り)。
Taipei – Presidential Office Building, by Gavin Anderson, CC BY-SA
内部を見学したい場合は事前にネット上でも予約が必要なので注意して下さい、その場で中に入ることは不可能です。また、建物の正面から立ち止まって写真を撮っていると警備員(兵士)に注意されます。
Maokong Gondola-5756, by Carrie Kellenberger I globetrotterI, CC BY
地下鉄やロープウェイ(地下鉄会社の運営なので、ICカードが利用できます)の開通で台北の郊外へのアクセスも格段に向上しました。猫空もその恩恵を受けている地域です。猫空は台湾有数の鉄観音茶と包種茶の産地として有名です。台北のお茶屋さんやお土産屋さんでも猫空のお茶は頻繁に見つけることができると思います。
Gondolas on the way back., by ironypoisoning, CC BY-SA
猫空ロープウェイはこれらの地区を空からのんびりと眺めることができ、街歩きに疲れた観光客が多く訪れる有名スポットです。猫空駅周辺には良い眺望を持つ茶芸館がいくつもあり、入ってみるのも良いでしょう。
TAIPEI 101からの夜景も圧巻ですが、(当たり前ですが)101本体を見ることができないというのがネックです。それを解決してくれるのがこの象山、地下鉄信義線の終点「象山」駅が最寄りです(「台北101」駅の隣り)。
駅を出て少し歩いてからは軽い登山になるので、行く場合は靴とか服装には注意しましょう。登山と言っても階段が整備されていて、そこまで疲れるものではありません。約15-20分登り続けると大きな岩がいくつもある場所に辿り着きます。そこからの眺めが一番いいはずです。登りやすい岩も多いので、自分のお気に入りスポットを見つけてみて下さい。夜になっても一定数の人がいるので、安全面もそこまで心配する必要はありません。階段も明るく照らされており、降りるのも簡単です。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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