世界遺産ベルン旧市街 〜 お勧め6つの観光スポット
絵に描いたような美しさを誇るスイスの首都ベルン。ベルンの旧市街はアーレ川が急角度で歪曲しているその中にすっぽりと収っています。当時の状態がほぼそのままの姿で残っているその保存状態の良さから、世界文化遺...
更新日: 2020年4月13日
絵に描いたような美しさを誇るスイスの首都ベルン。ベルンの旧市街はアーレ川が急角度で歪曲しているその中にすっぽりと収っています。当時の状態がほぼそのままの姿で残っているその保存状態の良さから、世界文化遺産に指定されています。中を歩いてみても、丘の上からみても、その味わい深さ、感慨深さでいつまでも中世のスイスに浸っていたくなるでしょう。
ベルンのシンボル、ツィートグロッケ(時計鐘塔)が建設されたのは13世紀にまで遡ります。町を囲んでいた外壁の西門として建てられたのが始まりでスイス最古の時計塔の1つです。
毎正時に鐘の音とともにベルンのシンボルである熊の楽器演奏と踊り、道化師等が登場する仕掛けが始めまります。仕掛け時計の横には美しいカラフルな天文時計もあり、時刻、曜日、日付、正座、月の位置が見られるようになっています。さすが時計の国スイスですね!
Clock tower, Bern, Switzerland, by NASAblueshift, CC BY
雑学:スイスにはスイス独特のドイツ語があるのはご存知ですか?Zytgloggeは標準ドイツ語だとZeitglocke(ツァイトグロッケ)なんですよ!
ベルンで半生を過ごしたスイスを代表する絵画の巨匠パウル・クレー。この美術館には彼の手がけた作品のほぼ半分の4000点以上の作品を所有する大規模な美術館です。この美術館を設計したのは、関西空港を手がけたことでも知られるイタリア人建築家レンツォ・ピアノです。
P1020400.JPG, by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia, CC BY
P1020577.JPG, by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia, CC BY
波打つ独特な形態、抜けるように高い天井と自然光、クレーの作品をより引き立てています。クレーの作品はもちろん、建物を見るだけでも価値がありますよ!また、図書館や子供ミュージアム、音楽室なども併設した文化総合施設として様々なイベントも開催されています。
P1020601.JPG, by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia, CC BY
P1020569.JPG, by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia, CC BY
誰もが知る物理学者アインシュタインが1903年から1905年の3年弱を過ごしたアパートがツィートグロッケからすぐの場所にあります。あのかの有名な「相対性理論」を含む5つの重要な論文が生み出されたのはこのわずかなベルン時代なんです。
Bern 035, by Puntin1969, CC BY
このアパートは内部を一般公開しており、アインシュタインの生活感が見られる非常に興味深い場所です。これを見れば天才アインシュタインの摩訶不思議な脳を理解するのに一歩近づけるかもしれませんよ!?
ベルンの旧市街を見下ろせる絶景ポイントとして観光客や市民たちを楽しませていくれます。ローズガーデンという名のわりには薔薇の数は少なめですが、旧市街とそれを囲うアーレ川の素晴らしいパノラマビューが見られるだけでも満足度100%です!空気が澄んでさえいれば贅沢にも超圧巻のベルナーオーバーランドのアルプスの名峰を背景に見られ、満足度は200%に。
DSC_0493, by Puntin1969, CC BY
ベルンの町には100もの噴水があります。特に、旧市街内にある噴水は大変ユニークです。噴水のの真ん中にベルンの象徴の武装した熊や目隠しをされた女神など、様々な像が立っています。
Bern Switzerland . fountains and Mercedes Citaro bus.July 2011, by sludgegulper, CC BY-SA
それぞれに名前がついているのも楽しいところ!旧市街散策を兼ねて噴水巡りをするのも楽しいものです。
Zähringerbrunnen, by Daquella manera, CC BY
国会議事堂がある前の大きな広場。この広場には常にイベントが催され、クリスマス時には大きなツリーが飾られたり、大晦日のカウントダウン時には新年を迎えると同時に国会議事堂が点灯されたりします。
DSC_0550, by Puntin1969, CC BY
Christmas in Bern, by Time.Captured., CC BY-SA
年中を通して様々な露店が出ていて楽しく賑やかな場所です。広場には大きなチェス版があり、地元のお年寄りなどがのんびりと仲間たちとそれを楽しむ光景も見られます。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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