バルセロナ弾丸旅行に最適!いいとこどり観光スポット!!
フランスからイタリアへ、イギリスからドイツへなど、なんといってもヨーロッパ滞在中はひとつの国に限らず簡単に近隣の国へ移動できるところが魅力!今回はヨーロッパの中でもパワフルなエネルギーがうずまく都市の...
Madrid, by Daveness_98, CC BY
更新日: 2020年4月13日
スペインの首都マドリッドは王立国家であった為、様々な王宮や歴史上数えきれないほどの遺跡をそのままに残している伝統と文化の花咲く都です。以前はトレドに首都がありましたがカルロス13世より、マドリードに遷都されました。現在は、多くの大人気のファッションブランドを生み出すスペインの中心であるマドリッドは今や世界が注目しています。今回は、魅力的なマドリッドをご紹介したいと思います。
Puerta del Sol, Madrid, by Richard Tweney, CC BY-ND
マドリードの出発はまずここから!ここは、マドリードでも一番人が集まる場所といえます。プエルタ デル ソルとは、常に太陽と共にあるという意味で、この広場の中心に位置しており、時計台カサ デ コレオスCasa de correosは西側に位置し、頭上にいつも太陽を保つように建てられました。
また必ず見ておきたいのは「0km」と地面に書かれた表記です。ここは、スペインの中心を指しており、それを軸にしてスペインの全ての道路や街が設計、建築されていきました。ここは年末になると広場中が多くの人で埋め尽くされ、新年を祝う最もポピュラーな場所でもあります。
Plaza Mayor, Madrid, by loekzanders, CC BY-ND
マドリードで最も大きな広場で、400年前から様々な催しを行ってきました。現在はコンサートや政府主催のイベントなどが行われています。周囲を「コの字」で囲む3つの美しい建物がありますが、それらは全て政府の建物となっています。
Madrid 2012_24, by Jim Anzalone, CC BY-SA
とても面白いのは以前、これらの建物は「パン屋」(Casa de la Panaderia)を意味していました。つまりパン屋等、生活には欠かせない品々をこの広場で売買するという商売の中心地でもありました。現在ではこの広場の近くには、職人達の協会グレミオGuremioがあり、ナイフや食器生活用品などそれぞれの専門家達が昔も今も集い、素晴らしい技術を今に伝えています。
プラサマジョール(マヨール広場)の後は、世界のガストロノミーが集まる市場に行きましょう!ミシュランガイドに掲載されるレストランの数の多さから、一躍大人気となったスペイン料理を食べるならこの市場の近くがもっともオススメです。またこの市場内ではタパスを食べることもできますが、その味はマドリッド市民がこよなく愛す伝統的な味や世界が真似をしたくなる味がそこに集結しているのです。
Mercado de San Miguel Market Madrid, by garybembridge, CC BY
日本の魚市場は世界一の規模を誇りますが、実はここスペインは野菜市場としては世界一の規模を誇ります。例えば沢山の種類のオリーブを始め、日本のスーパーでは目にすることがない珍しい野菜を縦に高く積み上げているのは芸術的です。活気あふれる市場の声を味わいに、是非ここへも足を運んでみて下さい。
正式名称は、サンタ マリア ラ レアル
デ ラ アルムデナ聖堂と言います。フランスのネオアーキテクト建築の流れを持つカテドラルは、美しさと不思議な伝説を持つマリア像があることで有名です。約1000年以上前、当時のマドリッドの市民はマリア像を敵から守ろうと城壁を作り、土に埋めました。その1000年後に土を掘り起こした際、マリア像は光に包まれて発見され、やがてその地にこのカテドラルを建てたという伝説があります。このカテドラルは以前イスラムに統治されていた為、イスラムのモスクがありましたが。それがこの美しい聖堂へと建て変わりました。白亜なその姿はまさにマリア像の伝説にふさわしく、ここを訪れるカトリック信者は後を絶ちません。
マドリッドにはいくつもの素晴らしい教会はありますが、こちらの聖堂の天井画は特に素晴らしく必見です。
Catedral de la Almudena in Madrid, by sanfamedia.com, CC BY-ND
もともとイスラム教が建てた要塞であったものを拡大していったのが、オリエンテ宮とも呼ばれる王宮です。この建築方法は、他のヨーロッパの国々と同じでありながら、カトリックスタイルのヨーロッパの国々の中ではもっとも大きく尚且つ、豪奢な王宮です。
その背景としてスペイン王国は、中世ヨーロッパで最も財をなし、贅の限りを尽くした芸術のコレクションや、金や銀で施された装飾が所狭しとこの王宮に集まったからと言われています。是非、建築物が好きなアナタはココを訪れてみましょう。入館も可能なのでその当時の王室がどのような生活をしていたか垣間見れるでしょう。
Palacio Real de Aranjuez, by santiagolopezpastor, CC BY-ND
スペイン国王アルフォンソXIIIは、パリスタイルの建築に憧れ、この場所にパリと同じ町並みを再現しました。やがて近年になり、アメリカから建築家を招き、シカゴと同じ建築様式を持ち運びました。ここはとても大きな通りとなっており、映画館、ショッピング、レストランなどが集まる中心となっています。
Gran via, by Pedro Lozano, CC BY
また、別名「マドリードのブロードウェイ」とも言えるほど劇場も多く集まり、マドリッド市内では最も賑わう繁華街です。女性同士での買い物の時間を思う存分味わえるでしょう。
Gran Vía, by El Tabernero, CC BY
グランビアからほど近い場所にある、チュエカ。ここは毎年5月には世界からゲイの人たちが集まる、欧州最大のゲイフェスティバルが開催されます。
Augusto en Julio, by Cono y Bastón, CC BY-ND
そればかりではなく、このチュエカはモダンなデザイン、アイデアの発信地とし常に新しい創造とファッションを生み出している世界が注目するモダニズム最新の地区です。この地区のオシャレなバーやレストランは、いずれも先進的で常に新しいのです。ここは日本のアパレル業界も進出しており国内や海外のあらゆる流行が集います。
Madrid Pride Orgullo 2015 58842, by tedeytan, CC BY-SA
丸1日を使ってタップリと芸術に浸りたいのなら、ここ王立プラド美術館へ行きましょう! ここは王室がこれまでにコレクションしてきた美術品を1819年から一般にも公開してきました。この美術館では、エル グレコは見逃すことは出来ません。
またこの美術館を代表する「ベラスケスのラス メニナス」、「裸のマハ」、「着衣のマハ」、「フランシスコ・デ・ゴヤのギリシャ神話」のデビル画など、王室の絵画から庶民の風景、戦争の歴史絵画など貯蔵する絵画は常に人気のある作品です。またこの美術館がアートそのものなので、建物内部、そして美しい庭園をゆっくりと鑑賞したいものです。
[ G ] El Greco - Agony of the Garden (1590s) web, by Cea., CC BY
マドリードを観光するときに、特に際立ってマドリードを象徴するこの建物。それもそのはず、この建物は以前は王宮の一つでした。その後は郵便局として利用されてきたのですが、現在はマドリード市庁舎へと変わりました。
このシベレスは、現在屋上まで2ユーロで行くことが出来ますが、マドリードを訪れる観光客は外国人も含め必ずと言っていいほど訪れる場所です。この屋上から一望するマドリード市内は必見です!このシベレスの中の建造物、天井や数えきれないほどのタイルで埋め尽くされた回廊は見事と言うほかありません。
また、ここはサッカーチーム、レアル・マドリードが国内リーグやヨーロッパリーグにおいて優勝した際にパレードを行う場所でもあり、様々なイベントが常に催される活気あふれる場所です。
Cibeles Palace, by imagea.org, CC BY-ND
ここは元々国王が、安息を取るために作られたプラド美術館の近くにある公園です。現在では一般市民に利用されている公園です。実はとても広大な敷地で面積はなんと約125ヘクタールです。その中には世界中から集められた多種多様な木々が約15,000本、元々国王が利用していた場所だけあり、いくつか園内に宮殿や噴水がありお子様連れも楽しめる場所です。
スペインは太陽の国と呼ばれているくらいなので日差しが気持よく公園のベンチで度の休息をとったり、どこかでテイクアウトした食べ物を持ち寄ってピクニックなども楽しめるでしょう。
5015-Parque del Retiro (Madrid), by jl.cernadas, CC BY
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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