バルセロナ弾丸旅行に最適!いいとこどり観光スポット!!
フランスからイタリアへ、イギリスからドイツへなど、なんといってもヨーロッパ滞在中はひとつの国に限らず簡単に近隣の国へ移動できるところが魅力!今回はヨーロッパの中でもパワフルなエネルギーがうずまく都市の...
更新日:2020年4月13日
スペイン東北海岸部、カタルーニャ地方の大都市、バルセロナは、世界中の人々から注目を集める 観光の都市です。グルメ、芸術、ショッピング、ビーチ、どれを取っても非の打ち所がない素晴らしい街です。そしてガウディの建築物が多く点在する都市としても知られていますね!そこで今回は多くあるガウディの建築群の中でも特におすすめの世界遺産登録される建築物を5つ 紹介したいと思います。
Barcelona, by Moyan_Brenn, CC BY
ガウディの作品の中でも日本では特に知名度が 高い カトリック教の大聖堂、サグラダ・ファミリア。未だ未完成作品としてご存じの方も多いのではないでしょうか。着工はなんと約130年前にも遡る1882年のこと。着工1年目にして辞退してしまった後任 としてガウディが建築責任者に着任しました。以降ガウディは1926年で生涯を閉じるまで、このサグラダ・ファミリアに全てを注ぎました。
La Sagrada Familia Interior, by trioptikmal, CC BY
見所は「受難のファサード」、「内部のアーチ型の柱」「鐘楼」などです。どれも抽象的かつ自然的な彫刻が所々に散りばめられ、ガウディ独特の世界観が敷き詰められています。ガウディは、正式な設計図を残さないまま突然の交通事故で世を去ってしまたため、後任建築家たちは困難を極めています。しかし、優れた建築家や技術者により工事は進められており、 現在発表されている完成予定は2026年だそう。ぜひ完成を見て見たいものですね!
Parc Guell, by Michael Seeley, CC BY-ND
グエル公園は、バルセロナの町が一望できる小高い丘の上に バルセロナの実業家グエル伯爵の依頼で作られた分譲住宅付属の公園です。建設は1900年から1914年。ユニークな彫刻や公園のベンチはガウディ得意の有機的なモザイクが施され、観光客だけではなく市市民たちの憩いの場となっています。人口ながらも 自然的な表現が、周囲の木々や土にぴったりとマッチし融合する散歩道(回廊)は是非とも実際に歩いてもらいたいスポットです。これは、当時工業化が進んでいたバルセロナの町に自然との調和を目指して何かを生み出そうと試みていたグエル伯爵とガウディの想定に叶ったものと言えるでしょう。
Salamandre du Parc Guell de Gaudi, by marion.decarnelle92, CC BY-ND
他にも「公園入口」「トカゲの噴水」「柱で支えられたモザイクベンチのある広場」「ガウディが実際に住んでいた邸宅」など見所がとにかく満載です。しかし現在でこそ世界遺産登録されるほど重宝されるこの作品も。当時は奇抜すぎて周囲からは殆ど理解されなかったようです。
Barcelona, Spain, by rick ligthelm, CC BY
1906年から1910年に渡って建設された摩訶不思議な超大作、実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンのために作られた彼らの邸宅です。中に一歩足を踏み入れれば、そこに広がるガウディの世界にどっぷりと浸れるでしょう。
Casa Milà – Barcelona 0154 2007-04-01, by Guillaume Paumier, CC BY-SA
ガウディ独特の「有機的なラインの外観」「所々を装飾するモザイク」「屋上の彫刻のような煙突群」。また外観とは対照的に、落ち着きのある住み心地の良さそうなデザインと色合い統合する室内。驚くべきことに、この建築物には直線が一切使われていないとか。建設当時、バルセロナ市民からは、グエル公園同様にまったく理解されず、むしろ嫌われていたとか。現在は世界遺産登録もされるほど優れた作品とされ、 内部見物もできる貴重な建築物です。ぜひお見逃しなく!
Barcelona, Casa Mila (La Pedrera), on the roof, by Arian Zwegers, CC BY
Gaudi architecture, by Moyan_Brenn, CC BY
カーサ・バトリョは、1877年に繊維業者ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの依頼で他の建築家によって築かれた彼の邸宅を、1904から1906 年にかけてガウディが改築を手がけました。この改築作業で、地下と5階を付け加え、更に各部屋 や階段に有機的な曲線を描く部屋に与えました。また、ファサード全体に細かいモザイクで美しい絵で、玄関口は大きく広げ美しいモザイクやステンドグラスで装飾しました。
Casa Batlló, by ferran pestaña, CC BY-SA
バルコニーも出窓も殆ど全て匂いて曲線で作り直し、完全にガウディ様式に塗り替えられました。カーサ・バトリョは残念ながら内部公開はされていませんが、 世界遺産登録に指定される優れた希少なガウディの建築物なので、外観を見物するだけでも十二分に見応えがあります。
Architecture Gaudi, by Moyan_Brenn, CC BY
カーサ・ビセンスは、レンガやタイル工場の社長、マヌエル・ビセンスの依頼によってガウディが1883年から1885年にかけて建設した邸宅です。ガウディの建築家として初期の頃に手掛けた重要な建築物の一つです。1895年のビセンス氏の死去後、1899年に現在の所有者の祖父にあたるアントニオ・ジョベル氏が買い取りました。その際にガウディは改築及び増築 工事を行い、世界遺産に登録された現在の姿に至りました。
当時のガウディは残留イスラム教徒の建築様式とキリスト建築様式を織り交ぜたムデハル様式に影響を受けたのだそうです。上に挙げている4つの建築物とは趣とは異なる点も大きな見どころの一つなので、そこを意識して見るとより一層楽しめるでしょう。
バルセロナは、ガウディ作品の宝庫です。ガウディファンはもちろんの事、そうでない方もきっとファンになるでしょう。バルセロナに行く際は、ぜひガウディの世界にどっぷりと浸ってみて下さい。お勧めです!
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