イタリアでぜひ買いたいブランド10選
ファッション、芸術の国といえばイタリアです。そんなイタリアに行った時買うべきオススメのイタリアブランドを一挙ご紹介させて頂きます。ハイブランドばかりですが日本で買うよりもとにかくお手頃価格!そしてイタ...
更新日: 2021年6月25日
「イタリアにはイタリア料理はない」という言葉をご存じですか? 南北に長く気候も様々なイタリア、実は地方ごとのお料理に際立った特色があり、「イタリア料理」と一括りにするには多種多様すぎるというわけです。今回は南と北だけではなく、少し細かく地域ごとの名物料理をご紹介したいと思います。
Bavarian Inn – Bragg Creek: Goulash, by elsie.hui, CC BYまずはイタリア最北東部、国境の州フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州から。古くからハンガリー・オーストリア帝国の支配を受けた地域で、今もなおその文化的な影響を色濃く残しています。このグーラッシュもその一つで、もともとハンガリー料理として知られていますが、イタリア版グーラッシュはポレンタの付け合せや、ローズマリーなどのハーブを多用するのが特徴です。
Risotto alla milanese with a parmesan cookie and grilled Italian ham, by Thomas Strosse, CC BY-SA州都ミラノを中心としたロンバルディア州、湖や河川に恵まれ稲作の盛んな地域ならではのリゾット。サフランとバターを使った黄金色に輝くリゾットで、シンプルなだけにお店の特徴が良く出ます。リゾットの上に金箔を乗せたゴージャスなお店もあるとか。
La Cantina, Foursquare.com水の都ヴェネツィアを擁するヴェネト州、こちらで試して欲しいのがチケッティ。これは料理の名前ではなく、ヴェネツィアを中心とした地域のバーカロ(居酒屋)で出される一口サイズのおつまみの総称。スペインのバル料理に近いでしょうか。生ハム類、海鮮、揚げ物など種類もさまざま。ワイン片手にカウンターに並んだおつまみを指さし注文、何軒かはしごして食べ比べるのが定番!
Ragù alla Bolognese, by kadluba, CC BY-SA州都ボローニャの名の付いたソース、ボロネーゼ。日本ではミートソースとしておなじみです。世界中で食べられている料理ですが、1982年にはイタリア料理アカデミーがボローニャ商工会議所に「ボロネーゼ・ソースの正式レシピ」を登録したとか。美食の街として知られるボローニャで、ぜひとも本場のボロネーゼソースを味わってみてください。スパゲティだけでなく、ボロネーゼソースを使用したラザニアなどもおすすめ。
Vegetarians, please don’t look, by McPig, CC BYフィレンツェに来たら味わって欲しいのが、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナというTボーンステーキ。最低でも500グラム以上、骨付きで出されるステーキは豪快そのもの。トスカーナ州はゆるやかな丘陵地帯で農業が盛ん、食材も豊富なため、シンプルで素材の良い料理が多く、このステーキもその一つ。日本の柔らかなお肉とは全く違う野性味あふれる赤味肉に、トスカーナ産のキャンティが良く合います。
Spaghetti alla Carbonara, by Martin Krolikowski, CC BYローマの郷土料理といえば何といってもカルボナーラ。ボロネーゼと並び世界どこでも食べられているイタリア料理の代表ですが、やはり本場のカルボナーラは一味違います。生クリームは使用せず、卵、チーズ、グアンチャーレ(豚ほほのベーコン)のみで作られるカルボナーラは濃厚で味わい豊か。ラツィオ州特産のチーズ、ペコリーノ・ロマーノのみを使用するお店も多いようです。
Braised Octopus, by avlxyz, CC BY-SAナポリピザ、トマトソースのパスタなど、イタリア料理といってぱっと思い浮かべるものはカンパーニャ州由来の物が多いかもしれません。今回ご紹介するのは「溺れだこ」という意味の料理、ポルポ・アッフォガート。トマトソースで近海産の新鮮なタコを煮込んだ、シンプルな郷土料理です。南イタリアの燦々と輝く太陽のもとで育ったトマトと、タコから出る旨みを同時に味わえ、おつまみにも、パスタソースにもなります。
Fiore di Nonno Burrata Cheese, by snowpea&bokchoi, CC BYプーリア州で食べたいのは、「製造後48時間が美味しい!」と言われる幻のチーズ、ブッラータ。モッツァレラ生地の中に、さらにクリーミーなフレッシュチーズを入れ、巾着型に絞った形が特徴のチーズで、ナイフを入れると中のチーズがとろとろーっと溶けだします。このチーズの味と食感を楽しむには蜂蜜やいちじく、トマトと一緒に前菜としていただくのがお勧め。日本ではまだレアな、現地で作りたてを食べたい逸品です。
Cod with Caponata & Fregola Salad, by dprevite, CC BYサルディーニャからは歴史的にギリシャやノルマン、トルコなどに支配されておりイタリア本土とは全く異なる文化を持つ島で、その食文化も独特。このフレゴラというパスタもセモリナ粉を使い、つぶつぶの形状が非常に珍しいパスタです。パスタというよりクスクスに似ています。スープを良く吸うのでスープの味が最大限生かされます。サルディーニャ特産の海産物を使ったメニューがおすすめ!
本当に多種多様なお料理たちですが、どれも美味しく日本人の口にも合うものばかり。イタリア人は食にうるさいので、地元の人が多そうなレストランを選ぶのも外さないポイントです。次回のイタリア旅行は食べたいものから行き先を決めるというのはいかがでしょうか?
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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