更新日: 2020年4月13日
香港に旅行する人は必見!観光したいお勧めスポット20選
飲茶やスイーツなどのグルメから、ブランド物等が安く買えるとしてショッピングも楽しめる香港。外国人からも人気のある観光地です。世界三大夜景で「100万ドルの夜景」としても知られているヴィクトリーハーバーや、ピークトラムに乗り山頂から望む夜景も人気の秘訣です。香港の街並みは、まさに香港映画そのものです。細い路地なども、雰囲気があり散歩をするだけでも楽しめます。また、ディズニーランド香港も子供から大人まで楽しめる場所として人気があります。高級ホテルが立ち並ぶ香港では、アフタヌーンティーもお勧めです。そんな香港のお勧めスポットをご紹介します!
ヴィクトリア ピーク (扯旗山)
「世界三大夜景」や「100万ドルの夜景」などと様々な賛辞を浴びる国際金融都市香港の夜景ですが、それを最も楽しめるのはヴィクトリアピークでしょう。ヴィクトリアピークは地理的に香港島の中心部(扯旗山)に位置し、香港の心臓部であるビジネス街セントラル(Central)からはピークトラム、ダブルデッカーバス、ミニバス、タクシー、ハイキングなど種々多様な交通手段がありますが、やはりお勧めなのはピークトラムです。
スイスの山岳列車の技術を援用したピークトラムは急峻な坂をゆっくりと登っていきます。その際進行方向の右側に座るのをお忘れなく!目近に迫る夜景の圧倒的迫力を堪能できます。ピークにはThe Peak TowerとThe Peak Galleriaという2つの建物があり、双方屋上が展望台となっております。前者は有料で一番の人気スポットですが、高さは少しだけ低いものの後者は無料で人も比較的少なく、穴場です。
Vue sur Hong Kong depuis Victoria Peak, by Nicolas Vollmer, CC BY
シンフォニー オブ ライツ
ヴィクトリアピークと並んで香港の「百万ドルの夜景」を堪能できるのはカオルーン(九龍)サイドのチムサーチョイ(尖沙咀)からでしょう。ヴィクトリア港を隔てて香港島の中心部にそびえ立つ摩天楼街の夜景は溜め息の出る美しさです。ここチムサーチョイにて毎晩8時(約15分間)より観られるのが「シンフォニーオブライツ」です。
香港島側のビル群の壁面が巨大なスクリーンとなり、光のアートが展開され、両サイドのビルに設置されたサーチライトから光線が飛び交い、壮大な音楽とシンフォニーします。これは平日でも多くの人が集まる人気イベントなので、良い場所で見たい方は少し早めに行って場所取りをしましょう(特に休日は)。
Hong Kong Island, by kanegen, CC BY
香港ディズニーランド (香港港迪士尼樂園)
ランタオ島のサニーベイ駅からミッキーのシルエットをかたどったポップな車窓の、MTR(地下鉄)ディズニーリゾートラインに乗っていくとそこはあの夢の国の香港版に到着します!英語とマンダリン(北京語)と広東語の三ヶ国語で放送される園内ナレーションは世界中のディズニーでもここ香港だけ、異国感満載です。サイズも日本のディズニーランドよりも一回り小さく、コンパクトにまとまっている印象です。
27646 – Hong Kong – Disneyland, by xiquinhosilva, CC BY-SA
入園者も比較的少なく、平日なら30分以上アトラクションに並ぶことなどめったにないでしょう。効率よく回りたいのであれば、旧正月(2月中旬)や国慶節(10月初旬)などの中国本土からの観光客が大挙してくる時期を避けるべきです。全部で七つあるテーマランドを制覇したら、赤い色がはなやかな中華風パッケージの缶に入ったクッキーなど、香港限定版のお土産を探してみて下さい!
27623 - Hong Kong - Disneyland, by xiquinhosilva, CC BY-SA
【2018年末まで閉鎖】アベニュー オブ スターズ (星光大道)
ピークと並んで香港の夜景を楽しめる2大スポットといえばチムサーチョイのアベニュー・オブ・スターズです。ヴィクトリア港沿いに約1キロ延びるプロムナードには、香港歴代の俳優や監督101人のプレート(手形がある人も!)が歩道に埋め込まれており、ブルースリーの銅像は記念撮影スポットとして人気です。
プロムナードの隣りにはインターコンチネンタル・ホテルがあるので、休憩がてらにロビーでアフタヌーン・ティーを楽しむのも良いでしょう。
View of Hong Kong Island From the Avenue of the Stars, by edwin.11, CC BY
ネイザン・ロード (彌敦道)
ネイザン・ロードはチムサーチョイ(尖沙咀)から太子(プリンスエドワード)まで約3.8キロ続くカオルーン(九龍)のメイン道路です。特にチムサーチョイ周辺には時計・宝飾店、ファッションブランド店、カメラ・ビデオ店など観光客向けのお店が目白押しです。その他にも周辺には香港で最高級なホテルであるペニンシュラホテル(半島酒店、地下にショッピング街あり)、1881ヘリテージ(ホテル+ショッピング)、アイ・スクエア(國際廣場、ショッピングモール)などショッピングする場所が沢山あります。
Hong Kong Neon Lights / 20080314.SD850IS.2370, by See-ming Lee 李思明 SML, CC BY-SA
チムサーチョイから佐敦(ジョーダン)、油麻地(ヤウマアテイ)、旺角(モンコック)、太子(プリンスエドワード)と進んでいくと徐々にローカル感が増してきて、特に油麻地や旺角以北は雑然とした雰囲気で異国感満載なためお勧めです。
img067, by on_catherine, CC BY-ND
ビクトリア湾
香港の地理を簡単に説明すると、ヴィクトリア湾を挟んで南側に香港島、北側にカオルーン(九龍)、カオルーンの更に北に広大な新界(New Territories)が広がるといった感じです。現在ヴィクトリア湾には橋が架かっておらず、移動は地下トンネル、MTR(地下鉄)、そしてスターフェリーと呼ばれるフェリーのみです。この中で観光客に特にお勧めなのがスターフェリーです。
Victoria Harbor (96), by Constantine Agustin, CC BY-SA
スターフェリーはそもそも「庶民の足」なので値段も安く(50円前後)、約5分毎という頻度で香港島側のセントラルや灣仔(ワンチャイ)とカオルーン側のチムサーチョイを連絡しています。特に夜にフェリーを乗るのがお勧めで、というのもたった50円で香港島とカオルーン側の夜景を一手に堪能できるからです。
Victoria Harbour, by leo.wan, CC BY
女人街 (通菜街)
MTR(地下鉄)旺角駅を出れば人と車と看板の洪水が目の前に広がり、圧倒されます。「旺角には何でもある」と呼ばれるこの地域でも最もホットな場所は女人街でしょう。女性物の衣類や雑貨を中心に売っていることから女人街と通称されていますが、もはやそれのみならず男性物からガラクタ、コピー商品(違法です)までなんでも揃っています。値段も香港の他の地域と比してかなり安く、お土産を買うのにも適した場所でしょう。
夕方から夜にかけて徐々に盛り上がってきますが(深夜くらいまで営業しているお店も多いです)、とにかく人が多いので貴重品には十分気をつけて下さい。ここでは是非ガイドブックなどに記載されている観光用の片言の広東語で値引きに挑戦してみて下さい。お店の人の迫力も凄いですが、それに負けないくらい大きな声で言えば結構な確率で安くなります。
老外也愛A貨, by 二師兄Allen, CC BY-SA
チョンキン マンション (重慶大廈)
チムサーチョイに堂々と建つチョンキン・マンションの上層階には安いドミトリーが沢山あり、地上階には良いレートの両替商が何店舗もあります。チョンキン・マンション周辺にはインド、パキスタン系の人が大量に集まり、いきなり声を掛けてきたりすることも多々ありますが、危険な人たちではないのでそこまで心配しなくても大丈夫です。但し、日本人の女性のみでマンション内に入るのはやや勇気がいるかもしれません。
Tiny labyrinthine hallways of shops., by ironypoisoning, CC BY-SA
古い雰囲気のマンションとは対照的に、地下に入ってしまえば新しく改装されたショッピングモールが広がります。1970年代の香港の茶餐廳(大衆レストランのようなもの)もあり、一度訪れてみる価値はあります。
Chungking Mansions, by Kent Wang, CC BY-SA
赤柱
香港島の南側、セントラルからは山を挟んで反対側にスタンレーはあります(バスで30分ほど)。スタンレーといればかつては監獄があったため暗いイメージがありましたが、山の緑と海の青さを愛する欧米人が住み着いてからイメージが一変し、現在は海辺のちょっとしたお洒落なリゾート地としてのイメージが定着しています。
海沿いには様々なレストランが並んでおり、メインストリートであるスタンレー・メインストリート(赤柱大街)やスタンレーマーケットはショッピングにうってつけです。裏路地にも比較的小さなレストランやバーがちらほらあり、香港中心部での喧騒に疲れたら休みに来るのもよいでしょう。なんせセントラルからたった30分ですから。
Stanley main beach, by xiu×5, CC BY-ND
九龍公園
チムサーチョイ(尖沙咀)からネイザン・ロード(彌敦道)を少し北上し、イスラムモスク(九龍清真寺)周辺を左に行った先に広がるのが九龍公園です。総面積15ヘクタールと広大な面積を誇り、園内には緑も多く、Causeway Bayのヴィクトリアパークと並んで都会のオアシスのような印象を受けます。
dancer in the park, by istolethetv, CC BY
早朝には太極拳を練習しているローカルの人も多く、興味があれば早起きして行ってみましょう。
Flamingoes in Kowloon Park, by The Eggplant, CC BY-ND
文武廟
文武廟はセントラルの西に位置する上環(シェンワン)にあります。1840年代に建てられたとされる香港で最古の廟で、信仰心の篤い香港人たちの参拝客が途絶えることがありません。外観はとてもシンプルですが、一度中に入ってみると数多の線香や独特の香り、そして人々の熱気に圧倒されます。
Man Mo Temple, by Bevis Chin, CC BY-ND
祭壇の正面右手に「文」を司る神様である文昌帝が、左側には「武」を司る関帝(三国志の関羽の神格化)が祭られています。この文武廟のすぐ近くにはキャット・ストリートと呼ばれる露店街も広がっており、そこと合わせての観光がお勧めです。アンティーク風のお土産や宝石のアクセサリーなどが廉価で手に入ります。
Man Mo Temple at Central, by edwin.11, CC BY
レパルスベイ (淺水湾)
スタンレー(赤柱)と並んでビーチで有名なのがこのレパルスベイ(淺水湾)、こちらもセントラルからバスで20分程ですが、こちらの方がリゾート地のような様相をより強く呈しています。バスは終点まで乗らずに高くそびえるブルーの洋館「レパルスベイ」で降り、1950年代のハリウッド映画『慕情』の舞台でもある西洋風の街並みを観光した後ビーチまでのんびり歩いて行きましょう。
海岸の近くには黒光りする縁結びの石である「姻縁石」もあり、しっかり撫でればご利益があるかも?因みに石に記載されている「千里姻縁一千牽」は「例え遠く離れていても縁さえあれば巡り会える」という意味です。ロマンチックですね。
MJL20130602_160220_MJL_2909-Edit, by Mark Lehmkuhler, CC BY-ND
昴坪360 (ゴンピン360)
昂坪(ゴンピン)360は香港で最大の島であるランタオ島(空港もこの島にあります)にある観光施設で、5.7kmのケーブルカー及びロープウェーと仏教文化のテーマパークであるゴンピン・ヴィレッジを合わせた見どころです。ケーブルカーは天候によって運休になったり徐行運転していたりする場合も多々あるので予め調べてから行くのがお勧めです。
Ngong Ping 360 (102), by Constantine Agustin, CC BY-SA
徒歩5分圏内には鎌倉の大仏を想起させる天壇大佛があります。天壇大佛はアジア各国から観光客が押し寄せ、更に土日休日には香港人も多く来訪し、かなりの賑わいを見せます。丸1日かかるコースなので、時間に余裕を持って訪れて下さい。空港に近いからと言って出国当日に訪問するのはかなりリスキーです。
View from the Ngong Ping 360 Cable Car, Lantau Island, Hong Kong, by wiredtourist.com, CC BY
オーシャンパーク (海洋公園)
香港人に「香港でお勧めのテーマパークは?」と尋ねると、ほぼ確実にオーシャンパークという答えが帰ってきます。香港=ディズニーというイメージがあるかもしれませんが、実はディズニーランドよりも有名で人気なのがオーシャンパークです。アジア最大の規模を誇る、水族館と動物園とテーマパークが一体となったアミューズメントパークであるオーシャンパークは、MTR金鐘(アドミラリティ)駅B出口から629番のシティバスで簡単に行けます。このアクセス方法がオススメな理由は、金鐘駅構内でオーシャンパークのチケットを買うと30香港ドル引きになるからです(MTRの駅を出た地上のバスの駅でもチケットを売っていますがこことは違うので注意して下さい)。
143854-Ocean-Park, by xiquinhosilva, CC BY
オーシャンパークは南朗山を挟んで南北のエリアに分かれており、ケーブルカーが両者を繋いでいます。数々の絶叫系アトラクションの他にも大規模な水族館があり、丸一日楽しめるスポットです。
Ocean Park, Hong Kong, by milst1, CC BY-SA
香港歴史博物館
香港の歴史に少し興味があれば、または少し観光に疲れたら、香港歴史博物館で一休みするのはどうでしょうか?ロケーションはチムサーチョイ(尖沙咀)の少し東、チムサーチョイ駅から十分徒歩圏内です。3つのフロアを有する香港歴史博物館では、最新の設備を駆使して香港の自然、風俗、歴史などを紹介しています。
「香港故事 (The Hong Kong History)」と題した常設展では、古代から現代に至るまでの香港の歩みを学ぶことができ、特にアヘン戦争(1840年)や香港譲渡(1898年)、日本軍政下(1941-1945年)、香港返還(1997年)などに関する展示は写真、キャプション、オブジェクト、映像資料(当時のムービーなど)と全て充実しており、見応えがあります。
Hong Kong Museum of History, by sarahstierch, CC BY
スカイ100 (天際100)
スカイ100は香港一高い建物であるICCの100階にある360度のパノラマ展望台です。約60秒で100階まで到達する高速エレベーターを出ると、そこはもう雲の上の世界。あまりの高さにきっと圧倒されることでしょう。
香港島側のピークから見る夜景は目近に迫るような迫力感がありますが、スカイ100は夜景を俯瞰するような感覚で、新界(New Territories)の遥か遠くまで見渡すことができます。101階にはレストランもあり、その上には高級ホテルのリッツ・カールトンがあります。
Hong Kong, by Tom Mascardo 3, CC BY-ND
九龍寨城公園
香港のプチ遺跡観光ならここ、周辺のローカルな雰囲気と共に楽しめます。もともとは砦だったのですが、第二次世界大戦後に大陸からの移住者がここに大量に住み着き、「九龍城砦」と呼ばれる集合住宅を建設しました。
Kowloon Walled City 九龍城寨 – Photos – 80年代-城寨外望.jpg, by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia, CC BY
「無法地帯」や「悪の巣窟」など当時は悪名高い地域でしたが1993年に住民は強制退去させられ、現在は庭園のある公園として一般に開放されています。周囲はローカル感満載の土地で、食べ歩きなどにも適しています。地下鉄の駅からは結構距離があるので、事前にバスなどの情報を得てから行くのがお勧めです。
Kowloon Walled City Park, by James Cridland, CC BY
ラマ島
香港に既に何度か訪れたことがある人には離島めぐりがお勧めです。その離島の中でも比較的行きやすいのが香港島のすぐ南西にあるラマ島でしょう。面積自体は離島で2番目に広いのですが、平地が少ないため移動は困難ではありません。
ラマ島はビーチも有名ですが、海岸沿いに展開する数多くの海鮮レストランに是非足を運んでみて下さい。週末には香港からのハイキングも人気です。
Lamma Island, by JohnSeb, CC BY
蘭桂坊
香港の心臓部であるセントラルに位置し、香港で最も有名なナイトスポットといえば蘭桂坊(ランカイフォン)です。外国人が多いセントラルですがランカイフォンは特に外国人が好んで行く傾向もあり、時間が夜遅くになるにつれ広東語やマンダリンよりも英語の方が良く耳に入ってきます。
クラブ、バー、飲食店など一通り揃っているランカイフォンの凄さは、平日の朝3時になっても人でごった返していることです。香港はタクシーの料金が安いので(初乗り約350円)、夜遅く(朝早く)までランカイフォンで遊ぶのもいいかもしれません。
蘭桂坊 (Lan Kwai Fong), by Carles Tomás Martí, CC BY
ナッツフォード テラス (諾士佛台)
セントラルのランカイフォン(蘭桂坊)と並んで有名な香港のナイトスポットといえばチムサーチョイのナッツフォード・テラス(諾士佛台)ですが、ここはランカイフォンのような喧騒さはなく落ち着いて飲むことができます。
_MG_6505, by KaguraYanki, CC BY-ND
レトロな雰囲気のお店も多く、ランカイフォンと好みが分かれるところでしょう。お酒の値段が半額になったり、1杯頼めばもう1杯が無料になったりする「ハッピー・アワー(通常16-20時くらい)」の間に行くのが特にお勧めです。
_MG_6504, by KaguraYanki, CC BY-ND
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