【パリ】ヴィンテージショップ&古着屋めぐり!
今回紹介したいのは、観光名所を回る旅行とはまた一味違うパリめぐり。パリにはたくさんのヴィンテージショップが存在します。人と同じなんてつまらないと、オリジナルであることを重要視するパリジャンたちの多くは...
更新日: 2020年4月13日
春は花々が咲き乱れ、街の色までも光と共に鮮やかに輝き出す。夏の夜はセーヌ川で夕涼み、秋はオータムカラーの街路樹がいつか見た絵画の景色のよう。冬はストーブ料理で温まりながら、白く白く深々と降り積もる雪を眺める。芸術の都、花の都パリ、その言葉を自然とこぼれます。どの季節にいても自分を一つのスクリーンの主人公にしてくれる街、パリ。今回はパリに来たら必ず押さえておきたい場所や行ってよかったスポットをご紹介します。
Le jardin du Carrousel et le musée du Louvre, by dalbera, CC BY
美術、芸術をタップリと堪能したい方は、丸一日かけるスケジュールを立ててください。とにかく広すぎて、数日にわけて来場するという方も多くいます。
火曜日が定休日となっている意外は9:00から18:00まで開館していますが、水曜日と金曜日だけは夜の21:45まで開いています。また毎月第一日曜日は無料で常設展に行くことができますので、うまくスケジュールを調整すれば一日で回ることできそうです。
このルーブル美術館では中世から1848年までの作品を貯蔵し、古代オリエント文化、イスラム文化、古代エジプト文化などそうそうたる文化財のオンパレードですが、なんといっても絵画ブースでの一番の目玉は「モナリサ」はその代表といえるでしょう。この中世の謎の美女を見るために、世界中から沢山のファンが訪れるため、いついっても人だかりは避けられないのですが、この神秘なる微笑みを見ていただきたいです。
パリ7区にあるエッフェル塔は、1889年のパリ万博の建設に合わせて作られた、当時世界の度肝を抜いた建築物として有名。エッフェル塔およびセーヌ川が一体となったこの地区は、地区は世界遺産にも登録されその優美な姿は皆の知るところですね。スッと伸びた貴婦人の名にふさわしいエレガントさ、まるで貴婦人がドレスを身にまとうがごとく優美に流れる、優しく穏やかなセーヌ川。パリ、というよりはフランスを代表するシンボルであることに違いありません。
View of Paris from the Eiffel Tower, by idreamlikecrazy, CC BY
このエッフェル塔に登るには、実は2つの方法があります。
2Fまではエレベーターで昇る9ユーロを支払う方法と、または5ユーロを払って階段で昇るという手段。階段で昇れる?!このチャレンジ、意外と簡単です。所有時間約10-15分くらい。高齢の方もチャレンジされていますし、案外登れたりします。
この2Fから更にもう一段高い展望所は273m。吹きさらしなので、高所の風を直接うけます。モンマルトルの丘よりも更に遠くまで見晴がよくなるので、パリの構造が一目でわかるのでとても価値のある体験になります。
エッフェル塔と同じくパリといえばここ!「凱旋門」といえば、戦いに勝利した将軍をたたえ作られるもので、世界には「凱旋門」と名のつく名所が意外と結構あります。ですが、「凱旋門」といえば殆どの人がこの「エトワール凱旋門」パリの凱旋門を思いつくことでしょう。ここでの見どころはいろいろありますが、まず驚くのは凱旋門の周りは何車線かわからない程の車が、車線変更をしながらそれぞれの行きたい方向へ次々と行きかっている姿に驚きます。遠くから見るととても美しい凱旋門ですが、その下で繰り広げられる車同士の喧騒にまずはビックリすることでしょう!
そして次にここまで来たら展望台に階段で昇りましょう!この階段は美しい螺旋状になっていています。建物が高ければ高いほど美しい螺旋階段。ぜひ昇り終わったあと覗いてみてください。
La cathédrale Notre Dame de Paris, by Guillaume Cattiaux, CC BY-SA
フランスには「ノートルダム(母なる我らが聖母マリア様)」と名のつく聖堂はありますが、何と言ってもシテ島のノートルダム大聖堂は必ず訪れたい場所です。実はこの大聖堂、あのナポレオンが将軍としての戴冠式を行っただけではなく、かの非業の最期を遂げたジャンヌ・ダルクの裁判が行われたなど、フランスの歴史を語るうえで必ずこのノートルダム大聖堂は欠かせません。
La Cathédrale Notre-Dame de Paris vue de la Tour Saint-Jacques, by y.caradec, CC BY-SA
皆さんが知っている、正面の姿だけではなく実は側面、後ろ側こそ見てほしいのです。これでもか!というほどに当時最高の彫刻技術をもって作られた最高建築をみてください。そしてやはり少し離れて全体像を!どんな角度で写真を撮っても美しい、これぞ芸術の街といわれるゆえんなのでしょう。
パリ2区に位置する日本人が多く居住するこの区では、日本食レストランも立ち並び、今やヨーロッパでは空前の日本食ブームで、日本ファンのパリジャンも多くいます。
Opera Garnier (Paris by night), by noviceromano, CC BY-ND
この区の象徴であるオペラ座は、バエレやクラシックコンサートなどがある、パリで最も格式のある劇場です。
operagarnier11f, by scarletgreen, CC BY
外見も威厳に満ちた雰囲気ですが、劇場内の息を飲む様な広さ、格式、椅子の数、これぞ世界を代表する劇場だと実感するでしょう。多くの観光客が写真撮影をする場所なので立ち止まってみてください。
Basilique du Sacré-Coeur, by John Althouse Cohen, CC BY-ND
パリにはいくつか大きな駅があります。この場所に行くには北駅か東駅いづれかで行けますが、北駅の方がより近いです。またはメトロを利用するほうが近いですが、あまり治安的にオススメではないです。北駅からだと少し小高い坂を登り、更に階段がありますが、別の入り口ではエスカレーターもあります。パリはあまり丘陵のない都市ですが、この白亜のサクレクー寺院のあるモンマルトルはパリでは最も高い丘です。私はパリに来ると必ずここに立ち寄り「あーパリにやってきたんだ!」と最も実感する時間でもあります。
Basilique du Sacré-Coeur @ Montmartre @ Paris, by *_*, CC BY
寺院の前に階段は常に旅行者や若者達で溢れ、時々路上パフォーマンスも見れたりします。広場から少し行くと小さなカフェが集まる広場があります。かつてはここで有名な画家たちが集まっていた事でも知られ、今もなお芸術家の卵たちで賑わっています。ここも合わせて散策しておきたいですね。
チュルリー公園が終わると次は、この通りを歩いておきたいですね。私のオススメはやはりチュルリーから延長してこの世界一美しいと言われる並木通りを、凱旋門を目指して歩くコースです。実は軽く小高い坂道になっていますが、周辺はファッションブランドが集まる通りでもあり、観光とファッションを求める人々で常に賑わっています。
実はその昔水より安いと言われるワインを片手に、飲みながら夜のライトアップされて更に美しいシャンゼリゼ通りを歌いながら歩いちゃいました! 勿論、オーシャンゼリゼ!
チュルリー公園近く位置する為、合わせて訪れておきたい。ここはかつて「太陽王」と呼ばれたルイ15世に由来し「ルイ15世広場」とも言われています。
Fountain at Place de la Concorde, by miketnorton, CC BY
フランス絶頂期から次世代ルイ16世においては、その王妃マリー・アントワネット共に公開処刑をした何とも歴史的に血なまぐさいイメージはありますが、革命のシンボルでもあるこの広場はとても広大です、かつて自由を手に入れたパリ市民の雄叫びが聞こえてきそうです。
ここは、ルーブル美術館を見終わった後の余韻を楽しむには最高の散歩コースでしょう。長く長く縦長に続くこの公園は、パリ市民の憩いの場として人気もあり、この公園にあるチュルリー宮殿もぜひ見ておきたいところ。
ただ散歩をしているだけで、すぐに宮殿や歴史上重要な建物があるなんて、パリッ子たちがパリを自慢するのも理解できますその手入れの行き届いた公園一体は野外美術館と言われてて、宮殿の庭を歩く貴族の気分になれるかも?!
P0102/Paris Ile de La Cité and Notre Dame as Great Boat on the River, by dany13, CC BY
ここはパリ市内を縦断するセーヌ川に囲まれた、いわゆる中洲になっています。小さな島とは言っても、ナポレオンの戴冠式のあったノートルダム寺院を始め、あのマリー・アントワネットの裁判が行われたコンシェルジュリ裁判所などなど、こんな小さなエリアで歴史的な大きな出来事を産んだ場所なのです。
La Sainte-Chapelle, by House of Hall, CC BY-SA
そしてこのエリアに来たなら見ておきたい教会は、パリで一番古いステンドグラスです。ぜひ見ておきたいですね。
ここは、パリっ子と散歩をする時、必ず案内してくれる場所です。パリらしいカフェやクレープの露店、小さいお土産に便利なお店などが立ち並んだ、昔ながらのパリらしさを残す地区です。
この地区を散策するだけでパリっ子気分にもなれ、気さくにお店の方も話してくれます。でもやっぱりお店に入る時の挨拶やサヨナラ、またはありがとうなどの言葉はフランスでは常識。勇気を持って挨拶すると、もっとパリの街に溶け込めますよ!
最後にオススメはパリの旅行総まとめとしてオススメな、セーヌ川のライン下りです。
シテ島をめぐる時必ず目にするライン川ツアー。
特に夕暮れの黄金色にそまるシテ島のノートルダム寺院と、沢山感動を与えてくれたパリの街、流れ行くままに視界に映るその景色は、泣きたくなるほど感動します。とても人気のあるコースなので事前に購入しておくことをオススメします。
Un marché à Paris, by Monica Arellano-Ongpin, CC BY
今は日本でもほぼ名前が浸透した「マルシェ」。パリの一般的な人たちの生活ニオイがしてきそうな、決してオシャレとかではないけれど、飾らない普通のパリジャンの何気ない日常風景の中に飛び込んで、まるで住民体験してみませんか?そこは市場?いいえ!マルシェです!パリにある大きな駅の一つ、モンパルナスの近くにあるオーガニック・マルシェ「マルシェ・ビオロジック・ブランクーシ」。
近年のフランスは、ダイエットを日常的に心がけたり、日本食といったヘルシーな食事に切り替える傾向にあります。バイオ製品はこのところ一つのブランド的な価値があり、健康志向やワンランク上の生活を求める方々に人気です。沢山のマルシェがあちらこちらにあるので事前に調べて行きましょう。
フランスの歴史を思い出すときに必ず登場するマリーアントワネット。彼女が居住していたことで知られ、日本でも華やかなイメージの代名詞といえば、何と言っても「ベルサイユ宮殿」でしょう。パリ市内とは少し離れていますが、トランジリアを使って17分程度、RERと呼ばれる鉄道でも約45分で行くことができます。パリにはいくつもの宮殿があります。かつての王族は実務を行う宮殿やゲストが来るための宮殿もあり、今は美術館となったルーブルもかつては宮殿でした。ですが、やはり「住まい」としての宮殿は、このベルサイユ。
Murakami à Versailles 2010, by phalenebdlv, CC BY
当時の贅と言う贅を集めたこの豪奢な宮殿は、時間をかけてもやはり見ておきたい場所。現在は世界遺産となっていますが、当時の美しさのままを温存させる保護を受けています。
優雅で気品のある本当に広大すぎるほどの庭園は、世の全ての女性の憧れ。「大理石の中庭」はまずは必見。そして「鏡の間」では、ここで夜な夜な当時最高のファッションで身を包んだ貴族たちが楽しんだんだなーと庶民の私は深々と感じる事ができます。
GALERIES LAFAYETTE, by marsupilami92, CC BY
これを楽しみにしていない人は居ませんね。特に女性の皆様は百貨店巡りでしょう。ボン・マルシェ、ラファイエット、プランタン等。とくにオススメなのがラファイエットです。実はラファイエットの食品館は沢山のパティシエールブランドや今にでも手を出して口にしたくなるようなカジュアルフードがいっぱい並びます。まるで日本の百貨店のデパ地下です。もし食べ比べをしたかったり、ホテルでゆっくり過ごしたい時はここで色々と買って行き、ホテル内で楽しむのもオススメです。
Spice isle at Galeries Lafayette, Paris, by corsi photo, CC BY
またお土産に出来そうなパリならではの食材、調味料も大人気!ワイン、チーズ、トリュフ入りのお塩、マスタードなどなど日持ちするものもあるので是非ココは立ち寄ってみてください。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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