どれも見逃せない！ロンドンの春夏のおすすめイベント

ザ・ボートレース　3月末

Goldie, by tpholland, CC BY

春を告げるイベント、ザ・ボートレース。テムズ川を舞台にケンブリッジ大学チーム対オックスフォード大学チームが戦う、200年近く続く伝統のレースです。レース自体は20分程度で終わりますが、テムズ川沿いのパブは大賑わい、屋台が出たりして日本のお花見気分を味わえます。テムズ川沿いはぶらぶら散策するのにも最適。ロンドンっ子と一緒に春の訪れを感じてみては。

チェルシーフラワーショー　5月

Chelsea Flower Show 2011, by HerryLawford, CC BY

ロンドンきっての高級住宅街、チェルシーで開催される世界的に有名なフラワーショー。世界各国から腕利きのガーデナーが集まり、前衛的な作品を展示し各賞を目指します。イギリスには園芸愛好家が多く、チケットは毎年前売り時点で完売しますので、観覧希望の方は早めに予約を。日本人ガーデナーの作品も大変人気があり、しばしば受賞しています。

ウィンブルドンテニス選手権　6月末～7月

Wimbledon Final, by Georgio, CC BY

6月は梅雨のないイギリスでは既に初夏。そしてイギリスのスポーツ界、社交界最大のイベントが6月最終週からのウィンブルドンテニス選手権でしょう。美しい緑の芝生で白いユニフォームを着た選手たちが戦う姿は、イギリスの格式やテニスの歴史を思い起こさせます。前売りチケットは前年に申込みが締め切られる抽選制ですぐには入手困難ですが、グラウンドチケットという当日券は誰でも早朝から並べば手に入れることができます。この時期、白、紫、グリーンのイメージカラーに染まったウィンブルドンの街並みも美しいですよ。

ロイヤルアスコット　7月

Royal Ascot 2015, by ReflectedSerendipity, CC BY-SA

こちらは世界の競馬界の一大イベント、ロイヤルアスコット。上流階級を中心に着飾った人々が集まり、女王陛下も馬車で登場する華やかなイベントです。競馬自体もさることながら、最上級席には男性はモーニングにシルクハット、女性はフォーマルスーツに帽子かヘッドピースというドレスコードがあり、おしゃれの競い合いも大きな見どころ。一般席でもみなおしゃれしてきますので、気合を入れて行って下さいね。

Great British Summer Time at Hyde Park 7月

The Great Oak Stage, by David Jones, CC BY

7月に毎年ビッグアーティストをゲストに迎え、ロンドンの中心ハイドパークで開催されるミュージックフェスティバルがこのグレート・ブリティッシュ・サマータイム。昨年はテイラー・スウィフト、今年2016年はTake ThatやMumford and Sonsなどが目玉アーティスト。イギリスの夏のからっと長い夜は野外で盛り上がるにも最高！　

BBC Proms　7月～9月

Royal Albert Hall, by Ania Mendrek, CC BY-ND

クラシック音楽好きの方にはこちらのフェスティバルを。毎年7月～9月、円形の建物が印象的なロイヤル・アルバート・ホールを中心としたロンドンの会場で連日連夜開催されるクラシックコンサートシリーズです。最大の特徴は誰でも気軽にクラシック音楽を楽しめるよう、リーズナブルで当日並べばチケット入手可能な立見席があること。しかも一階の土間部分、一番舞台に近い場所が立見席になり、演目によっては熱狂的な観客で一杯に。逆にワイン片手に、ヨーロッパならではの優雅なボックス席で楽しむこともできます。立見席であればベルリンフィルやウイーンフィルといった超一流の音楽を10ポンド前後で鑑賞できます。

グレート・ブリティッシュ・ビール・フェスティバル　8月

the #gbbf on a Tuesday night, by rjw1, CC BY-SA

夏はやはりビール！　ロンドンの大規模イベント会場、オリンピアで毎年8月に開かれるこのフェスティバルは、イギリスおよびヨーロッパ産のエール（地ビール）を集めたイベントで、集まるブランドは９００以上。毎年デザインが変わるカップでテイスティングができるほか、ビールには欠かせないおつまみの屋台も多数出展、のんべいさんにはたまらないイベントです。

気になるイベントはありましたか？　ロンドンではさすがヨーロッパの中心都市、といった世界的なイベントや、イギリスが世界に誇るイベントが一年中ありますので、観光の合間に楽しまれてみてはいかがでしょうか。