デンマーク旅行で行きたい!コペンハーゲン日帰りスポット
北欧諸国に属するデンマークは、九州よりもやや大きい程度の非常に小さな国です。しかしながら、華やかな王室文化や、海賊文化、海洋文化、酪農文化などから独自の文化を築き上げ、多方面にわたる魅力が沢山詰まった...
更新日: 2020年4月13日
北欧諸国に属するデンマークは、九州よりもやや大きい程度の非常に小さな国です。しかしながら、華やかな王室文化や、海賊文化、海洋文化、酪農文化などから独自の文化を築き上げ、多方面にわたる魅力が沢山詰まった国です。そこで今回は、「デンマークの首都コペンハーゲンから日帰りできる観光スポット」にテーマを絞り、デンマークの見ておきたい観光スポットをみなさんに、紹介したいと思います。
デンマークの首都コペンハーゲンは見所が沢山ある可愛らしいおもちゃのような街です。国王の冬の宮殿アマリエンボー宮殿や、カラフルな家が立ち並ぶ、可愛らしい港「ニューハウン(Nyhavn)」このニューハウンの67番地には童話作家のアンデルセンが住んでいた時期もあります。
アマリエンボー宮殿, by Nigel’s Europe & beyond, CC BY-SA
また、テーマパークのチボリ公園(Tivoli)も素敵です。都心部にありながらとても大きな敷地で、小さな子から楽しめる乗り物可愛らしいお土産やさん、キャンディー屋さん、ファーストフード店から高級レストランまで、様々な人が喜べるように色々な楽しみが詰め込まれています。
チボリ公園(Tivoli), by CucombreLibre, CC BY
また、夜になるとイルミネーションが灯され、昼間のキュートな雰囲気からは一変してロマンチックな世界に変わります。カップルの多くは、夜の雰囲気を楽しみに来るようですよ!
世界初の歩行者天国「ストロイエ(Strøget)」も是非行ってみてください。沢山の楽しい大道芸人や、カフェ、レストラン、お土産やさん、雑貨屋さん、ブティックが所狭しと並んでいます。一年を通じて地元民や観光客で賑わう楽しい通りです!その他にも人魚姫に様々な美術館や博物館も充実しています。コペンハーゲンは、コンパクトな街ながら、全く飽きない街です。
ユネスコ世界遺産に登録されている、コペンハーゲンから約30km北上したシェラン島のヘルシンガー(Helsingør)にある古城です。この城の起源を辿ると、13世紀になりますが、15世紀初旬に、フレゼリク2世により要塞機能を加えた城塞に大改築されました。1629年、大火災により大半を消失しますが、後に再建されます。
Hanlet’s Castle (Kronborg Slot), Helsingborg, Denmark, by Eric K Gross, CC BY
Entrance, Kronborg Castle, by BBM Explorer, CC BY-ND
現在見られる礼拝堂は、焼け残った15世紀のオリジナルです。17世紀に入ると、再び改築が行われ、初期のバロック様式が導入されました。ヘルシンガーへはコペンハーゲンより特急列車で45分です。クロンボー城はまた、シェークスピアの悲劇「ハムレット」の舞台のモデルとしても有名です。城内には、シェイクスピアを記念した石版が設置されており、毎年夏には、この城の中庭で「ハムレット」が上演されます。
Great Hall at Kronborg Castle, by klndonnelly, CC BY
コペンハーゲンから電車で約40分弱で出られるヒレロズ(Hillerød)にあるお伽の国に出てきそうな大変美しいお城。クリスチャン2世が1560年に築いたのが始めで、現在見られるお城のほとんどは、クリスチャン4世の居城として1602年〜1620年にかけて作られたものです。
499 Frederiksborg Slot, Hillerød – Denmark, by tango-, CC BY-SA
Detail from baroque gardens, by caspermoller, CC BY
クリスチャン4世が死去した後からは、城内にある教会で聖別式や戴冠式が行われる場となりました。広大な敷地内には大きな池があり、遠くから見るとお城はまるで水に浮かんでいるように見えます。庭園も手入れが隅々まで行き届いており、大変美しく、四季折々の花々や、並木道などが楽しめます。
Frederiksborg Slot and the lake in front of it, by caspermoller, CC BY
オーデンセは、デンマーク第3の都市として、また童話作家アンデルセンの故郷として有名です。アンデルセンの生家や、アンデルセンの通った学校などアンデルセンゆかりの場所が今も残ります。中でも見どころは、アンデルセンに関わるものを展示したアンデルセン博物館です。
Odense – Norregade, by Dariusz Sieczkowski, CC BY-ND
アンデルセンが生まれた1805年4月2日から彼が死去する1875年8月4日までの、彼の生涯にわたる手紙や日記、アンデルセンの最大の趣味でもあった切り絵の展示など、興味深い充実した展示内容です。コペンハーゲンから特急列車で片道1時間半の道のりですが、わざわざ足を延ばしてでも損はしない場所です!
ロスキレは、コペンハーゲンから約30km西に位置し、10世紀〜16世紀まではデンマークの首都として繁栄した古都です。現在も商業、工業の中心地として大変栄える街の一つです。コペンハーゲンから電車でわずか25~30分で出ることができるのも嬉しい所。
この街の最大の見所の一つとしてヴァイキング博物館があります。西暦1000年ごろ、ロスキレフィヨルドの村落で5隻のヴァイキング船が沈まされました。後に引き上げられたこの5隻の船を保存、および展示するためにこのヴァイキング博物館が建設されました。
DSC_0103, by Boonerator, CC BY-SA
この5隻の船を始め、ヴァイキングにまつわる歴史や、ヴァイキングの航海生活、ヴァイキング船の伝統を受け継いだ見事なまでの北欧船舶のコレクションなどが展示されており、子供も大人も夢中になって鑑賞してしまいます。ロスキレに行った際は是非訪れたい博物館です。
コペンハーゲンから日帰りできる小旅行ならば、方々に宿泊せずにより効率的に旅行を楽しめますね!冒頭でも述べたように面積の小さな国なので、移動時間もわずかです。それでも、30分も電車にゆられれば美しい田園風景やコペンハーゲンとは違った趣を楽しむことができます。皆さんのデンマーク旅行の参考になれば幸いです。
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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