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更新日：2020年4月13日
ベトナム・ホーチミンの楽しみ方！ヨーロピアンな香りが漂う街
アジアの街並みにコロニアル建築が溶け込む独特の景観が楽しめる都市。近年、おしゃれなショップやカフェが続々とオープンし、ますます活気のある街になっている。美食の国ならではのグルメも魅力。
基本info
ホーチミンのPROFILE
面積 約2095㎢
人口 約815万人
気候 年中気温は高め。雨季と乾季があり、雨季に入る5月頃が最も蒸す。
日本からのアクセス
直行便で成田、羽田、中部から6〜7時間、関西と福岡から約5時間30分。成田から1日5〜6便、羽田、関西から1日1便、中部から週5便、福岡から週2〜3便運航。
空港から市内へ
タンソンニャット国際空港から市内へは約8㎞で、車で約30分。エアポートタクシーは受付カウンターで市内までのチケット（US$10程度）が購入できる。
関連リンク
ホーチミンの主要エリアを知る！
サイゴン川西部が街の中心。ほかのアジアの街にはみられない、洗練された雰囲気も楽しみたい
ここだけでも満足できるエリア ドンコイ通り周辺
約1㎞の通りの両脇にショップが軒を連ねる。路地裏や、少し入った通りにもセンスのいいショップが並び、ショッピング好きの女子にはたまらないエリア。レストランやスパ、コロニアル建築などの見どころも充実している。
ここが見どころ！
聖マリア教会
赤レンガが美しいゴシック建築教会は街のランドマーク的存在
中央郵便局
文化財認定の建物。繊細な装飾とクラシカルな内部も見事
人民委員会庁舎
古代ローマの建築様式の庁舎は撮影スポットとして人気。ライトアップされる夜もおすすめ
注目のレストランやショップが点在 市北部
観光スポットとしては、歴史博物館があるほか、随所に地元住民御用達のレストラン、食堂、ショップなどが点在する。ドンコイ通りと併せて、街歩きをさらに満喫するため足を延ばすのに最適。
ここが見どころ！
歴史博物館
ベトナムの歴史を紹介する博物館。少数民族の衣装や、クメール彫刻などの、文化遺産も展示されている
ベトナムらしさを満喫できる ベンタイン市場周辺
ホーチミン観光の定番。屋根付の建物の中に、商品が山積み。ベトナム人のリアルな姿がここにある。夜は周囲に夜市も出るのでこちらもチェック！ ファングーラオ通り周辺には、ミニホテルや定食屋などがひしめき、バックパッカーなどにも人気。
ここが見どころ！
美術博物館
ベトナムと周辺国の美術品を展示。壮麗な洋館を利用した建築自体も必見
ベンタイン市場 ホーチミン最大の市場。お店の人との交渉を楽しみつつ、掘り出し物を探したい
中国気分に浸れるエリア チョロン周辺
ホーチミンにある中華街。商品を安価で販売している市場もある。
近年人気が高まる注目エリア 2区タオディエン地区
おしゃれなレストランや高級住宅が並ぶリゾートのようなエリア。
ホーチミンの楽しみ方
魅力あふれるパワフルシティでしたいことピックアップ!!
食べる
おしゃれなディナーなら正統派ベトナム料理を
美しい盛り付けはフエの宮廷料理が起源。おしゃれなダイニングでその味を楽しみたい。
目にも美しい料理を堪能したい
洗練された店内
南部グルメやローカルフードは専門店や屋台で味わう
フォーや生春巻など、大定番のベトナム料理は専門店で味わいたい。お店はあちこちにあるので、食べ比べしてみるのも楽しい。
フォーは牛肉、鶏肉など具材のバリエーションが豊富だ
米粉の生地で野菜やエビなどを包む、バインセオ
ホーチミンの屋台といえばベンタイン市場夜店屋台村が有名だ
買う
お買い物天国・ドンコイ通りや市場でかわいいベトナム雑貨をゲット
雑貨の店から流行ファッションの店まで、素敵なお店が建ち並ぶストリートへ行ってみよう。
ハンドメイド雑貨を気軽に買えるのがうれしい
ドンコイ通りはショッピングの大定番
洋服からアオザイまで気軽にオーダーメイドできる
リーズナブルなうえ仕上がりも早いので、旅行者も気軽にオーダーに挑戦できるのが魅力。
観る
ホーチミン散策にでかけたら、コロニアル建築に注目
かつてフランスの統治下にあったホーチミンには、味わいあふれる建築物が残る。「東洋のパリ」と称された街並みを歩いてみよう。
1880年に建てられた双塔が特徴的な聖マリア教会
コロニアルな建物自体もアートといえる美術博物館
ホーチミン滞在お役立ち情報
街の交通手段をチェック
タクシー
ホーチミン市内では10社以上のタクシーが営業している。トラブルが少なく、評判が良いのは、マイリン、ヴィナサン。車体に社名と電話番号のロゴが入っていてわかりやすい。
おもなタクシー会社
マイリン・タクシー Mai Linh Taxi
028-38383838
ヴィナサン・タクシー Vinasun Taxi
028-38272727
ヴィナサン
マイリン
セオム（バイクタクシー）
市内のいたるところにいるが、料金トラブルや事故率が高いので、注意が必要。市内の移動なら、2万〜5万VND。/strong>
レンタルバイク&レンタサイクル
レンタルバイクは1日US＄10〜15で借りられるが、ラッシュ時などは交通量が多く、慣れない旅行者には危険も多い。レンタサイクルはホテルや旅行会社で1日US＄3〜5で借りることができる。
2020年に地下鉄開通予定！
ホーチミン市では渋滞緩和を目的とした地下鉄の工事が現在進行中。時期によっては、グエンフエ通りやレロイ通りなど街の中心部が閉鎖されていることもあり、街歩きに影響が出ることも。積極的に情報を手に入れたい。
街の歴史をお勉強
ホーチミンにはもともとはカンボジアの民族、クメール人が住んでいたが、19世紀半ばにフランスによる統治が始まり、街は一気に近代化を遂げた。街には多くの西洋風建築が建てられ、そのため今でも「東洋のパリ」と呼ばれることがある。当時サイゴンと呼ばれていたこの地は、ベトナム戦争が終結した1975年に、ベトナム社会主義共和国を建国した初代主席のホー・チ・ミンから名前をとり、現在のホーチミンと改名された。
ホーチミン滞在を楽しむための豆知識
国が変われば、日本では考えられない常識もいろいろある。快適な旅をするためにも知っておきたい。
服装
一年中気温が高く、日本の夏と同じような格好でよいが、エアコン対策に上着が欲しい。ドレスコードはないが、ベトナム人は服装で人を判断する傾向があり、誤解されないようそれなりの格好を。
フロアの数え方
フランスの影響が残る南部では、日本でいう1階をグランドフロアと呼び、日本の2階が1階となる。日本とは表示が異なるので注意。
営業時間
ホーチミンの朝は早く、フォー店などは6時頃から、ショップでも8時頃から営業している。
交通のマナー
ホーチミンは、街なか以外は信号がほとんどないうえに交通量も多いので、道路の横断には注意。道路を渡るときは、ゆっくりと歩いていくとバイクのほうがよけてくれる。バイクの3人乗りも当たり前なほど交通規則に対する意識は低いので、気をつけながら散策を楽しみたい。
トイレ事情
旅先で気になるのがトイレ事情。街には公衆トイレもあるが有料で、なかにはあまりきれいでないものもある。ホテルや休憩先の飲食店などで済ませておくと安心。
いざというときのトラブル対策
バイクタクシーとシクロの客引き
バイクタクシーの客引きが多く、断わっても後をついてきたり、旅行者の感想を書いたノートを見せて安心させるなど、しつこく誘ってくることがある。シクロはトラブルが多いので旅行会社に依頼したい。
桁数が多いドン、とくにタクシーの支払い時には注意
観光に利用しやすい便利なタクシーだが、メーターの確認を忘れずに。また、メーターは下2桁を表示しないことを知っておきたい。表示が10.0なら10000（1万）VNDとなる。それを利用して1桁多く要求するなど悪質なドライバーもいるので注意。
凶悪化するひったくりにご用心
ショップ、ホテルやレストランなど、外国人が多い場所では、ひったくりが多発。凶器が使われることもあり、バッグは前に抱えたり、貴重品は洋服で隠すなど、お金の存在を目立たせないようにしたい。
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
- 奥付：
- この記事の出展元は「まっぷるベトナム ホーチミン・ハノイ’１８」です。掲載した内容は、2017年3〜4月現在の取材・調査によるものです。諸事情による変更の可能性があります。ご利用の際は、改めて事前にご確認ください。
- その他：
- ●料金の単位は、ベトナムドン（VND）またはUSドル（US$）で表示しています。※2017年4月現在、1万VND＝約50円、US$1＝約110円、US$1＝約2万3000VND ●料金のほかに、別途付加価値税（VAT）10％がかかります。また、スパや中級以上のホテルやレストランでは、付加価値税（VAT）10％とサービス料5％〜がかかる場合があります。サービス料は店によって異なるので、事前にご確認ください。 ●アルファベット表記の発音記号は省略しています。カナ表記についても、日本語では表現しきれない微妙な発音があります。また、本書内でのベトナム語音の表記は、おもに北部地方の発音に従っています。 ●ショップやレストラン、ホテルとの個人的なトラブルに関して、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。