
更新日:2020年4月13日
【ロンボク島】伝統文化が息づく村を訪ねる
ロンボク島はバリ島とはまったく異なる文化を持っている。ここでしか見られない固有の文化と暮らしが脈々と息づく村々を覗いてみたい。
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伝統文化が息づく村を訪ねる
ロンボク島の人口の大多数を占める先住民ササック族は、精霊崇拝の原始宗教アニミズムとイスラム教が融合した興味深い文化を形成している。ロンボク島にしかない伝統を受け継ぐ織物の村スカララや陶芸の村プヌジャ、伝統家屋がそのまま残るサデ村などは、ロンボク島を知るためにはぜひ訪れたいスポットだ。
特徴的な形の茅葺き屋根が連なるサデ村は民族博物館のよう
イカット用に染色された横糸
スカララ
のどかな村に響く機織りの音女性たちが伝えるあでやかな織物
ロンボク島に伝わる伝統的な織物の村。ソンケットと呼ばれる織物の手法は、代々母から娘へと女性によって受け継がれている。鳥や花、米蔵などをモチーフにした幾何学模様の図柄が特徴的で、金糸銀糸が使われ華やかな色調が美しい。この村では男性が畑仕事、女性が機織りの仕事を生業としているため、歩いていると家々の軒先でおしゃべりを楽しんだり子供をあやしたりしながら機織りをする女性の姿を見かける。また村の入口では製品を販売する村営のショップもある。
複雑な模様も記憶だけで織り上げる。所要日数は1~3カ月
村営ショップの収益は村人に平等に分配されるという
スカララ
- 現地名:
- Sekarara
- アクセス:
- ロンボク国際空港から車で20分
サデ
昔ながらの素朴な茅葺き屋根の村でのんびりとした懐かしい風景に出会う
ロンボク島の先住民ササック族が住む集落で、1980年代から観光客の見学を受け入れている。伝統を守りながら15世代にわたって続いてきた村には、バリタニと呼ばれる茅葺き屋根と竹の壁を持つ独特の住居が約150軒ほど並び、一番古い家は250年前に建てられたという。牛糞と土で固めた土間や、井戸水を使う共同トイレなど、昔ながらの暮らしもうかがえる一方で、各家庭にテレビが普及しており、イカットや木彫りのみやげ物を売る店もあるなど現代的な側面も併せ持つ。
村の中ではソンケットの実演販売も行なわれている
人口は約700人だが、いとこ婚が多く村全体が家族のよう
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- 奥付:
- この記事の出展元は「トラベルデイズ バリ島」です。掲載している情報は、2017年11〜2018年1月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。