【パリ】ヴィンテージショップ&古着屋めぐり!
今回紹介したいのは、観光名所を回る旅行とはまた一味違うパリめぐり。パリにはたくさんのヴィンテージショップが存在します。人と同じなんてつまらないと、オリジナルであることを重要視するパリジャンたちの多くは...
更新日:2020年4月13日
パリには公園が多く、通りの隣で急に緑が青々と茂っていることも。パリジャンたちが愛する公園は、それぞれに特徴があって個性的。調べてみれば由緒正しい貴族の庭園だったりするから驚きだ。観光や買物で疲れたときに訪れて、小さな自然に癒されたい。
緑豊かなたくさんの公園には、のんびりとした素顔の、もうひとつのパリがある。都会の喧騒に疲れたら、公園を訪れて、それぞれの楽しみ方で身も心もチャージしたい。
パリ市民の日常に欠かせない公園は、みんなの憩いの場。芝生を駆けまわる子供たち、読書に興じたり、寝転んで肌を焼いたりしている若者や、広い公園だと、スポーツをする人も。公園とひとくちに言っても、いくつか種類がある。もともと王侯貴族の私有地だった庭園(Jardin)、比較的新しい市民のための公園(Parc)、市内各所にある小さな辻公園(Square)などだ。パリの東西の郊外には大きな森が2つあり、週末は家族連れで賑わう。
●トイレ
パリには公衆トイレが少ないので、カフェのトイレが便利。€0.50くらいのチップを渡すか、コーヒーを1杯注文するのを忘れずに。
●ゴミ
公園や道路など公共の場所には、緑の透明なゴミ袋が設置されている。楽しい時間を過ごしたら、きちんとゴミを捨てて帰りたい。
「パリの浜辺」という意味の、毎年夏の恒例イベント。バカンスシーズンの1カ月間、セーヌ河畔に砂を敷き詰め、都会にいながらビーチ気分を味わえる。無料でパラソルやデッキチェアを貸し出し、カフェやレストランも出店。無線インターネットや週末夜のコンサートも無料とあって大賑わいだ。
長い冬を越えて、春が訪れると、誰もが日差しを求めて外に出かける。天気の良い日は公園でピクニックをするのがパリ市民のお気に入り。ワインやチーズ片手にわいわいおしゃべりしている。夏場は21時過ぎまで明るいので、うっかりして閉園時間を過ぎないように注意。公園によってはピクニックが禁止のところも。
€17
豪華なフォアグラとリンゴのハーモニー
€3.60〜
ベトラヴ(ビーツ)、ニンジン、リンゴ入りのサラダは食感がよい
€1.35〜
ほんのり甘くてふんわりした食感が楽しめる
パリ西部に優雅に広がる、巨大な都会のオアシスに憩う
863haもの敷地面積を誇る、広大な森。フランス革命や、外国軍の野営などによる荒廃の歴史を経て、ナポレオン3世が1852年にパリ市に譲渡。県知事オスマンらの尽力によって、イギリス様式の公園が誕生した。多彩な庭園をはじめ、遊園地、動物園、競馬場に3ツ星レストランなど、数々の見どころがある。そのため、1日ですべてをまわるのは無理というもの。目的を決めて出かけるのが得策だ。日中の優雅な雰囲気とは違い、夜はあまり治安が良いとはいえない。レストランなどに出かける場合も車を使うなど注意したい。
レンタルボートは1時間€12。借りるには€50ほどの保証金が必要。ATMもないので、現金を用意しておきたい
思い思いに楽しんでいる
花が好きな人におすすめ。園内のいたるところで季節の花を楽しむことができる。とくに5月下旬から6月中旬のバラ園は美しさで名高い。
[時間] 9:30〜20:00(10月は〜18:30、冬季は〜17:00)
[休み] 無休
[料金] 夏季€6(そのほかは無料)
開園150周年という歴史ある遊園地。子連れのパリ市民で賑わっている。動物園やノルマンディ風の農場、大人形館、さらにはボウリング場など多様なアトラクションを擁している。
[電話] 01-40-67-90-85
[時間] 10:00〜19:00(10〜3月は〜18:00)
[休み] 無休
[料金] €3
www.jardindacclimatation.fr
19世紀末の建築家フォルミジェによって設計された広大な庭園。アザレアと菊の展示会で有名。温室ごとに多種多様な樹木、観葉植物、花が栽培される。
[時間] 8:00(土・日・月曜9:00)〜17:00(春季は〜19:30、夏季は〜20:30)
[休み] 無休
[料金] 無料、展覧会時€8
暗殺された吟遊詩人、カトランにちなんだ庭園。高級レストランや野外劇場がある。その枝ぶりはパリ随一の、樹齢およそ200年の紫ニレの巨木が心地よい日陰をつくってくれる。
[時間] 9:30〜20:00(10月は〜18:30、冬季は〜17:00)
歴史と自然がいっぱい 緑豊かな東の森に広がる庭園
パリの東に位置するヴァンセンヌの森は、西のブーローニュの森とともに「パリの肺」と呼ばれている。12世紀にはフィリップ・オーギュスト王の狩猟場だったこの森は、なんと995haもの敷地面積を誇り、花公園や湖などの豊かな自然のほか、競馬場、動物園、アフリカ・オセアニア博物館と、じつにバラエティ豊か。気取らない雰囲気が魅力だ。2種類の遊歩道(全周コースと小コース)があり、多くの人が散歩をしているが、人けのない場所へは行かないよう注意が必要だ。
パリで最古の歴史的建造物。王宮、牢獄、陶磁器工房、武器庫として利用され、さらには第二次世界大戦下でドイツ軍に占領されるなど、数奇な運命を経てきた。現在は17世紀様式に修復され、主塔からは森の全景が見渡せる
[電話] 01-48-08-31-20
[時間] 10:00〜18:00(9〜4月は〜17:00)
[休み] 一部祝日
[料金] €8.50
www.chateau-de-vincennes.fr
2014年 4月にリニューアルした動物園。ライオンやキリンから鳥類、爬虫類、魚類などさまざまな動物に出会うことができる。
[電話] 08-11-22-41-22
[時間] 9:30〜20:30 冬季10:00〜17:00 ※変動あり
[休み] 無休
[料金] €22
www.parczoologiquedeparis.fr
アフリカのサバンナを模した広々とした空間を、キリンがのんびり歩く
温室風の建物の中には、側面から見える水槽もある
30haもの敷地内に数百種類の花が咲き誇る。ダリア園、睡蓮の池、花の谷や四季の園などがあり、季節ごとに訪れたい。
[電話] 01-43-28-41-59
[時間] 9:30〜17:00(春・夏季は〜21:00)
[休み] 無休
[料金] 水・土・日曜は€6(そのほかは無料)
www.parcfloraldeparis.com
気軽に散策できるパリ6区の公園
17世紀にアンリ4世が暗殺されたのち、王妃マリー・ド・メディシスの命令によって建造された宮殿の庭園として、リュクサンブール公園が造られた。一部を除いてフランス様式が採用された庭園には、人形劇場、メリーゴーランド、噴水のある池、マロニエの並木などがあり、パリ市民たちが憩う。園内には90もの彫像が立っており、なかでもスタンダール、ボードレール、ジョルジュ・サンドなど、文豪・詩人たちの像が有名で、文学好きなら探して歩いてみるのもよい。
公園には学生や親子連れ、老夫婦までたくさんの人が訪れる
フランスとトスカーナの折衷様式が特徴的な王妃の宮殿。現在はフランス養老院が入っており、内部は見学できない。
1624年に作られた、見事なイタリア様式の噴水。プラタナスの木陰には、パリジャンたちがくつろいでいる。
まるで自然の一大テーマパークのよう
1624年にルイ13世の侍医が、シテ島にあった王立薬草園を移転したことが始まり。この植物園では、それぞれの気候や地形に合わせた庭園で植物が栽培されている。たとえば温室庭園ではオーストラリアなどの熱帯植物が、高山植物園ではアルプスなどの山岳地帯の植物が見られる。植物教室にはなんと1万種以上の植物が、わかりやすく分類されていて興味深い。動物園や昆虫展示館、ロマンあふれる迷路庭園などもある。
自然について楽しく学べる
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