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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

パリの多彩なエンターテイメントの楽しみ方

絢爛豪華な舞台で繰り広げられる一流のバレエやオペラは、パリのエンタメシーンに咲く大輪の花。おしゃれして出かければ、気持ちもぐっと盛り上がるに違いない。カジュアルに夜を遊ぶならバーやクラブ、キャバレーとさまざまな選択肢がある。日常のなかに芸術がしっかり根付いているパリでは、毎晩どこかで催し物が開かれる。そんなナイトライフの舞台となる劇場やキャバレー、コンサートホールを紹介する。

パリで楽しむエンターテインメント

オペラ╱バレエ

パリの舞台芸術の代表格。オペラ・ガルニエではバレエを、オペラ・バスティーユではオペラをおもに上演。チケットは高額なイメージがあるが、本場では良い席でも2万円程度、立見席なら数百円で観られることも。劇場のオフシーズンは7~8月。

演劇╱ダンス

王道のフランス古典劇で有名なコメディ・フランセーズ、前衛的な現代劇からミュージカル、人形劇まで上演する中小劇場。モダン・ダンスの殿堂テアトル・ドゥ・ラ・ヴィルまで、シーズン中は街中で質の高いプログラムが上演されている。

ライブ/コンサート

一年中音楽で賑わう街、パリ。とくに劇場が休業する夏季は野外ライブやイベントも多く、あまり来日しない有名アーティストが観られるかも。

キャバレー

一流キャバレーで華麗なレヴューを観れば、忘れられない思い出になるはず。紳士はもちろん淑女にも大人気。一人で行くのはちょっと、という人は、観覧付ナイトツアーを利用してみては。

オペラ・ガルニエ座席表

オペラ座のチケット料金は最高ランクのOptima(オプティマ)以下、グレードごとに定められている。また、演目によっても料金は異なる

Optima席 €130〜252
1等席  €25〜180
2等席  €20〜125
3等席  €18〜105
4等席  €15〜45
5等席  €10〜50
6等席  €5〜35

現地情報誌

キオスクや書店で買える『ロフィシエル・デ・スペクタクル』などの娯楽情報誌は、直近の映画、演劇、音楽、ダンスなどの情報をすべてカバー。フランス語ではあるが、演目・会場・時間などの単語だけわかれば便利。日本語新聞の『オヴニー』も使える。

●『ロフィシエル・デ・スペクタクル』 L’Officiel des Spectacles
毎週水曜発行 
[料金] €0.70 
www.offi.fr

●『オヴニー』 Ovni
月2回発行 
[料金] 無料 
www.ovninavi.com

●『リロ』 LYLO
月1回発行 
[料金] 無料 
www.lylo.fr

インターネット

観たい演目が決まっているなら、劇場の公式HPへ。演目や、日時、会場など多様な選択肢から選びたい場合は観光案内所か、上記情報誌のウェブサイトが便利。ほぼフランス語・英語のみだが、旅行期間中の公演を出発前に調べておくといい。

●パリ観光案内所 Paris Info
www.parisinfo.com

情報収集

チケットを予約、購入する

インターネットで予約する

確実にチケットを確保したいなら、オンライン予約がベスト。オペラ・ガルニエ/バスティーユをはじめ、各劇場の公式サイト、プレイガイドで買える。支払いはクレジットカードで。チケットの受け渡しは、予約時期や劇場にもよるが、日本まで郵送か、窓口で受け取りかを選べることが多い。窓口には予約確認ページを印刷して持って行くと安心。また、予約代行サイトは、多少の手数料がかかるが、語学が得意でない人には重宝する。

日本の予約サイトを利用する

チケットの申し込みは日本出発の10日〜2週間前までに。発行に際しては別途手数料が必要。

ワールドチケットガイド World Ticket Guide
www.world-ticket.jp
オペラ・ガルニエ、オペラ・バスティーユ、シャンゼリゼ劇場などの公演チケットの申し込みができる。

劇場窓口で買う

窓口では、座席表を見て好きな席を選べるので安心。前売りはだいたい2週間前から販売開始する。人気の公演は発売当日までに売り切れてしまうことも。劇場や公演によっては、窓口限定の割引チケットもある。たとえばオペラ座では、当日の立見券を開演1時間半前から窓口だけで販売する。

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電話で予約する

劇場やホールに直接電話して席を取ることも可能。ただ、ほとんどフランス語での対応になるので、ホテルのコンシェルジュにお願いするのが得策。その際は€2前後のチップを忘れずに。

プレイガイドで買う

大型メディアショップに入っている、情報収集もできるプレイガイド(チケットオフィス)。フランス語に自信がない場合は、公演名と日時、枚数のメモを持っていき、スタッフに見せるとよい。

●フナック fnac 
書店チェーン。レ・アル店が最大規模。見やすい掲示板で公演情報が一目瞭然。
[所在地] Forum des Halles 1-7 Rue Pierre Lescot, 1er
[時間]  10:00〜20:00 
[休み]  日曜 
www.fnac.com

●キオスク・テアトル Kiosque Théâtre
市内に3店舗あり、提携劇場の当日券が半額で買える。人気公演のチケットはお早めに。
[所在地] 15 Pl. de la Madeleine, 8e 
[時間]  12:30〜19:30(日曜は〜15:45) 
[休み]  月曜 
www.kiosquetheatre.com

劇場のマナー

●服装 
劇場やキャバレーは、公演初日か、ガラ(特別公演)でなければ、ドレスコードはとくにない。着飾りすぎても浮いてしまうので、ある程度上品な格好をしていけば問題ないだろう。

●マナー 
上演中のおしゃべりや居眠りは慎みたい。拍手の長さやタイミングは聴衆と合わせたい。奥の座席の場合は早めに着席を。

●チップ 
係員に座席まで案内してもらった場合は、€1前後のチップを渡すのがマナー。ただしオペラ座などの国立劇場では不要。クロークで荷物を受け取る際にも€1程度支払う。

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Cinéma パリで映画を観る

ステュディオ・ヴァンテュイットStudio 28

アート系の作品を上映するレトロな館

ステュディオ・ヴァンテュイット

現地名:
Studio 28
住所:
10 Rue Tholozé, 18e
地図を見る »
アクセス:
メトロ12号線 Abbesses アベス駅から徒歩4分
TEL:
01-46-06-36-07
Webサイト:
http://www.cinemastudio28.com

シネマテーク・フランセーズ La Cinémathèque Française

映画博物館併設の名画シアター

シネマテーク・フランセーズ

現地名:
La Cinémathèque Française
住所:
51 Rue de Bercy 75012
地図を見る »
アクセス:
メトロ6・14号線 Bercy ベルシー駅から徒歩7分
TEL:
01-71-19-33-33
営業時間:
12:00~19:00、土・日曜10:00~20:00(木曜~21:00)
定休日:
火曜、一部祝日 

エムカードゥー・ケ・ド・セーヌ MK2 Quai de Seine

大手MK2系列の倉庫風シネコン

エムカードゥー・ケ・ド・セーヌ

現地名:
MK2 Quai de Seine
住所:
14 Quai de la Seine, 19e
地図を見る »
アクセス:
メトロ2・5・7号線 Stalingrad スターリングラード駅から徒歩4分
TEL:
08-92-69-84-84
Webサイト:
http://www.mk2.com

マックス・ランデール・パノラマ Max Linder Panorama

質のいい映像と音響が評判のシアター

マックス・ランデール・パノラマ

現地名:
Max Linder Panorama
住所:
24 Boulevard Poissonnière,9e
地図を見る »
アクセス:
メトロ8・9号線 Grands Boulevards グラン・ブールヴァール駅から徒歩3分
TEL:
01-48-00-90-24
Webサイト:
http://maxlinder.com

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。

奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ パリ」です。掲載している情報は、2016年5〜7月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。