更新日:2020年4月13日
スペイン出発前の準備 パスポート・ビザ&出入国ガイド
楽しい旅行を満喫するために、まずはスペインがどんなところなのか、何を用意すればよいのかをチェックしよう
出発の準備
事前に国内でしておかなければならないことを確認しておこう。より楽しい旅にするためにも現地の情報などは事前に入手したい
パスポート(旅券)
パスポートは、海外で自分の身分を証明してくれる大切な公的証明書。盗難、紛失には十分注意すること。信頼のおけるホテルに宿泊するなら、セーフティボックスに預けてコピーを携帯するようにしたい。有効期間は、5年と10年の2種類で、満20歳未満は5年間有効の旅券の申請に限られている。申請から発給までおおむね1週間かかるので、早めに申請しておきたい。
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申請の手順
住民登録をしている都道府県、または市町村のパスポート申請窓口に左記の書類をそろえて旅券を申請(代理人申請も可能)し、受理票(受領証)を受け取る。
申請に必要なもの
一般旅券発給申請書 1通(窓口にある)
戸籍謄本または戸籍抄本 1通(6か月以内に発行のもの。有効期限内のパスポートを切り替える場合は原則提出不要)
住民票の写し 1通(6か月以内に発行のもの)※住民基本台帳ネットワークを利用して本人確認ができる場合は住民票の写しの提出は原則不要。居所申請では必要。
写真 1枚(縦45㎜×横35㎜、フチなし、正面、無帽、無背景、顔部分のサイズなど規定どおりのもの)
申請者の身分を確認するための書類 運転免許証、失効後6か月以内の旅券など1点でよいものと、年金手帳、健康保険証など2点必要なものがある。印鑑登録証明書を提出する場合は、登録印が必要。詳しくは旅券課へ問い合わせ。
前回取得していればその旅券
パスポートを受け取る
申請から受領までは通常1週間程度(土・日曜、祝日を除く)。必ず本人が受け取りに行くこと。受領には次のものが必要。
申請のときに渡された受理票(受領証)、手数料 10年旅券は1万6000円、5年旅券は1万1000円(12歳未満は6000円)。必要額の収入証紙および印紙を受領証に貼付。
パスポートに関する詳細情報
外務省パスポートA to Z
www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport
ビザ(査証)
日本国籍で観光目的であれば、180日の期間内に最大90日まで、ビザ免除で滞在できる。パスポートの有効期間が、出国予定日から3か月以上残っていることが条件。就労目的での渡航や、長期滞在の場合は、目的に応じたビザを取得する。詳細はスペイン大使館や領事館へ確認しよう。
シェンゲン協定
欧州連合(EU)国の一部などが、出入国手続き簡素化のために締結した協定。2016年9月現在、スペイン、フランス、ドイツなどEU加盟国を中心とする26か国が実施しているほか、クロアチアなどが加入予定。イギリスとアイルランドは非加盟国。
注意点
スペインだけではなく、ほかのEUシェンゲン協定実施国も訪問する場合は、シェンゲン共通の国境規則が適用されるので注意したい。ビザ免除で滞在可能な期間は、過去180日間の各国での滞在日数を合計して90日までになる。たとえば、スペインに90日間滞在した直後に、フランスにビザなしで滞在することはできない。パスポートの有効期間は、最後に訪問するシェンゲン協定国の出国予定日から3か月以上必要。
ビザに関する情報
駐日スペイン大使館
[電話] 03・3583・8531
[所在地] 東京都港区六本木1‐3‐29
海外旅行保険
旅先で思わぬ事故やトラブルに遭う前に、海外旅行保険には必ず加入しておきたい。各種保険がセットになったものと自分で組み合わせられるものとがあり、携行品特約をつけておけば、旅先での物品の盗難や破損にも対応してくれる。出発当日、空港でも簡単に加入することができる。また、クレジットカードによっては、保険が付帯されていることもあるが、内容はまちまちなので、出発前に補償内容の確認をしておこう。
クレジットカード
支払いはもちろん、ATMでのキャッシング、デポジット(保証金)や身分証明書の代わりにも使えて便利。暗証番号(PIN)が必要になることが多いので、出発前に必ず確認しておこう。暗証番号は決して他人には教えないこと。パスポートやコピーの提示を求められる場合もある。
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トラベルプリペイドカード
入金した額だけ利用できる海外専用のプリペイドカード。ショッピングでの支払いや、ATMでの現地通貨の引き出しにも使用できる。引き出し手数料や利用限度額があるが、使い過ぎる心配がなく、紛失・盗難時のサポートもあるため、現金よりも安心して使うことができる。 パスポートなどの身分証があれば簡単に申し込める。現在JTB、クレディセゾン、トラベレックスなどが発行している。申し込みはインターネットや郵送、発行会社の窓口で。
国際学生証(ISIC)
学生なら、美術館などの入場料が割引になる国際学生証を利用するのがおすすめだ。申請の際には、学生証のコピーまたは在学証明書(休学証明書も可)、写真(縦33㎜×横28㎜)1枚、申込書、手数料1750円が必要。
大学生協事業センター
[電話] 03・5307・1155
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。
- 奥付:
- この記事の出展元は「トラベルデイズ パリ」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2016年7〜9月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。また、掲載の商品は取材時のもので現在取り扱っていない可能性があります。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。