日本帰国 RETURN TO JAPAN

➀検疫

機内で検疫質問票が配られた場合は記入し、検疫で係官に手渡す。体調に異状を感じたら質問票が配られなくても申告。

➁入国審査

日本のパスポート所有者は「日本人」の列に並ぶ。順番がきたらパスポートを提示。

➂預けた荷物の受け取り

搭乗した便の掲示があるターンテーブルで機内に預けた荷物をピックアップする。破損や紛失は係員にバゲージクレーム・タグを提示し、申し出る。

④動植物検疫

ハムやソーセージ、果物など、動植物とその製品を持ち帰った場合は、検疫で検査を受けなければならない。生の果物や野菜、肉類は持ち込めないものが多い。チーズは、ハムなどの肉類を含んだものでなければ持ち帰れる。

➄税関検査

機内で配られた携帯品・別送品申告書をパスポートとともに提出。別送品がある場合は2枚記入。日本出国時に外国製品の持出し届を提出したときは、承認印が押されたものも同時に出す。免税範囲内であれば緑、超えている場合は赤の検査台へ。携帯品・別送品申告書は免税範囲内でも記入・提出が必要。

日本入国時の免税の範囲

免税の対象 
海外旅行者の日本入国時の成人1人あたりの免税範囲は下記のとおり。別送品がある場合は、購入した品物は携帯するものと合算して申告する。未成年者は酒類とたばこ類は免税にならない。また、6歳未満の子供は、明らかに子供本人が使用するもの以外は免税されない。

●酒類 
1本760mℓ程度のもの3本

●たばこ
紙巻200本、葉巻50本、その他250gのいずれか1種。2種類以上を購入した場合は換算して合計250gまで。日本製たばこは外国製たばことは別に上記と同じ量まで免税

●香水 
2オンス(約56mℓ)
オーデコロン、オードトワレは除外

●同一品目
同一品目の合計が1万円以下のもの
(例:1箱1000円のチョコを9箱購入)

●その他
海外市価の合計が20万円以内のもの

物品の課税方法
➀海外市価の合計が20万円を超える場合は、20万円に納まる物品は免税、残りの物品に課税される。
➁1個が20万円を超える場合は、物品全体に課税される。
➂腕時計、貴石、パソコン、ゴルフクラブなどは関税は無税。消費税のみ課税される。

付加価値税の返金(免税)の手続き

ドイツの商品には日本の消費税と同様のMwst (付加価値税)19% (書籍、食料品などは7%)が課せられていて、手続きを踏めば、手数料を引いた額の税金が返金される。対象となるのは「Tax Free」のマークを掲げている店。店や手続き代行会社によって条件などに多少の違いはあるが、手続きの手順は基本的に同じ。なお空港内の免税店はあらかじめ値段から税金を引いている。

●Mwst(付加価値税)
払い戻しの条件EU圏外に在住(18歳以上)で、商品は個人使用を目的とし、購入月の末日から3カ月以内に商品を未使用のままEU加盟国外へ持ち出すことが条件。1つの店で1日に各税率総額€25以上の買物をした場合(飲食費、医薬品など対象外のものもある)に、免税書類(タックスフリーフォーム)を作ってもらう。

●ショッピングと払い戻しの手続き
すべての店が免税手続きを行なってくれるわけではない。一流ブランドやデパートのほか、一般商店では「グローバルブルー」や「プレミア・タックス・フリー」などの免税手続き代行会社の加盟店であるというステッカーが目印となる。商品を税込み価格で購入後、店員にパスポートを提示し、「タックス・フリー・プリーズ 」と言えば免税書類を作成してくれる。免税書類を受け取り、名前やパスポート番号など、記入されている事項に間違いがないか確認してから、必要事項を記入する。購入月の末日から3カ月以内に購入者本人が税関手続きを行なうこと。レシートの原本も必要だ。

●空港で税関に輸出承認印をもらう
品物を機内預けの荷物に入れたい場合は、チェックインカウンターで荷物にタグを付けてもらい、それを持って空港の税関へ。店でもらった免税書類、パスポート、購入品のレシート、搭乗券(または航空券)を提示。品物の提示を求められたら荷物を開けて見せ、免税書類に承認印をもらう。承認印がない場合、無効になるので注意。空港によって手続きの順序が異なったりこともあるので現地で確認をしよう。

●払い戻しを受ける際の注意
クレジットカードによる払い戻しを希望する場合、税関の承認印が押された免税書類にクレジットカード番号を記入し、レシート原本を同封のうえ、店でもらった封筒に入れて税関近くのポストに投函する。控えがない場合は免税書類番号(バーコード)をメモしておき、返金される2〜3カ月後まで大切に保管を。銀行小切手も選択できるが、手数料がかかるため少額払いの戻しには不向き。現金での払い戻しを希望する場合は、空港の出発ロビーなどにある払戻しカウンターに書類を提出して現金を受け取ることもできる。免税書類にクレジットカード番号が記載されていると現金の払い戻しができない。「インノヴァ・タックスフリー・グループ」などの代行会社では、帰国後に主要空港にあるカウンターなどに書類を提出して日本円で受け取ることもできる。

●タックスフリー加盟店ではない場合
タックスフリー加盟店でなくても、店が用意する輸出用の書類を作成してもらえば免税の手続きが可能。この用紙は緑色の場合が多いため、「グリーン・ペーパー(Grunes Papier)」とも呼ばれる。これがない場合は領収書に商品の明細を記入してもらおう。ドイツでは免税手続きでの書類の訂正は一切認められていないため、受け取り時には確認を忘れずに。また、手続きの際はレシートも必要になるので紛失しないようにしっかり保管しよう。手続きはタックスフリーと同様の手順になるが、現地での払い戻しではなく、承認スタンプが押された用紙を購入した店に郵送し、後日小切手が送られてくるシステムとなる。ただし、タックスフリー加盟店ではない場合、払い戻しは各店が行なうため、本当に払い戻しされるかどうかは店次第。

●手続きの注意点
EU加盟国を移動する場合は、原則として最後に出国する国の空港で免税手続きをする。税金の返還は、約2〜3カ月後のクレジットカード明細で確認できる。時期が過ぎたら控えに記載された連絡先に催促を。申請期限内であれば、日本帰国後に免税書類をに直接代行会社に郵送し、クレジットカードに払い戻しをしてもらうことも可能。これらの申請手続きには時間がかかるので、余裕をもって空港を訪れよう。

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フランクフルト到着

ドイツ最大の空の玄関口

フランクフルト国際空港(FRANKFURT AIRPORT)

ドイツ最大の空港、フランクフルト国際空港は、ドイツのゲートウェイとして多くの航空会社が乗り入れている。市内から各都市へのアクセスも良く、交通機関を上手に使いこなしたい。

空港ターミナル

ターミナル1はルフトハンザドイツ航空や全日空、ターミナル2は日本航空が発着する。2つのターミナル間はスカイラインが結ぶ。ターミナル1はSバーンの空港駅と直結、ターミナル2からはバスやタクシーのみ利用できる。

フランクフルト国際空港
[電話] 01805-3724636
www.frankfurt-airport.de

航空会社の連絡先(ドイツ国内)

ルフトハンザ ドイツ航空(LH) 
[電話] 069-86-799-799 
www.lufthansa.com

日本航空(JL)
[電話] 0180-2228747 
www.jal.co.jp

ANA(NH)
[電話] 0800-7235285 
www.ana.co.jp

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市街地から南西約9㎞。2021年にはターミナル3も完成予定だ

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手荷物受取所へはエスカレーターを下る。案内板を見逃さないよう注意

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長距離列車駅は少し離れたところにあるので、この看板を目印に進もう

空港から市内へ ACCESS FROM THE AIRPORT

市内への交通手段(TRANSPORTATION)

Sバーン(S-Bahn)

ターミナル1のレベル0にある8、または9のHanau Hbfハーナウ中央駅またはOffenbach Ost オッフェンバッハ・オスト駅 行に乗り、3つ目の駅が中央駅だ。地下ホームに到着する。

●運行時間
[空港発] 終日運行(15分〜1時間間隔) 
[市内発] 終日運行(15分〜1時間間隔)

●乗場
[空港] 空港駅
[市内] フランクフルト中央駅

シャトルバス(Shuttle Bus)

空港と市内のホテルをダイレクトに結ぶ無料バス。ルートと時間はホテルによって異なるが、おおむね6時頃〜23時に運行、30分間隔で出発する。所要時間は約20~30分。詳細は各ホテルに直接確認しておきたい。

●運行時間
[空港発] 6:00頃〜23:00頃(30分間隔※ホテルによって異なる) 
●乗場 
[空港] ターミナル1到着ロビーAホール前
[運行ホテル] ベスト・ウエスタン・ウィングス、ホリデイ・イン、ラマダ、ケンピンスキーほか

タクシー(Taxi)

市内までは約20~30分。料金は€30~。深夜割増料金や、大きな荷物は1個につき€0.50がメーター料金に加算される。通勤ラッシュ時は渋滞するので注意。チップは10%程度。

●乗場
[空港] ターミナル1レベル1各出入口、ターミナル2レベル2各出入口

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レンタカー(Rent-A-Car)

利用する予定があるなら、日本で予約し、空港から手配しておくと便利だ。到着フロアにカウンターがある。国際運転免許証、パスポート、クレジットカードが必要。

●乗場
[空港] ターミナル1レベル0、ターミナル2レベル2

路線バス(Bus)

61番のSüdbahnhof ズュートバーンホフ駅行き、900番のObertshausen オーバーハウゼン駅行き、73番のケルスターバッハ行きなど数多くの路線バスが運行している。

●乗場
[空港] ターミナル1レベル0、ターミナル2レベル2

空港から各都市へ ACCESS FROM THE AIRPORT

空港駅(長距離)からはICやICEなど、各主要都市との間を結ぶ中距離列車のほか、ルフトハンザ ドイツ航空が運行するエアポート・バスがマンハイム、ハイデルベルクまでを結んでいる。

ミュンヘン到着

ドイツ最大の空の玄関口

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ ドイツ」です。掲載されているデータは、2015年12月〜2016年3月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。