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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

ドイツへのアクセス

ベルリンへの直行便はないが、ドイツは国内便が充実

フライト・スケジュール FLIGHT SCHEDULE

東京・大阪・名古屋からドイツへの所要時間 約12時間〜12時間30分

日本からドイツへの直行便は、フランクフルト国際空港行と、デュッセルドルフ空港行、ミュンヘンのフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス国際空港行がある。成田からフランクフルトへは、ルフトハンザドイツ航空(LH)、ANA(NH)、日本航空(JL)の3社(NHとLHは関空、名古屋、羽田からの直行便もある)が運航。ミュンヘンへはNHとLHが直行便を運航している。午前便なら現地時間の同日夕方にはフランクフルト/ミュンヘンに到着。また、成田からデュッセルドルフへもNH(LHとのコードシェア便)が毎日運航。午前発で同日夕方に到着する。

直行便がある航空会社の連絡先
●ルフトハンザドイツ航空(LH) 
[電話] 0120-051-844 
www.lufthansa.com

●日本航空(JL) 
[電話] 0570-025-031 
www.jal.co.jp

●ANA(NH)
[電話] 0570-029-333 
www.ana.co.jp

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フランクフルト国際空港到着ロビーの様子

ドイツへの直行便

成田NRT-フランクフルトFRA 約12時間15分
ルフトハンザドイツ航空 LH*  週3便
日本航空 JL 毎日1便

羽田HND-フランクフルトFRA 約12時間15分
ANA NH*  毎日2便
ルフトハンザドイツ航空 LH*  毎日1便

関西KIX-フランクフルトFRA 約12時間
ルフトハンザドイツ航空 LH*  毎日1便

中部NGO-フランクフルトFRA 約12時間30分
ルフトハンザドイツ航空 LH*  週3便

羽田HND-ミュンヘンMUC 約12時間
ANA NH*  毎日1便
ルフトハンザドイツ航空 LH*  毎日1便

成田NRT-デュッセルドルフDUS 約12時間
ANA NH*  毎日1便

* ルフトハンザドイツ航空との共同運航便、ANAとの共同運航便。
2016年3月現在。
運航便数や所要時間は時期により変更があります。

日本からベルリンへ

日本からの直行便はないが、フランクフルトなどからの経由便が多く運航している。多くの便が発着するベルリン・テーゲル空港には、市内へ向かう電車はないので、エクスプレスバスを利用する。2016年以降に新しくベルリン・ブランデンブルク空港に生まれ変わるベルリン・シェーネフェルト空港からは、快速列車エアポート・エクスプレスや路線バスなどが運行している。

●ベルリン・テーゲル空港
●ベルリン・シェーネフェルト空港
[電話] 030-60911150 
www.berlin-airport.de (ベルリン・ブランデンブルク空港の開港以降は統一)

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立体交差のベルリン中央駅。地下と2階にホームがある

出入国の手続き

セキュリティは厳しい

日本出国 DEPARTURE FROM JAPAN

➀預ける荷物のセキュリティチェック

機内に預ける荷物のセキュリティチェックを受ける(一部の空港)。機内で使用するものは、検査前に出しておく。

➁チェックイン

航空会社のカウンターへ。パスポート、航空券または航空券引換書を提示し、機内に預ける荷物を出す。搭乗券、預けた荷物のバゲージクレーム・タグを受け取る。

③持ち込む荷物のセキュリティチェック

機内に持ち込む手荷物はすべて、ベルトコンベアの上に載せX線の機械に通し、自分はボディチェックのゲートをくぐる。

④税関申告

高価な外国製品を持ち出す場合は、税関の窓口で、外国製品の持出し届を提出し、承認を得る必要がある。申告する品物は同時に提示するので、手荷物の中へ。承認印が押された届出書は日本入国時に提示する必要がある。

➄出国審査

日本国のパスポート所有者はパスポートと搭乗券を審査官に提示。

➅搭乗ゲート

搭乗券にあるゲート番号を確認し、両替や買物などが済んだら搭乗ゲートへ。

機内に持ち込めないもの

●液体物
液体物(ジェル、クリーム、ペースト、エアゾールなども含む)は100mℓ以下の容器に入れ、総容量1ℓ以下のジッパー付のプラスチック製の袋に入れなければならない。1ℓを超える場合はスーツケースなど機内に預ける荷物に入れる。漬物、缶詰、歯磨き粉なども対象になるので注意したい。直行便であれば免税店で購入した化粧品、酒類などの液体物は容量にかかわらず持ち込み可能。

●刃物
包丁、カッターなど刃物は、どんな形状でも持ち込み禁止。スーツケースなどに入れ、機内に預けなければならない。

●ライター 
1人1個に限り持ち込み可能。内燃式のトーチライターなどは禁止。預ける荷物に入れるのは不可。

手荷物として機内に持ち込める液体物

ジッパー付のプラスチックの袋。容量1ℓ以下、X+Y≦40㎝
各容器の容量は100mℓ以下に。容器が100mℓを超えるものは中身が100mℓ以下でも持ち込めない

対象となる液体物
シャンプー・リンス
歯磨き粉
缶詰
漬物

ドイツ入国 ENTRY INTO GERMANY

➀空港ターミナルへ

飛行機を降りたら「Ankunft」のサインに従って進み、入国審査「Paßkontrolle」のカウンターへ。入国カードは不要。

➁入国審査

ブースはEU圏内居住者とそれ以外の「Non- EU」に分かれている。後者の列に並び、審査官にパスポートのみ提出。シェンゲン協定加盟国経由の場合、入国審査不要。

③預けた荷物の受け取り

荷物受取所「Gepäckausgabe」へ。搭乗便名のサインがあるターンテーブルで機内に預けた荷物をピックアップ。荷物が出てこないときは係員へ申し出る。 

④税関検査

申告するものがない場合は緑のランプ、申告するものがある場合は赤のランプの検査台へ進み、申告する。カメラやノートパソコンを持ち込む場合も注意が必要。

ドイツ入国時の免税の範囲

●酒類 
アルコール分22度を超える酒類1ℓ、または22度以下の酒類2ℓおよび、非発泡ワイン4ℓ、ビール16ℓ

●たばこ
紙巻たばこ200本、シガリロ100本、葉巻50本、刻みたばこ250g。総重量250g以下

●その他 
空路、海路入国は€430、陸路は€300以下の品物(15歳未満は€175相当)

※€1万相当額以上の現金や小切手などを持っている場合、EU圏内に持ち込む、またはEU圏外に持ち出す場合、税関に申告が必要
※酒類、たばこの持ち込みは17歳以上から

近隣諸国からの入国 ENTRY FROM EU COUNTRIES

入国の交通手段(TRANSPORTATION)

国際列車 
ヨーロッパの主要都市間は多くの高速鉄道で結ばれており、移動に便利。最高速度300㎞で走るInterCityExpressインターシティ・エクスプレス(ICE)はフランスやオーストリアなどにも乗り入れている。EuroCityオイロシティ、ベルギーの特急列車Thalysタリス、フランス国鉄の新幹線TGVなどがある。移動時間を節約したい人には夜行特急のEuroNightユーロナイトやCity Night Lineシティナイトラインなどもおすすめ。 ヨーロッパ内での移動が多いなら、規定の範囲内で鉄道が乗り放題になるユーレイル・パスを活用したい。パスは数種類あり、使用できる日数、列車の等級、使用できる国数から、連続して使用するか、フレキシブルに利用するか、など旅のスタイルに合わせて細かく分けられている。
●ドイツ鉄道(DB)
www.bahn.de
●レイルヨーロッパ
www.raileurope-japan.com

飛行機 
ドイツの主要都市と近隣諸国を結ぶ便が運航している。シェンゲン協定加盟国間のフライトは国内線と見なされ、入国審査は省略される(パスポートの携帯は必要)。イージージェットやブエリング航空など格安航空会社(LCC)も多く、交通費の節約に。交通不便な郊外での発着や、欠航便の振り替え補償がないなど、内容をよく検討したい。
●イージージェット
www.easyjet.com
●ブエリング航空
www.vueling.com

国際長距離バス 
欧州各都市を結ぶバス、ユーロラインズで移動するのもよい。北欧や東欧などの長距離路線も通っており、料金が安く、夜行便も出ている。しかし時間がかかるうえに道路整備が不十分なこともあるので、体力に自信のある人におすすめ。
●ユーロラインズ
www.eurolines.com

入国の手続き(IMMIGRATION)

シェンゲン協定加盟国での出入国審査は簡略化されている。列車で入国の場合は、車内で簡単にパスポートチェックされることも。免税手続きは最後の国で行なう。

近隣諸国からドイツ国内主要都市への直行列車

フランス(パリ)-フランクフルト TGV 約3時間50分

スイス(チューリッヒ)-フランクフルト ICE 約3時間55分
           -ミュンヘン   EC  約4時間20分

オーストリア(ザルツブルク)-ミュンヘン  EC 約1時間40分
      (インスブルック)-ミュンヘン EC 約1時間45分

チェコ(プラハ)-ベルリン EC 約4時間30分

デンマーク(コペンハーゲン)-ベルリン(ハンブルク乗り換え) ICE 約6時間45分

ポーランド(ワルシャワ)-ベルリン EC 約5時間15分

ベルギー(ブリュッセル)-ケルン ICE 約1時間50分

オランダ(アムステルダム)-ケルン ICE 約2時間40分

※TGV=テジェヴェ IC=インターシティ ICE=インターシティエクスプレス EC=ユーロシティ

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列車の電光掲示板にも、近隣諸国の都市名が表示される

ドイツ出国 DEPARTURE FROM GERMANY

➀空港へ向かう

航空会社によってターミナルが異なるので、事前に確認しておく。空港には2時間前までに到着。免税手続きがある場合は、さらに時間に余裕をもつこと。

➁チェックイン

搭乗する便名が表示されたカウンターで、パスポート、航空券を提示して荷物を預け、搭乗券とバゲージクレーム・タグを受け取る。免税手続きがある場合は、出国審査の前に税関(ZOLL)で申告品を提示し、書類に承認印をもらう。手荷物として機内へ持ちこむ場合は出国審査後に手続きをすることが多い。

➂出国審査

係官にパスポートと搭乗券を提示して審査を受ける。カウンターが分かれている場合はNon-EU Nationsの列へ並ぶ。

④持ち込む荷物のセキュリティチェック/ボディチェック

機内に持ち込む手荷物のセキュリティチェックとボディチェックのあと、パスポートのチェックがある。日本出国時と同じように、液体物やライターの持ち込みは制限されている。

➄ショッピングなど

時間があれば出発までショッピングを楽しもう。遅くても30分前には搭乗口へ。急に搭乗口が変更されることもあるので、モニターやアナウンスに注意すること。

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ ドイツ」です。掲載されているデータは、2015年12月〜2016年3月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。