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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

ミュンヘン【マリエン広場】人形が踊る仕掛け時計の広場と周辺

人形が踊る仕掛け時計の広場で待ち合わせ

新市庁舎のある広場は、旧市街の環状線の真ん中に位置し、ここから東西南北に特色ある観光スポットが広がる。人気のショップやビアホール&レストランも集中している。

バイエルン王国の遺産を感じる散歩道

旧市街の心臓部には、教会や歴史的建造物などの観光スポット、ショップ、ビアホールなどが密集する。そのなかのハイライト3つを、古い街並をたどりながら歩いてみたい。
ミュンヘン中央駅を出たら、正面に延びる歩行者道路を抜ける。目の前に見える豪華な噴水を過ぎ、カール門をくぐってまっすぐノイハウザー通りを進む。しばらく行くと、左手にバイエルン王家ゆかりの聖ミヒャエル教会があり、そこから間もなく出会うイノシシの像はドイツ狩猟漁猟博物館の目印だ。この博物館を左に曲がり、道なりに右にカーブして行くと玉ネギ頭の2つの塔を持つフラウエン教会にたどり着く。ここから裏通りを抜けて右折してすぐ、新ゴシック様式の繊細な建造物新市庁舎が建つマリエン広場に出る。1日3回、仕掛時計の動き出す人形を目当てに、広場周辺が塔を仰ぎ見る人でごった返す。新市庁舎内には観光案内所もあるので、ここで必要な情報やパンフレットも手に入る。
新市庁舎の角を曲がり北上するとマクシミリアン通りに交差し、巨大な建物が目の前に現れる。ここが観光のハイライト、バイエルン王家の居城だったレジデンツだ。

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多くの地下鉄の交差駅でもあるマリエン広場は、いつも多くの人で賑わう街の中心

ミュンヘン中央駅観光案内所 Tourist Information am Hauptbahahof

ミュンヘン中央駅観光案内所

現地名:
Tourist Information am Hauptbahahof
住所:
Hauptbahnhof-Passage
地図を見る »
TEL:
089-23396500
営業時間:
9:00~20:00(日曜、祝日は10:00~18:00)※季節により異なる
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.muenchen.de

マリエン広場観光案内所 Tourist Information im Rauthaus am Marienplatz

マリエン広場 観光案内所

現地名:
Tourist Information im Rauthaus am Marienplatz
住所:
Marienplatz 2
地図を見る »
TEL:
089-23396500
営業時間:
9:30~19:30(土曜は9:00~16:00)、日曜、祝日は10:00~14:00※季節により異なる
定休日:
祝日の一部 
Webサイト:
http://www.muenchen.de

街歩きコース 移動時間 約40分

START U①②④⑤/S①②④⑤⑥⑦⑧ ミュンヘン中央駅
↓ 21分
1 フラウエン教会
↓ 3分
2 新市庁舎
↓ 11分
3 レジデンツ
↓ 4分
GOAL U③④⑤⑥オデオンスプラッツ駅

交通(Uバーン/Sバーン)

U①②④⑤/S①②④⑥⑦⑧ ミュンヘン中央 München Hauptbahnhof 駅
U④⑤/S①②④⑥⑦⑧ カールスプラッツ Karlsplatz(Stachus) 駅
U③⑥/S①②④⑥⑦⑧ マリエンプラッツ Marienplatz 駅
U③④⑤⑥ オデオンスプラッツOdeonsplatz 駅
U③④⑤⑥ イーザルトーアIsartor 駅

朝食に白ビールとソーセージが地元の流儀

「時間がない」「歩くのに自信がない」という人は、マリエンプラッツ駅を起点にしてもよい。ここから3大名所のレジデンツ、フラウエン教会、新市庁舎は歩いて10分ほどの範囲にある。そして、広場周辺には南ドイツの特産品の店や、伝統料理も楽しめる老舗のビアホールも点在する。カフェでは白ビール&ソーセージのバイエルン式モーニングセットを出す店も多いので、試してみたい。ビールはバイエルンの食文化のひとつ。バイエルン公ヴィルヘルム5世が16世紀に醸造所を開設して以来、国王が後ろ盾となった歴史がある。世界最大のビールの祭典オクトーバーフェストも、王家の遺産ともいえる。

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ミュンヘン市の名の由来は“ミュニヘン(小僧)”。小さなお坊さんの紋章は街のあちこちで見られる

カール門 Karlstor

中世商人が通った旧市街への入口
カール広場から旧市街へと続く歴史ある門。中世の商人たちが行き来した場所だ。ミュンヘン中央駅と旧市街の中間に位置する。ここから東側は歩行者天国のノイハウザー通りとなり、賑わいをみせる。

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この門から西へ進めばアウクスブルクへ続く

カール門

現地名:
Karlstor
アクセス:
Uバーン・SバーンKarlsplatz カールスプラッツ駅から徒歩1分

ノイハウザー通り Neuhauser Straße

西のカール広場からマリエン広場のほうへと続く歩行者天国。通り沿いにはレストランやブティック、デパート、みやげ物店が並び、ドイツブランドから手ごろな値段のアイテムまで揃うので、ぜひのんびり歩きたい。

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途中、通り名はカウフィンガー通りに変わる

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地元の人たちに愛される憩いの場にもなっている

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大道芸も楽しめる

ノイハウザー通り

現地名:
Neuhauser Straße
アクセス:
Uバーン・SバーンKarlsplatz カールスプラッツ駅から徒歩1分

聖ミヒャエル教会 Jesuitenkirche St. Michael

ルートヴィヒ2世が眠る教会
1597年にヴィルヘルム5世により反宗教改革の一環として建設されたイエズス会の教会。2つの正面入口の間では、デーモンと戦う大天使ミヒャエル像が訪れる者を出迎える。

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後期ルネサンス様式の豪華な建築も見どころ

ココにも注目 ルートヴィヒ2世の棺 KÖNIG LUDWIG ⅡVON BAYERN

教会の地下にはヴィッテルスバッハ家の墓所があり、「メルヘン王」ことルートヴィヒ2世もここに眠る。

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聖ミヒャエル教会

現地名:
Jesuitenkirche St. Michael
住所:
Neuhauserstraße 6
地図を見る »
アクセス:
Sバーン・UバーンMarienplatzマリエンプラッツ駅から徒歩4分
TEL:
089-2317060
営業時間:
8:15~19:00(月・金曜は10:00~、火曜は~20:15、日曜は7:00~22:00)
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.st-michael-muenchen.de

フラウエン教会 Frauenkirche

玉ネギ形の屋根の2つの塔が目印
15世紀後半に建てられた後期ゴシック様式の教会で、2つの青い玉ネギ形の塔は、ミュンヘンのシンボル的存在。内部は堂内に光がいっぱい差し込むハレンキルヘという様式だ。

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南塔はエレベーターで展望台に上ることもできる

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ルートヴィヒ4世などヴィッテルスバッハ家の霊廟がある

ココにも注目 悪魔の足跡 Teufelstritt

教会の入口近くの床には、教会の完成式典前夜に悪魔が忍び込んだという伝説が残る黒い足跡がある。

フラウエン教会(ミュンヘン)

現地名:
Frauenkirche
住所:
Frauenplatz 12
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アクセス:
Sバーン・UバーンMarienplatzマリエンプラッツ駅から徒歩3分
TEL:
089-2900820
営業時間:
7:00~20:30(冬季は~20:00)※ミサ中は見学不可
定休日:
無休 
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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ ドイツ」です。掲載されているデータは、2015年12月〜2016年3月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。 最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。