スペイン【アンダルシア】の知られざる生活
スペインで一番世界遺産(UNESCO)の多いアンダルシアは、スペインらしい建造物が1番残っていると言われています。 イスラム文化とローマ人の歴史が今も残るところ。 日本からのツアーなどでは、あっとい...
更新日:2020年4月13日
のこぎり山を意味する名のとおりの奇岩群は、サグラダ・ファミリアの発想の源にもなったという。カタルーニャの宗教的中心地でもある。
電車 バルセロナのカタルーニャ鉄道Españaエスパーニャ駅からR5線で、Aeri de Montserratアエリ・デ・モンセラット駅、もしくはMonistrol de Montserratモニストロ・デ・モンセラット駅へ。所要約1時間、1時間おきに運行。そこからモンセラットの街がある山上への行き方は以下のとおり。
▶アエリ・デ・モンセラット駅から
ロープウェイに乗り換えて所要約5分、運賃は€7、往復€10。
▶モニストロ・デ・モンセラット駅から
登山鉄道に乗り換えて所要約15分、運賃は€5.70(夏季€6.50)、往復€9.10(夏季€10.30)。
お得なセットチケット
バルセロナ市内のエスパーニャ駅から山上への往復セット券€19.30(登山の手段はどちらかを選択)や、バルセロナ市内の地下鉄とモンセラットへの往復乗車券に、美術館入場料などがセットになったTOTモンセラットチケットがある。エスパーニャ駅の窓口などで購入できる。
バス バルセロナのSantsサンツ駅バスターミナルから約1時間、1日1往復。
まずは登山鉄道の駅周辺から観光。大聖堂の黒いマリア像の参拝ははずせない。時間が合えばエスコラニアの合唱を聴くのもいい。そのあとフニクラでサンタ・コバ洞窟やサン・ジュアン展望台を訪ねよう。
観光案内所
住所 08199 Monestir de Montserrat
TEL 93-8777701
時間 9:00〜18:45
休み 無休
880年頃建立された教会。ベネディクト派の修道院と大聖堂、9世紀に山中の洞窟で発見されたといわれる黒いマリア像が安置された礼拝堂がある。荘厳なミサとエスコラニアと呼ばれる少年合唱団の聖歌もぜひ体験したい。
荘厳な本堂で聴く少年合唱団の歌は格別
黒いマリア像が右手に持つ天球に触れると願いが叶うといわれている
大聖堂に安置されている黒いマリアへ通じる入口は、大聖堂内の中庭の右手にある。一人一人がお祈りをじっくりと行なうため、長い行列ができ、1時間以上待つことも多い。入場時間は大聖堂と同じ。
少年合唱団
4世紀から続く少年合唱団「エスコラニア」はもうひとつの目玉。月〜木曜は13時〜・18時45分〜、金曜は13時〜、日曜と祝日は12時〜・18時45分〜本堂で聴くことができる。休暇で開かれないことも多いので、事前にホームページで訪問日のスケジュールをチェックしておきたい。
URL www.escolania.cat
黒いマリア像が発見された洞窟で、現在は礼拝堂が置かれている。洞窟へ向かう道中にガウディやカダファルク作の15のモニュメントが並ぶ。下りになる行きは徒歩で、帰りは登山鉄道を利用するのがおすすめ。
グエルが従業員の暮らすサンタ・コロマ・ダ・セルベリョの街の教会をガウディに依頼。逆さ吊り模型の実験に10年を費やし2階建ての教会が計画されたが、聖堂のみの完成に終わった。室内空間としては、ガウディの最高傑作と評価する人も多い。
コロニア・グエル駅から続く青い足跡をたどり、まずはインフォメーションへ。そこで入場チケットを買ってから教会へ向かう。街並みも素敵なので、途中の散策も楽しんで。
着工 1898年受注(着工は10年後)
竣工 1914年中断(未完)
教会入口。ガウディらしい曲線から生まれるフォルム
切り出したままのような柱と、花形の丸いステンドグラスが魅力。ガウディ・デザインのイスにも自由に座ることができる
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