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更新日:2020年4月13日
マドリード市街には、王宮や大聖堂などの王家ゆかりのスポットが数多く残る。スペインの歴史に触れる、王都マドリードならではの散策を楽しみたい。
王宮から旧市街にかけては、かつては城壁に囲まれていたマドリード始まりの地。とくに王宮の豪華なインテリアの数々は必見。開放的な広場にも歴史の重みを感じる。
マンサナレス川を見下ろす高台に建つ白亜の宮殿。ブルボン朝の初代国王フェリペ5世の命により1738年に建設が始まり、1764年に完成した、バロック様式と新古典主義が調和した建物。「柱の間」の壁を覆うタペストリーや、赤いビロードが印象的な「玉座の間」などスペイン王家の栄華がうかがえる。
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堂々たるたたずまいの王宮。公式の行事はここで執り行なわれる
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贅の限りを尽くした内装には、目を見張るばかり
王宮では、毎月第1水曜に盛大な衛兵交代式が行なわれている。タイミングが合うならぜひ訪れたい。
アルメリア広場で毎月第1水曜の12時から開催(夏季や悪天候の日、公式行事がある日は開催されない)。第1水曜以外の水曜も皇子の門で、11〜14時の間30分ごとに哨兵の行進を見ることができる。
Relevo de la Guardia Real en el Palacio Real de Madrid, by Contando Estrelas, CC BY-SA
1.マーチングバンドとともに衛兵が登場。じっと交代を待つ
2.銃を軽々と担ぎながら歩兵隊が行進してくる
3.続いて騎馬隊が登場。1時間ほどで儀式は終了する
集合住宅に囲まれた広場として1619年に建設され、3度の火災を経て1853年に現在の姿に。南北94m、東西122mの広場では、王室の儀式や闘牛も行なわれた。
広場中央にはフェリペ3世の騎馬像が立っている
緑の美しい庭園がある広場。ベラスケスの作品に大きな影響を与えたといわれるフェリペ4世の騎馬像ほか、スペイン王国時代の歴代国王の像などが飾られている。
広場中央に建つフェリペ4世騎馬像
マドリード自治政府庁の建物が面するプエルタ・デル・ソル。「太陽の門」という意味のこの広場は、地方へ延びる街道の始発点であり、スペイン交通の起点でもある。周辺にはマドリードで最も古い街並みが残る。
マドリードの街並みを整備したカルロス3世の騎馬像がある
全国へ延びる街道の起点であることを示す標識
王家が寄進した美術品など、貴重な品に出会える。もちろん建築としての美しさも魅力。
1883年に着工し、内戦などの影響で1993年に完成した。ファサードには、カテドラル正面に建つ王宮に合わせた新古典主義様式の装飾が施されている。
2004年にはフェリペ皇太子の結婚式が執り行なわれた
フェリペ3世の妃、マルガリータ・デ・アウストリアの命で1611年に建てられた修道院。絵画など豪華な美術品が博物館に飾られている。
王家の肖像画や典礼用具の数々は必見
中心部からすぐのところにある、広大な緑のスペースは、街歩きや美術鑑賞の合間の気分転換にぴったり。
16世紀にフェリペ2世の狩猟場として造られたもので、174haという広大な敷地を有する都市公園。園内には遊園地や、動物園、野外劇場などがある。
広大な緑地は市民の憩いの場
250年以上も前に造られた由緒ある植物園。1781年にカルロス3世によって現在地に移設された。入口はプラド美術館のムリーリョ門のすぐ正面にある。
夏は木陰が涼しく、冬は日差しが暖か
もとはフェリペ2世の離宮庭園だった、マドリード市民の憩いの公園。120万㎡もの広大な敷地内には、「水晶宮」や「ベラスケスの館」などがある。
ロンドン万博のクリスタル・パレスを模したという「水晶宮」
緑豊かな光景に疲れも癒される。
マドリードの鉄鋼建築の代表作とされるベラスケス宮殿
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