【パリ】ヴィンテージショップ&古着屋めぐり!
今回紹介したいのは、観光名所を回る旅行とはまた一味違うパリめぐり。パリにはたくさんのヴィンテージショップが存在します。人と同じなんてつまらないと、オリジナルであることを重要視するパリジャンたちの多くは...
更新日:2020年4月13日
川面に映る姿も美しい、世界遺産の古城たち。
風景美のなかに建つ歴史ある古城 ロワール地方
フランス西部に流れるロワール川は、全長約1020㎞のフランス最長の川。その流域に、100近くにものぼる大小の古城が残っている。これらの城は、15世紀以前に築かれた防衛目的の城と、16世紀以降に王族がその権力の象徴として築いた優美な城に二分される。ここで紹介するのは後者で、当時の一流の技術を集結させた城はどれも個性的で美しく、見ごたえがある。それぞれの城がもつ歴史的な背景や、住んでいた人物などを事前に調べてでかけたい。
パリから約240㎞
トゥールまで電車で約1時間10分
ロワール地方は交通の便が悪いので、古城めぐりはレンタカーか、パリからのバスツアーが便利。列車を利用してまわるなら、Tours トゥールやBlois ブロワなどの都市が基点となる。
●トゥールへのアクセス
パリのMontparnasse モンパルナス駅からTGVでTours トゥール駅まで約1時間10分。駅前から発車するバスの運行時間は駅前広場にあるバス会社のオフィスで確認しよう。
●ブロワへのアクセス
パリのAusterlitz オーステルリッツ駅からTours トゥール行きかBordeaux ボルドー行きの特急で約1時間20分。シャンボール城などへのバスが出ている。ブロワからトゥールまでは在来線で約40分で到着。
02-47-70-37-37
8:30〜19:00(日曜、祝日10:00〜12:30 14:30〜17:00) 10〜3月9:00〜12:30 13:30〜18:00(日曜、祝日10:00〜13:00)
1/1、12/25休み
朝パリを発ち、2〜3の城を見学して、夕方にはパリへと戻るのがツアーやレンタカーでまわる場合の一般的な行程。電車でまわる場合は行動時間も限られるので時刻表は入念に確認を。多くの古城をめぐる場合は宿泊が必要。
●オプショナルツアー
パリシティヴィジョン(パリ発) ParisCityVision
01-44-55-61-00
1日コース 夏季€159〜(入場料込み) 冬季€185〜(入場料、昼食代込み) 2日コース 夏季のみ€425入場料、宿泊費込み)
www.pariscityvision.com
ACCO-DISPO(トゥール発)
06-82-00-64-51
半日コース€23、1日コース€54、午後コース€36
www.accodispo-tours.com
広大な敷地にたたずむ
フランソワ1世が狩猟用の邸宅として建造を命じた城。約140年かけてルイ14世の時代に完成を迎えた。レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したとされる城内中央の巨大な二重らせん階段が最大の見どころで、上る人と下りる人がすれ違わずに行き来できる仕組みになっている。
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シャンボール城はロワール渓谷の古城のなかでも最大規模。世界遺産に渓谷全体が登録される以前は単独で登録されていた
人気の高い華やかな城
13〜17世紀に10世代の王族が暮らし、ゴシック、ルネサンス、古典様式など各時代の異なった建築様式が混在。アンリ3世の居室や礼拝堂など、見どころが多い。
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趣の異なる4つの館が中庭を囲むように並んでいる。ジャンヌ・ダルクがランスの大司教から祝福を受けた場所としても有名
均整のとれた美しい城
狩猟の中心地として知られるソローニュの森のはずれに建つ優美な城。17世紀に建てられ、現在も城主一家が住む。1・2階のみ公開。
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1階の大広間には、ラファエロ工房作の肖像画なども展示されている
6世紀からの歴史がある城
503年に西ゴート族のアラリック王とフランク王国のクローヴィス王が接見するなど、古い歴史をもつ。16世紀には宗教戦争の舞台にもなった。
古代の要塞を、15世紀末にシャルル8世がルネサンスの粋を集めた華麗な城に改築した
愛憎劇の舞台になった城
アンリ2世の愛人であったディアーヌ・ド・ポワチエをはじめ、代々女性の城主が続き、「6人の奥方の館」とも呼ばれる。河畔に建つ美しいたたずまいは白鳥に例えられる優美さ。18世紀にはルソーやヴォルテール、モンテスキューなど啓蒙思想家が招待され集まった。
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城内の礼拝堂には美しいステンドグラスが施されている。また聖母マリアのレリーフが描かれた16世紀の扉は必見
名庭園を目当てに訪れる
中世の要塞跡に建てられた16世紀のルネサンス様式の古城で、城内にはスペイン風の装飾が施されている。幾何学模様に配された美しい庭園が有名で、最上段の「水の庭園」、中段の「装飾樹木庭園」、最下段の「装飾菜園」の3つで構成されている。塔やテラスから俯瞰すると、庭園の造形がよくわかる。
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城そのものよりも庭園を見るために訪れる観光客のほうが多いといわれる
城内はスペイン風の装飾が施されている
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