南フランス【コートダジュール】のどかな街さんぽ
世界中から観光客が集まる、いわずと知れたバカンスの目的地・コートダジュール。南フランスでの休暇中に少しだけ、大都市の喧騒から離れてローカルな南フランスの暮らしに触れてみませんか?ここでは、ニース、カン...
更新日:2020年4月13日
1309年に教皇庁がこの地へと移転し、一時は「第2のローマ」と呼ばれるほど繁栄した街。1377年、教皇はローマに戻ったが、現在も教皇庁の威容はそのまま。街並みも中世の面影を残し、世界遺産に登録されている。教皇庁や美術館など見どころは数多い。
パリのGare de Lyon リヨン駅からTGVでAvignonアヴィニョン駅まで約2時間40分。アヴィニョン駅から市街までバスで約15分。日に4本ほど、SNCF(国鉄)Avignon Centre アヴィニョン中央駅まで直通のTGVもある(所要時間3時間40分)。マルセイユのSt-Charles サン・シャルル駅からは、TGVで約35分。
41 Cours Jean Jaurès
04-32-74-32-74
4〜6・8〜10月9:00〜18:00 (日曜、祝日10:00〜17:00)、7月9:00〜19:00、11〜3月9:00〜18:00(土曜は〜17:00 日曜、祝日10:00〜12:00)
1/1、12/25
www.ot-avignon.fr
START●アヴィニョン中央駅
↓ 徒歩15分
教皇庁宮殿 (見学時間●1時間)
教皇庁が置かれた当時の威容が感じられる宮殿へ。教皇の寝室にわずかに残るフレスコ画に往時へと思いを馳せよう
↓ 徒歩5分
サン・ベネゼ橋 (見学時間●30分)
童謡にも登場する有名な橋。水面に映るアーチも美しい。
↓ 徒歩3分
プチ・パレ美術館 (見学時間●1時間)
展示作品はもちろん、部屋の装飾にも注目したい
↓ 徒歩17分
GOAL●アヴィニョン中央駅
中世の面影がたっぷり残る歴史的な街を散策するのも楽しみのひとつ
観光名所を10か所まわるプチ・トラン。日本語のオーディオガイドもあり、気軽に楽しめる。
04-90-86-36-75
10:00〜19:00(7・8月は〜20:00) 11/1〜3/14の水・土曜14:00〜18:00
11/1〜3/14の月・火・木・金・日曜
不可
教皇庁宮殿前
€8
10:00(冬季14:00)から30分間隔
約40分
美術館や観光名所で使用できる割引クーポン。最初の施設は通常料金だが、2か所目からは割引に。15日間有効で、家族なら1枚で5人まで有効。観光局で声をかければ無料でもらえる。
要塞の雰囲気を持つ大宮殿
14世紀に教皇が暮らした宮殿。質素だったベネディクト12世の旧宮殿に対し、クレメンス6世は豪華な新宮殿を増築。その装飾も革命時にほとんど失われたが、礼拝堂や鹿の間に残るフレスコ画などは素晴らしい。日本語のオーディオガイドに耳を傾け、当時の名残を探してみたい。
サン・マルシャル礼拝堂の天井にはマテオ・ジョヴァネッティの作品が残っている
ロマネスク様式のノートル・ダム・デ・ドン大聖堂。鐘楼の上に黄金のマリア像が輝く
枢機卿会議の間
シモーネ・マルティーニのフレスコ画が見どころ
グラン・ティネル
宴が開かれた場所。教皇の戴冠式などに使われた
サン・マルシャル礼拝堂
修復された天井のフレスコ画が見事
大礼拝堂
長さ52m、幅15m、高さ20mの身廊
鹿の間
教皇の執務室や書斎として使われた。釣りや狩猟をテーマにしたフレスコ画で飾られている
教皇の間
青いフレスコ画の壁とモザイクの床がカラフル
童謡で有名な街のシンボル
12世紀にローヌ川に初めて架けられた橋で、童謡「アヴィニョンの橋の上で」に登場する橋としても有名。途中には、巨石を投じて礎を築いたという伝説をもつ羊飼いベネゼを祀る礼拝堂が建つ。昔は対岸まで続いていたが、現在は4つのアーチのみが残る。
橋の上には船頭の守護聖人を祀る礼拝堂が
戦争や川の氾濫で何度も被害を受け、17世紀以降は現在のような形に
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