南フランス【コートダジュール】のどかな街さんぽ
世界中から観光客が集まる、いわずと知れたバカンスの目的地・コートダジュール。南フランスでの休暇中に少しだけ、大都市の喧騒から離れてローカルな南フランスの暮らしに触れてみませんか?ここでは、ニース、カン...
更新日:2020年4月13日
ローマ帝国時代から商業都市として栄え、古代劇場や円形闘技場など世界遺産の史跡を残す。また、異国情緒に満ちた街はゴッホら多くの芸術家を魅了し、数々の名作を世に送り出した。
パリのGare de Lyon リヨン駅からTGVで、Avignon アヴィニョン駅まで約2時間40分。急行でArles アルル駅まで20分。アルル行きバスは約45分。ほか、Marseille マルセイユからの急行で50分。
Bd. des Lices
04-90-18-41-20
9:00〜17:45(冬季は時期により終了時間変動、最も早くて〜16:45) 日曜は通年10:00〜13:00
1/1、12/25
www.arlestourisme.com
START●アルル駅
↓ 徒歩15分
円形闘技場 (見学時間●1時間)
闘技場が一望できるのは客席上段から。上から眺めたい
↓ 徒歩5分
サン・トロフィーム教会 (見学時間●30分)
ロマネスク様式の教会。回廊の柱には旧約聖書のさまざまな場面が刻まれているので必見
↓ タクシー10分
アルルの跳ね橋 (見学時間●30分)
街の中心から離れているので、タクシーがおすすめ。帰りも同じくタクシーを利用しよう
↓ タクシー15分
GOAL●アルル駅
ゴッホが題材にした場所には、作品の写真と解説が入ったパネルが立つ
中心部から3㎞ほど離れた場所にある跳ね橋。絵をもとに復元されたもので、実際にゴッホが描いた橋はすでに現存しない
ゴッホはアルル滞在中、みずから耳を切り落とし入院するなど失意の日々を過ごしたが、多くの傑作も輩出。跳ね橋やアリスカンなど、彼がイーゼルを立てた場所は名所になっている。
ローマ時代から存在する墓地、アリスカン。ゴッホと共同生活をしていたゴーギャンもこの場所を描いている
ゴッホが入院していた療養所、エスパス・ヴァン・ゴッホ。ゴッホの絵をもとに、中庭が復元されている
『夜のカフェテラス』のモデルとなったカフェ「ル・カフェ・ラ・ニュイ・ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」は現在も営業中
今も現役の古代アレーナ
建造は1〜2世紀頃。イタリア以外のローマ闘技場のなかでは、最大規模。5世紀初頭に闘技が廃止され、その後は要塞の姿になった。外壁に残る「サラセンの塔」は8世紀にアラブ人により増築されたもの。
周囲は60のアーチが連なり回廊を形成
緻密なレリーフに注目
荒廃した教会が改築され、聖トロフィームが祀られたのは12世紀末。中世には聖地巡礼の通過地として賑わった。正面のポルタイユ(装飾彫刻のある門)の最後の審判のレリーフなど美しい装飾が残る。
中庭を囲む回廊の装飾も見どころ
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