南フランス旅行に行こう! 〜 コート・ダジュール編
パリ、モン・サン・ミッシェルと共にフランス旅行の目的地として人気の南フランス。一口に「南フランス」と言っても、西は大西洋、東はイタリアに接しており、各地方によってその特色はかなり異なります。けれども日...
更新日:2020年4月13日
国際空港を擁するコート・ダジュールの玄関口。19世紀から避暑地として賑わい、今もその華やかさは変わらない。リゾート気分を味わうなら海辺の遊歩道、プロムナード・デザングレへ。一方、サレヤ広場周辺は旧市街が広がり、ニースの日常が味わえる。
パリからのアクセス
【飛行機】シャルル・ド・ゴール空港、オルリー空港からニース・コート・ダジュール国際空港まで1時間20〜30分。
【鉄道】パリのGare de Lyon リヨン駅からNice Ville ニース・ヴィル駅へTGVで約5時間40分。直通便の本数は1日10本前後。マルセイユなどで乗り換える方法もある。
観光案内所
5 Promenade des Anglais、08-92-707-407、9:00〜19:00(10〜5月は〜18:00、冬季の日曜、1/1、5/1、12/25
www.nicetourisme.com
START ニース・ヴィル駅
→徒歩15分
プロムナード・デザングレ (見学時間:30分)
海沿いの整備された道を歩けば、南仏の風を感じられるはず
→徒歩10分
旧市街 (見学時間:2時間)
おみやげを探したり、地元の人に交じって気取らない旧市街の食堂でランチを食べたり
→徒歩10分
城跡公園 (見学時間:30分)
ニース市街を一望して、街並みと海の色の美しさを堪能したい
→バス15分
シャガール美術館 (見学時間:1時間)
シャガールによるステンドグラスはここでしか見られない
→徒歩10分
GOAL ニース・ヴィル駅
街で長い距離を移動する場合はバスかトラムを。バスの時刻表は観光案内所でもらえる。トラムは1回€1.50で、回数券や1日パスも販売している。
まぶしい陽光と温暖な気候。自然の恩恵にあやかるべく、人々は集う
海の青に映える淡いピンクの街並みがかわいい。路地散歩がおすすめ
海沿いを約3.5㎞続く通りは、遊歩道になっていてジョギングやインラインスケート、散歩などを楽しむ人で賑わう。夏になると、ビーチには多くのカフェやレストランなどが建ち並ぶ。海を眺めながらゆっくり過ごしたい。
通り沿いには景観を邪魔しないために、青いイスが置かれている
1820年に在留イギリス人たちの手によって造られたため、「イギリス人の散歩道」という意味の名がつけられた
迷路のような路地にカラフルな家が建ち並ぶノスタルジックなエリア。
パステルカラーの街並みがかわいらしい
プロムナード・デザングレからも見える丘。頂上にはニースを360度楽しめる展望台や城跡が残るほか、芝生広場や遊具などもある公園になっている。丘の上には徒歩で行けるほか、エレベーター(無料)も。
展望台からは、美しい海岸線と橙色の屋根が連なる街並みが一望できる
ニースの東側にある山で、城跡公園よりも高い位置から街を望むことができる。とくに、豪華客船やヨットが行き交うニース港はいつまで見ていても飽きない。
巨大な船が行き交う様子はダイナミックで面白い
市内から歩いて行くと1時間強かかる。ハイキング気分ででかけたい
ニース港の東にある小さなビーチで地元の人で賑わっている。岩場になっているので、足元には気をつけたい。
シュノーケリングをする人の姿も
マティスやシャガールなど、多くの画家たちに愛されてきたニースには、魅力的な美術館がいっぱい。
正式には「マルク・シャガール聖書の教え国立美術館」といい、聖書の物語をテーマにした作品を展示。圧巻は旧約聖書をモチーフにした12点の連作『聖書のメッセージ』や、赤や青を基調とした作品群。天地創造を表現したステンドグラスも必見だ。
シャガールの多彩な色使いを堪能できる
コンサートホールのステンドグラス
ニースで没した画家マティスの作品約300点を所蔵。絵画やデッサン、彫刻など作品は多岐にわたり、マティス自身が寄贈した装飾品や家具なども公開。
オリーブの木に囲まれた赤い邸宅
1960年代から現代にいたる、モダンアートやポップアートなど400点以上の作品を展示。ニースで生まれ育った画家イヴ・クラインや、アメリカン・ポップ・アーティストの巨匠アンディ・ウォーホルなどの常設展も併設する。
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