南フランス旅行に行こう! 〜 コート・ダジュール編
パリ、モン・サン・ミッシェルと共にフランス旅行の目的地として人気の南フランス。一口に「南フランス」と言っても、西は大西洋、東はイタリアに接しており、各地方によってその特色はかなり異なります。けれども日...
更新日:2020年4月13日
美しい海岸線が続くリゾート、コート・ダジュールと、自然に恵まれ多くの画家が描いたプロヴァンス。きらめく太陽と最高の休日が待つ南仏へ出かけよう。
パリから南仏へ
コート・ダジュールでの交通の基点・ニースへは、パリから空路で約1時間30分、TGVでは約5時間40分。パリからニースまでは約930km。プロヴァンスへはアヴィニョンなど主要都市へのTGVを利用するか、空路でマルセイユへ向かう方法がある。
南仏の天候
穏やかな地中海性気候で、年間を通じて温暖。降水量は少なく、湿度も低いのでとても過ごしやすい。まさに、バカンスを求める人にぴったりな気候だ。季節の変わり目や冬季にはミストラルと呼ばれる季節風が吹きすさび、気温が急に下がることもあるのでご注意を。
“紺碧の海岸”を意味する地名で、地中海に面した一大リゾート地。王侯貴族の保養地として発展し、陽光にひかれ、多くの芸術家も海岸線に集まった。
降り注ぐ太陽のもとでの散歩やジョギング、海辺での日光浴を楽しむ人々で賑わうリゾート地。国際空港があり、南仏移動の基点にもなる。
真っ青なビーチにはもちろん、かわいい街並みにも癒される
【ココが見どころ!】プロムナード・デザングレ
華やかな海沿いの遊歩道。ニースに来たらまずはここを歩きたい。
パステルカラーの家々が並ぶ旧市街周辺は、散策に最適
中世に異教徒からの攻撃を防ぐため、岩山や丘の上につくられた“鷲の巣村”。船の形をした岩山を覆うように築かれた城郭の美しさに多くのアーティストが訪れた。
エズ (Eze)
サン・ポール・ド・ヴァンス (St-Paul de Vence)
フランスに隣接する小さな独立国家。面積は1.95㎢程度。カジノや高級ホテルが並び、その華やかな雰囲気に、魅了される世界のセレブも多い。
F1のレースも開催されるモナコ市街
【ココが見どころ!】大公宮殿
モナコ大公が暮らす豪華な宮殿。美しい調度品が並ぶ内部も必見。
Monaco, by G0DeX, CC BY
世界新三大夜景に選ばれた夜景も必見!
温暖な気候で、山地や盆地、湿地帯に海岸線と地形の変化に富んだ、自然が美しい地域。ゴッホやセザンヌなど芸術の巨匠の足跡も多く残る。
古代から水の都と呼ばれる、泉と噴水の多い街。近代絵画の父セザンヌの出生地であり、人生最後の5年間を過ごしたアトリエが残る。
街路樹の木漏れ日と噴水が爽やかな大通り
【ココが見どころ!】セザンヌのアトリエ
セザンヌの世界に存分に浸れる、ファン必訪の静かなアトリエ。
マルシェにはカラフルな野菜や花がいっぱい
紀元前からローマ帝国の商業地として栄えた街で、遺跡やロマネスク様式の建造物が世界遺産に登録されている。ゴッホが滞在した街としても有名。
2000年以上の時を超えた、堂々たるローマ時代の史跡
【ココが見どころ!】円形闘技場
ローマ帝政期のシンボル。かつてはここで剣闘士たちが闘った。
ゴッホの絵のモデルになった場所も多い
マルセイユが都市として栄え始めたのは紀元前600年頃。マッサリア(塩を造る人々の集落)と呼ばれ、地中海の商業都市としていち早く繁栄していた。
海で獲れる魚介を使ったブイヤベースも有名
【ココが見どころ!】イフ城
マルセイユ沖合いのイフ島にたたずむ城。小説の舞台にもなった。
昔ながらの港町。人々とのふれあいも楽しみたい
14世紀にローマ教皇庁が置かれ、栄華を極めた都市。大司教館や教皇庁宮殿など、中世の面影が残る街並みが世界遺産に登録されている。
城壁に囲まれた街は、中世に迷い込んだかのような雰囲気
【ココが見どころ!】教皇庁宮殿
かつて教皇が暮らしていた宮殿。内部には壮麗な礼拝堂も残る。
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